今回の総選挙が、単なる政策選択の選挙ではない!!
政策以前の権力奪取の革命選挙である。
選挙であるから、無血である
権力奪取は、革命である
ゆえに無血革命が成るか、ならないかが問われる。
革命であるから、死に物狂いとなる。麻生首相の目つきが変わるのも当然と言えば、当然である。
公衆に笑顔を振りまいても、内心は生きるか、殺されるかである。麻生首相が各種団体を練り歩くことは分かる。自民党は、団体企業を代表しているからだ。そのような政治を優先させてきた。団体企業献金が突出しているからだ。
麻生首相が、青年会議所で、問題発言をした。訂正をしたが、その根底には、企業から見た『高齢者使用論』となった。いみじくも本音が出たにすぎない。
<ウィグル:記事に無関係>
つまり、企業・団体、すなわち使用者側の立場に立つ自民党と、本来、憲法に定められた選挙権を等しく持つ国民一人ひとりの立場に立つ側との熾烈な革命選挙が行われるのである。
民主党は、その内部に一部の異端分子が居るとは言え、国民の立場に立った立場を貫くと表明している。そして、ここが肝心なところであるが、企業団体献金を全面廃止するとしている。これは革命的対立軸である。これは共産党の云うような、万年少数野党を甘んじるお題目とは違うのである。今にも政権に手が届く勢力の約束であるから、革命を望む大衆は何を選択すべきか、はっきりとしてくる。
外してはならない選択軸は、様々の政策選択があるにしても、実行できるかどうかは政権獲得にかかっている。そのことを持ってしても、今回の総選挙の選択軸は、政権交代にあると間違いなく言うことができる。
それだけに、死に物狂いの戦いが予想される。様々な謀略・プロパガンダ(政治的宣伝)も予想される。とりわけ、それは政策の批判に費やされるであろう。今でさえ、政府(自公政権)の批判よりも、民主党マニフェストに対して行われている。これはメディアを引き込んでますます激しいものとなることが予想される。与野党逆転しているかのようである。
本来、メディアは政府批判に傾くことは順当であるが、そうではない。おかしな現象である。
このような批判に目を奪われるべきではない。政権を奪取すれは、なんでも可能なのであって、それが今回の総選挙の目的であるからである。自公政権は、なんと27兆円の補正予算を組んだ。そして、17兆円の国債を発行した。そのうち過半は、大資本の補助金と官僚の天下り団体の基金先取りであった。
そして現在の閉塞感は、現在の政権によって現出しているのであって、それを変えることが先決である。
革命を意識して、総選挙に臨め!! これがスローガンとすべきである。