月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

声之布施

2013年08月31日 19時57分26秒 | 仏々相念(住職日記)

コイツは・・・

 

何気に声を掛けてくださる方がいます。

コイツみたいなものでも・・・

 

ある村の総代さんはコイツの隣が指定席。

「お~!良くなった?大変やったですね。」

「そうぞ、あんたを呼ばんといけんようになりよったぞ。」

元気な元気なお爺ちゃん。

でも寄る年波・・・

いろんな病が出るようです。

 

「オジサン、年相応になりよったらいけんよ。いつまでも万年青年でおってもらわないと・・・」

って気合いを入れると、

「そうよ・・・」

いつもそんなことを言っては一緒に笑える良き関係です。

 

ある村から大阪に出られている姉妹。

この方たちも会う度に優しく声を掛けて下さいます。

出会ってほんの数回です・・・

なのに、こんなコイツに親しく接して下さるのですから、

有難いことです。

 

深き悲しみに出会いつつも寄り添うことの大切さを教えて下さるようなご家族。

だからいつも涙される方を優しく支えておられます、さりげなくそっと・・・

その優しさはコイツにも施されます。

 

今月もいろんな方に出会わせていただきました。

嬉しかったご縁、

悲しかったご縁、

腹の立つご縁、

楽しかったご縁・・・

多くの方々の御育てをいただいたことです。

 

どの方もどの方も有難いことです。

これからもご指導下さいますようにお願い申し上げます。

 

八月も終了です。

如何でしたか、八月・・・

 

身構えていた盆月も何とか乗り切れました。

 

例年以上に暑さ厳しき月でしたが

来月もまだ続くのでしょうね。

気を付けて下さい。

 

皆さんに支えられ願生ります。