月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

星の花のはなし

2013年05月16日 22時16分18秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

玄関先に星のかたちのお花が咲きました

大宇宙の営みが、ここに再現されているようです

 

花びらの先をつなぐと、五芒星になります

子どもの頃、一筆書で五芒星を書く練習をしたことを思い出しました

お星さまを紙いっぱいに敷き詰めて…

宇宙を描いていたのかな…?


苦海還来

2013年05月16日 21時11分28秒 | 仏々相念(住職日記)

ぬくもりに・・・

 

常例法座を勤めさせていただきました。

最近はお参り0とか1人とか少々寂しいご縁となっていましたが、

今日は、我らがアネサン筆頭に坊守の坊守仲間がお参りくださり賑やかなひと時をいただいたことです。

ありがとうございました。

 

いつも参って下さる総代さんは朗らかです。

この度お迎えになられた新しい門徒式章。

幅広で派手なのを・・・っていうご依頼でしたので先日買って帰りました。

本当に嬉しそう・・・

「いつもは少数で張り合いがないが今日はいいな~、ガハガハガハ・・・」

「本当にそうですね、ガハガハハ・・・」ってご一緒させていただきました。

 

そんなこんなで穏やかなひと時をいただきました。

 

今日の愛媛新聞の読者投稿で宇和島の方が「死後の世界」って題で掲載されていました。

・・・もし、そういう世界があり神仏がいるのであればなぜに苦しんでいる私のところに姿をみせないのか・・・

・・・父母をみることもない・・・

・・・こういう状況証拠よりこんな世界はないのだ・・・

 

63歳の男性でしたが30年程前に父を亡くされ、

墓参りをすれども声すら聞こえず寂しい思いをされたのだそうだ。

その間には母も亡くされたが父のとき同様、何も起こらない。

辛く寂しい年月が流れたのでしょう。

何ら変わらない現実の中で悩まれたのかもしれません。

 

こんな風に思われている方って多いんだろうと思います。

神や仏なんてあるかよ・・・

死んだら終わりよ・・・

 

その人その人の人生です。

コイツがとやかく言うことでもないし言えるほどのモンでもありません。

でも、コイツにおいては阿弥陀さまを依り処とできる人生になってよかったって素直に思えます。

このおはたらきに出遇わなかったらどんな人生になっていたか分かりません。

 

(夕方のお内陣)今一、夕映え輝く様子が撮れてなくて残念。

 

優しく立ち向かい下さるおはたらき。

優しく微笑まれながらも目に涙を浮かべつつそっとそばにいてくださる。

つらいね・・・

しんどいね・・・

悲しいね・・・

そして、うれしいね・・・

いつでもどこでもず~っと一緒にいてくださる。

例えこの眼に映ることがなくとも合わさん手を合わせてくださる。

この手の上に優しく重ねわせてくれこの手の温もりとなる。

だから、今日一日を生き抜くことができるコイツ。

 

仏さまってそんなおはたらきなんでしょう・・・

 

「みほとけはおはします」

心の師がキャンパスの掲示板でみた言葉。

嬉しくて涙が溢れたという。

コイツもその言葉をつぶやくといつもジワ~って涙が溢れます。

願生ろう・・・って立ち上がれます。

 

本堂のホワイトボードにはまだ去年の報恩講の恩師の文字が消せずに残っています。

坊守の法話を聞かせていただきつつ懐かしく優しい文字を見ていました。

やっぱ、いいよな~・・・

 

願生ろう!