金曜日、まじめにバイオリンを練習するバイオリニストには、必ずあると言っていい、楽器をはさむ首に出来る痣が酷くなり、
(僕はまじめなバイオリニストではなかったので、つい最近までなかったのだが・・)
知り合いの紹介で、良いと言われる皮膚科に行く事にした。
だが先生も、「原因とコンタクトを断てないのでは、治すのも難しいねえ・・」と首をひねる。
とりあえず飲み薬と塗り薬を出してもらい、様子を見る事にする。
夕方、テレビ東京制作のプロデューサー・ディレクターの田淵俊彦氏と、
次作のドキュメンタリーの音楽について、打ち合わせを兼ねて会食。
彼とは20年、20作以上のドキュメンタリー作品でタッグを組んで来た。
テレビ東京開局35周年「ネシアの旅人」、45周年「三蔵法師の謎」は代表的な作品。
僕も一作だけ「バリに生きる」と言う作品で、出演、ナレーション、音楽、スティール撮影をさせてもらった事がある。
だが、今の時代、僕に音楽を頼めるような番組制作状況からはほど遠い、と彼はぼやく。
僕はどんな作品でも、そして少ない予算でも、もの作りに参加したいと思うのだが、なかなかうまく行かないようだ・・
四谷は荒木町の中華料理、黄龍で食事をし、近くのバーで軽く飲む。
その辺りから、体調がおかしくなって来て、寒気がし始める。
早々に引き上げる事にし、外へ出たが、冬の雨の中、寒気はどんどん酷くなり、タクシーを停め帰宅。
部屋に入ってストーブをつけても寒気は治まらず、体温を測ったら38度・・
医者から処方してもらっている風邪薬を飲み、なんとか布団に潜り込む・・
次の日、薬が効いたのか、熱は下がっている・・
まだなんだか身体はしっくりこないが、どうやら大丈夫なようだ、薬を一応飲む。
夕方から、去年演奏させてもらった日体大の演技発表会で、コラボレートさせていただいた4年生の、
卒業謝恩会に呼んでいただいている、少し迷ったが、ギタリストの永島さんと出席する。
だが、これがまずかった・・・
謝恩会が始まり、2時間が経とうか、と言うあたりから、また寒気がして来たのだ・・
申し訳ないけれど、とことわり、会を辞す・・
昨日よりも酷いかもしれない・・やはり電車には乗れそうもなく、タクシーで帰宅。
案の定、今度は39度を超えている・・・
最後の薬を飲み、とにかく寝る・・
途中何度か汗を大量にかき、起きる。
その度に着替え、また寝る・・・
次の日、朝起きたら熱は下がってはいるもののまだ37度台、しかも体中が痛い・・・
夜になり、38度まで熱が上がる・・
嫌な予感がする。
毎年インフルエンザの予防接種は受けているのだが・・
今年は予防が外れている、との噂も聞いている・・・
冬の韓国とかにも行くので、予防のためにタミフルはもらっている。
飲むか・・・
タミフルは発症から48時間以内に飲まないと、効果はほとんどないと言う。
計算してみると48時間過ぎたぐらい・・・飲む!
すると、ものの30分ほどで熱は37度そこそこまで下がる・・
もしかしてタミフルって劇的に効果がある?
さらに1時間後、36度台にまで下がる・・
これは完全にインフルか!
と言う事で本日朝一で病院に・・
熱はもう下がっているし、身体もなんだか楽になって来ている。
昨日までは、熱が下がっていても、何か作業をやる集中力は出なかった・・
でも、一応検査をしてもらわなくっちゃね・・
総合病院だったため、待たされる事2時間、結果、白でした・・
酷い風邪だったみたい・・
ここ10年、こんな酷いのはなかったなあ・・
医者に言われた一言、
「タミフルに解熱効果はありません」