偶には・・・
以前はよく妹が出て来ていました。
それが最近は出なくなりまして・・・
「安心したんでしょうかね~」
亡き人が亡霊となり出てくるという。
あまりにも最近姿を見せないので「偶には姿を見せなさいよ」って言うんです。
その方が感じ仰ることですからコイツには言うことはありません。
「そうですか・・・」
この季節、よくある話です。
涼しくなって嫌いじゃないです、コイツ。
でも、よくよく思うのに霊だの幽霊だのってなると信じるけど
仏さまのことになると信じることもなく突っかかります。
なんででしょうね、寂しいかぎりです。
霊だの幽霊だのとなると自分に重なり考え易いのでしょう。
自らの心の有様・・・
見つめたくない心の有様・・・
チラチラと見え隠れするホンマの有様・・・
そのホンマが見えるとなるほど霊だの幽霊だのって頷ける。
恐ろしきホンマの有様。
そんな自分だから他の人も・・・
そう・・・自分の姿でした。
阿弥陀ほとけは、「必ず救うまかせよ」とず~っとおはたらき。
必ず救うと仰るのですから・・・
力もないコイツが「救う」と言うのではありません、
阿弥陀ほとけが仰るのです。
迷いの姿になりたくてもなることができないコイツ。
考えもつきませんが・・・
救われようもないコイツが救われるのだから不思議なのです。
間違いなく救われるコイツ。
その方の妹さんも・・・