飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

亀井大臣記者会見-記者クラブ会見とフリー会見比較-③

2010-03-18 19:47:04 | 亀井静香

有言実行、
虚心坦懐の本物の記者会見は、
感動ものである!!
いつ読んでも、
亀井大臣の記者会見は おもしろい!!




 
亀井大臣の記者会見比較も、これで終わりとしたい。各位、金融庁ホームページ(記者会見)をお気に入りにブックマークして、毎週、御覧になるよう強くお奨めする。いつまでもこんな、おもしろい記者会見は、続かないと思う。

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 亀井大臣が、大臣辞めたら、きっと終わりだろう。全省庁で実施すべきだが、そうではないようだ。胸襟を開いて会見する、ということを、何故、恐れるのだろう。胸襟を開けない理由があるとしか思えない。それとも、役人に口止めされるのか。失言を恐れるのか。


 失言など、実は失言ではない。心にもないことを人は言うことは出来ない。心を失っているから、失言になる。失心(神ではない!=造語)だ。亀井大臣のように、当たり前のことを当たり前に発言している者に、失言はない。


 そういう意味で、こういう会見記録は、空前絶後だろう。 


【転載開始】

亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

      

(平成22年3月9日(火)8:45~9:04 場所:金融庁会見室)

      

【大臣より発言】

      

今日の閣議では、午後、事務方から説明させますが、「金融商品取引法等の一部を改正する法律案」を閣議に提出して、承認を受けました。

      

こ れは、簡単に言うと、投資者保護という観点等から取引、これの清算について、1箇所でやるように義務づける。そういうことを中心とした…。ご承知のよう に、金融商品が、ある面では手の届かないところで影響が出てしまっていますので、それに伴う投資者の保護というようなことを考えて、そうした規制をやると いうことです。

      

この世界は難しいです。あなたたち分かりますか。本当に、デリバティブ商 品というのは博打の商品みたいなところがありますね。実体経済とかそんなものとは縁遠いところで飛び交って、儲けたり損したりしてしまっています。その世 界だけで終われば何ということはないのですけれども、それが破綻したりなんかしたら全体に影響もしてきますから。そういうこともあって、清算を1箇所にす るという…。麻雀で言うと、勝ち負けを1箇所で一緒に清算して、一人が負けた場合の影響が全体に波及しないようにするという、これも一つの知恵ですね。

      

【質疑応答】

      
問)
       

各 社の世論調査で、鳩山内閣発足以来、支持率がジリジリ下がっているわけですが、このほど40%を割れて30%台に落ち込んでいるという状況になっておりま すが、鳩山内閣の一員として、大臣は、この状況をいかにお受け止めになっているかということと、もし、内閣に足らざる部分があるようでしたらどういう点 か、ご見解を伺えればと。

      
答)
       

私 も三十何年政治家をやっていますけれども、内閣支持率が上がった例というのは小渕内閣ぐらいですね。そうではないですか。あなたち、覚えていないですか。 小渕内閣は、出だしが地味だから(支持率は)悪かったのですけれども、これは上がっていきましたよね。それぐらいですね。あとは全部下がるのですよ。いじ めに遭ってしまって。今度も、鳩山総理(が)あなたたちのいじめに遭ってしまっていますから、国民は、「ああ、そうかな」と思ってしまって、調査される と、「支持しない」みたいな選択をね。雨にも負けず、風にも負けず、ひたすら一生懸命がんばるしかないですね。「歴史に問う」というぐらいの確信を持って やれば良いですよ。あなたのところ(の世論調査で)も下がったのですか。

      
問)
       

下がりました。

      
答)
       

下がりましたか。あなたたちの気に入るような、あなたの社の気に入るようなことをやっていたら世の中おかしくなることもありますからね(笑)。これ、書いていいですよ(笑)。

   

政治というのは、国民の声はしかと受け止めながらやらないといけないのです。だけど、そのことと、思いきって「政治を歴史に問う」というぐらいの自信を持ってやるということを…。ぐらついてはいけませんね。総理は大丈夫ですよ。総理は宇宙人ですから(笑)。

