どこに行ってたの・・・
朝、何気に点けたテレビでは大型プールでの迷子特集をしていました。
いろいろな姿があります。
悲しさいっぱいで泣く子ども。
一生懸命耐える子ども。
いろいろ・・・
そんな中の一人の様子。
ご両親は2時間程探しているという。
焦っています・・・
そんなこんなで見つかるのです。
当の本人、
「ウォータースライダーのところにいた・・・」って神妙な顔つき。
マズイな~、叱られるんだろうな~って感じているのが手に取るように分かります。
見つかったことを聞き安心しつつも駆け足で救護室に向かいます。
「もう何してたのよ!」って叩かれました。
案じて下さるはたらきは有難いものです。
本人は楽しんでいたのです・・・
「お~、ウォータースライダーおもしれ~」って感じだったのでしょう。
親が捜していることも心配していることも気付かずに楽しんでいたのです。
まだその時は寂しさも不安もありません。
でも自然に気付いてくる・・・
「あれ、父ちゃんや母ちゃんがいないぞ・・・」
そう思うとウォータースライダーどころではありません、捜すでしょう。
「父ちゃ~ん、母ちゃ~ん」って。
辛いけど悲しいけど何とか捜せるかと試みる。
歯を食いしばり捜していく。
万策尽きた・・・
もう手立てがないと気付く時大声あげて泣くのです。
どうしようって泣くのです。
泣くだろうその声が分かる親は捜していました、ず~っと・・・
迷子の子どもたちは親を待ちます。
「きっと来てくれる」って待っています。
だから、会えた時の安心の姿っていいものです。
「よかった~」って思うのでしょうか・・・
駆け寄って抱っこしてもらってただ安心して泣いています。
今日もそんなことを思いつつご縁に会わせていただきました。
迷い子のコイツ・・・
目先のことばかりで迷っていることすら気付かずにいます。
儘ならん今をそのことすら考えず・・・
あれがどうのこれがどうの、ウダウダグダグダ・・・
真実の親である阿弥陀さまはず~っと一緒にいてくださっていました。
ウロウロになって迷子を捜すじゃない、
すべてを知り抜いてもうすでに御立ち向かい。
コイツが気付こうが気付かまいが、ず~っと一緒に・・・
立ち向かい下さるそのお姿に、
ギュ~ッと抱きしめてくださる温もりに、
コイツは御育てをいただいてたのですね。
泣けてきます、コイツ。
有難い・・・