月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

フランスのパン

2013年08月30日 07時05分36秒 | ビケパン


昨夜焼いたフランスパン。

バケットって言います。


シンプルなパンだけにパン本来の美味しさを求められます。

しっかり膨れるとクープ(切れ目)がしっかり開きます。

何度も練習して段々らしくなってきた( ´∀`)


引き続き練習したいパンです( ̄~ ̄;)


写真之母

2013年08月29日 20時52分25秒 | 仏々相念(住職日記)

写真を見れて・・・

 

昨日、布教使研修会に参加させていただきました。

出不精のコイツが行くのですから・・・

パネルディスカッションということでその中に恩師の名前が・・・

これは出席でしょう。

 

他の専門分野のパネラーの方々から出てくる「死」を前にした現実。

 

「坊さん」いりませんの連発。

確かにコイツもそう思わないではありません。

出される言葉に頷くこともあれば「ん~・・・」って首を傾げることも・・・

でも、そう突きつけられながら集まった布教使はどう思ったのだろう・・・

ひょっとしたら今日そんなところを話されたかもしれません。

 

連発されるその言葉に苛立つコイツがいたことです。

当たってるだけに腹が立つのでしょう。

 

問われています、坊さんの姿勢。

これでいいのかと自らに問いかけないと・・・

せめてお勤めの間くらいは姿勢を正さなきゃ・・・

背もたれに背中着けてフンズリ返るような姿勢は見たくありません。

コイツみたいに腰が痛いのかもしれませんが、

ちょっとくらい脂汗流してもいいような気がします。

 

坊さんの姿勢って言ってもその姿勢って訳ではないのですがまずそこからでしょう。

御門徒はその後ろ姿を見てくのですから・・・

コイツでもそんな坊さんなら断ると思います。

 

自らを見つめ

心静かに聴聞するとき

阿弥陀如来の本願のいわれが

聞こえてくる

 

大切にしていかなければ

切り捨てられるのは「坊さん」ですよ。

否、もう切り捨ては始まっています。

 

どうぞ今日から・・・

今から自らの歩みを慚愧し、

ご縁を頂いたらこれが最後と「今」を話していきましょう。

もう背中を向けている方々に声張って語りかけていきましょう。

 

坊さんが切り捨てられることは否定しませんが

坊さんの姿勢ひとつでご門徒たちが阿弥陀さまに背中を向けられるようでは申し訳がありません。

こんなに優しいおはたらきなのに・・・

 

恩師の優しいお話も30分程で終了。

あ~、これで終わりなんか・・・

当日泊まればゆっくり話すこともできたかもしれませんが

法務の都合昨日の日程で帰ってきたので話すこともできませんでした。

 

疲れるような現実を突き付けられ崩れそうになりながら

「安心して・・・」って話してくれる恩師の一言にホッとできるコイツがいました。

 

コイツにはこれしかなくこのことお伝えするしかありません。

 

今日、お参りくださった若い青年。

お母さんのお年忌をお勤めされました。

その母を彼は覚えていません。

でも、縁あってその母の温もりに出会われています。

 

本堂に飾られてある一枚の写真。

前住職の継承法要の記念写真・・・

その中に母に抱かれてある幼き自分がいることを伯父に教えてもらったという・・・

「写っていました・・・」

「みんな整列しているのに俺だけ抱かれています。甘えん坊だったんでしょうか・・・」

ポツリポツリ・・・

嬉しそうに語られる。

 

36年前にここで・・・

たしかにここで・・・

間違いなくここで・・・

 

今も一緒ですよ・・・

その優しく温かい手に抱かれてあなたのいのちがある。

だから・・・

安心して生かさせていただきましょう。

辛くとも悲しくとも

一人じゃない人生を・・・

 

大切に大切に・・・