今日は、明日の饗応離宮を含め、3ステージのリハーサル。
饗応離宮は、六本木の国立新美術館、正門前に建つ、高層マンションの一室にある、隠れ家的な場所だ。
ここで月二回、加賀の武家料理を元にした「武士の食卓」を料理研究家である緋宮栞那さんが作り、僕が演奏をする、
食と音楽のコラボレーションをやり始めてもう2年経つ。
曲は、僕のオリジナル曲を演奏するのだが、毎回同じ曲を演奏する訳には行かない、
最近やっていない曲、ライブでは演奏していない曲、など、あれこれ引っ張りだして演奏していると、
なんでライブでやらなかったんだろう、と思える曲が多々あることに気がついた。
レコーディングでは、いろんな楽器を使ったアレンジで演奏されているから、
それをバイオリン、チェロ、ギターという最小編成で演奏することを、なかなか想像できなかったのだろう。
なので、思い切って、ライブで演奏する事を、考えても見なかった曲を、5曲ほど引っ張りだして来てやってみた。
手前味噌だけれど、結構面白いんだよ、これが!
CD、と言う、記録されてしまったものと違い、ライブはまさに生ものだから、
その曲の本当の個性、
そう言った部分がよく見える。
明日は、前にも書いた3rdアルバム「千の砂漠の夢」に入っている「The Tree of Life」
そして、宮崎駿の短編映画「星をかった日」のために作った「そこから」の2曲を。
26日は角川、松竹映画「アルスラーン戦記」のために書いた「征馬孤影」「馬乳酒祭」
そして函館のクリスマスミュージアムをテーマにしたCD、「For Your Happiness 1」から「いか港より」
を、定番の曲に交えて演奏する。
ほとんどは初演、なんだかわくわくする!
ライブで演奏してみると、それぞれの楽曲は、みんな生き物なんだな、と言う事がわかる。
知らない間に成長してたりして・・・
「きみ、こういう曲だったんだ!」と分かったりする。
(僕が成長して、やっと理解できるようになった、と言う説もある・・)
自分の作った、たくさんの曲達は、まさに自分の人生の、ともしび・・・
こんな感じかな・・