月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

昨日今日

2013年08月30日 22時15分26秒 | 仏々相念(住職日記)

むきになって・・・

 

「住職、簡単に・・・」

そう言われ苛立つコイツがいました。

聞き流せばいいことかもしれないのに昨日の今日、

簡単に・・・

冗談じゃない、ふざけんなって腹の中煮えくり返る。

 

座るのが耐えられない・・・て言われていてもお斎の席にはいつまでもお座りになる。

 

言わなくてもいいようなことを言っていたのでは・・・

折角の法話のひと時をいただきつつも申し訳ないことです。

 

簡単でいいって言われどんなお勤めをすればいいのか・・・

それこそバラバラ早くお勤めを終え、それではって失礼すればいいのか・・・

 

昨日の今日です。

一期一会のご縁をそんなことで終えては申し訳がないことです。

 

昨日の今日だから言うんじゃなく、

これだけは坊守といつも言っていることです。

「大切に勤めさせてもらおうな」って・・・

 

どのように思われようとも

「これだけは貫いていこうな」って・・・

 

偉そうな若輩者の法話を聞きつつ何を思われただろう・・・

コイツの姿勢が問題で阿弥陀さまに背中を向けられるようでは申し訳がありません。

 

でもやっぱり大切にしてほしいです。

お勤めは長い食前のことばではないのですから・・・


猫のお散歩のはなし

2013年08月30日 17時01分54秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

『ぼくのねこ みなかった?』

 

エリック=カール・さく

おおつき みずえ・やく

偕成社

 

男の子がいなくなった猫をさがしに行くおはなしです

 

とても大事にしていたのでしょう・・・

外国にまでさがしに行き、出会った人たちが「ねこをみたよ」と教えてくれるのですが・・・

「これはぼくのねこじゃないよ」ばかりでなかなかみつからない

 

という、わくわくするストーリーです

 

エリック=カールさんの絵本はお話の展開と、なによりもきれいな色に魅かれますね

 

ところで、今日、猫のお散歩のシーンを見ました

リードにつながれたふくよかな猫ちゃんが、飼い主さんに引かれていました

猫といえば、自由奔放!気ままに行動するイメージがありましたが、こういうケースもあるんですね~

時折、飼い主さんが猫ちゃんを抱き上げていらっしゃいました

この猫ちゃん、絵本の猫のようにいなくなることはないでしょうけど・・・

 

するりと外国まで旅をしたくなることだってあるかもしれませんね