お腹にいるですか・・・
途中からですが何気に見てしまったサザエさん。
やっぱり面白いですよね。
波平のヤラカシ具合を見てはコイツに重なります。
幼きカツオにサッカーを教える筈が天気予測に・・・
ボールを蹴らずに空振りしては靴だけが空しく飛んでいきます。
球技って感じでもないよな~・・・
その後が・・・
空振りのこと言わずに飛んだ靴のところに行って、
「表を向いているから晴れだ!」ってことを言っている。
この親父は・・・ってブツブツ言うコイツ。
タラちゃんは、カツオから「お腹には悪魔が住んでいること」を聞くのです。
「悪魔ですか・・・」
「そうなんだよ、悪魔だよ」
タラちゃんがオネショをしてしまう。
サザエさんがシーツを干します。
そこに友だちのりかちゃん登場。
「お庭に入ったらいけませんよ」ってタラちゃん。
そこ言っちゃうってズッコケながらもタラちゃんの純真さに好感を持つコイツ。
それを聞いてりかちゃん勝手に庭へ・・・
まんまとオネショに気付くのです。
「僕じゃないですよ、タマですよ・・・」
「タラちゃんにも悪魔がいたのね~」
「・・・」
「りかちゃんに知られたくないからタマのせいにしたんでしょ・・・」
「気付かなかったです・・・」
なかなか深い話でした。
恥かくのも嫌、
笑われるのも嫌、
体裁を考えてばかり・・・
その度にもう一人の自分が囁いてくるのです。
「うまいこと言っちゃえよ・・・」
タラちゃんじゃないですけどどこまでも自分を良く見せていたいというのは人間の有様なんですね。
今日の愛媛新聞、ヤング落書き帳より
「自分の好きなところ」という詩を16歳の女の子が書いていました。
・・・
一人の自分なのに心の中には何人もの自分がいる
・・・
自分の好きなところ見つけたらそれが本当の自分じゃないかな
私は笑っている自分が好き
自分の好きなところ・・・
って言われて答えに詰まるコイツがいます。
笑っている自分は愛想笑い。
泣いている自分は「コイツ可愛い」の涙。
優しさも自分を良く見せようの偽りの優しさ。
今日の晩御飯のときでも「どうしてそう聞くかな~」って息子に言われる。
「だってそう聞いてこう思わんのか!」っていう始末。
ヨコシマに生きているわけではないのですが・・・
かなり前のある研修で本山に上がっている時の講義でのこと、
皆で部屋中ぐるぐる回りながら手当たり次第に自己紹介してくださいっていう実習。
まず第一に自分の長所とかを話しましょう・・・
こんなの大嫌いです、コイツ。
こんなことしに来たわけではないって思いつつも一応するコイツ。
自分の長所なんて分かる訳もなく思いっきり自分の短所をぶちまけるコイツ。
「思いっきり短気です、コイツ!」って。
「それって短所でしょ?」って言われるも気にすることもなく「長所です!」
素直に聞けと言われても聞けないのです、コイツ。
それって腹の中の悪魔の所為・・・
いやいや、好きじゃないけど本当の自分。