      
      
問)
       

先 日、与党から、郵政の見直しで、最終判断は亀井大臣に一任されたというふうに理解しているのですが、その検討状況につきまして伺えればと存じます。一部の 新聞報道等では、ゆうちょの限度額、かんぽの限度額を3,000万(円)とか5,000万(円)に引き上げたりとか、持株会社への政府の出資を過半数にす るとか、そういった報道もなされておりますが、現時点での大臣のお考えを伺えれば。

      
答)
       

これは、(あなたはそういう記事を)書きましたか。

      
問)
       

まだ書いていません。

      
答)
       

賢 明。全部間違っていますから。書いた人はご苦労さまですね。まだ決めていないのです。最終段階まで耳を澄ませていろいろな声を聞いて、目を見開いて、世紀 の改革をやるわけですからね。国民生活にとっても影響が出てきますし、ある面では、やはり世界一の会社ですから、世界経済にだって影響を与えるという場合 もありますから。何度も言うように、歴史の審判に堪える改革をやりますから、今、一生懸命検討している最中です。皆さん方が、一生懸命前夜祭をやってくれ ていますけれども、なかなか、その当人が踊るわけにはいかないのですよ。

      
      
問)
       

郵政に関してなのですが、郵政の基本的な考え方をもう一度教えていただきたいのですけれども。

      
答)
       

前から何回もしゃべっているではないですか。

      
問)
       

い や、その関係で、小泉(元総理)さんの郵政選挙のときに、かたち上は、国民としては、例えば、「完全民営化」、「株を全部売ったほうが良い」とか、「預入 限度額はある種、開放して自由に(して)足枷(あしかせ)をなくす」とか、いろいろな考え方が出て、それを一応、民意としては、まあ認めたというか、結果 的には、民意はそれを支持したという結論はあると思うのです。その(ときの)選挙の審判というのは、今回の見直しに何か影響を与えたりはするのでしょう か。それとも前回の総選挙で…。

      
答)
       

(前回の選挙で)変わったではないですか。

      
問)
       

変わったと…。国民の考え方も変わったという…。

      
答)
       

郵政改革について3党でちゃんと協議して、民主党との間も協定した上で選挙に臨んで、それが支持されたわけですからね。あなたの社だけ変わってないのですよ。

      
問)
       

私も一国民として、そこで納得いかないのは、多分、みんな政権交代ということで投票したのですけれども、郵政がこう変わるということが投票行動の主要な要因になっていないのではないかと思うのです。

      
答)
       

あ なたがそう思っているだけです。結果として…。そんなことを言ったら、4年前だってそうです。まあ、4年前は、それ(郵政民営化)だけを一枚看板でやりま したけどね。このあいだは、それ(郵政改革)の一枚看板ではなかったけれども、それをうち(国民新党)は一丁目一番地でやっているわけですし、民主党だっ て政策協議できちんとしたいと…。あなたの社だって書いたではないですか。書いたでしょう。「政策協定を」と書いてくれたでしょう。その上での選挙結果で す。あなたが4年前に未練があったって、新しい状況が生まれたのですからしょうがないでしょう。古い判断ですよ。古い判断にこだわるというのはおかしいで すよ。新しい判断に従ってやっていくべきだと思いますよ。レトロも良いけれども、こればっかりはそうはいきません。

      
      
問)
       

郵 政の非正規社員の話なのですけれども、土曜日に福岡に行ってこられて、「約22万人の半分ぐらいは正社員登用を希望されている」ということなのですが、た だ一方で、会社のほうとしては、仮に、大体10分の1の2万人を登用した場合でも、「年間で1,000億円ぐらいのコスト増になるのではないか」というよ うな話も聞こえてきたりします。確かに、「稼げば良い」というのは分かるのですけれども、ほとんどの非正規社員が集中している郵便事業会社のほうというの は、今も、割合収益はそんなに楽観できるような状況ではないのですけれども、そういう状況で、20万人の半分(の正社員登用)というのは、その辺りのコス トというのをどういう形で解消していくというように考えているのでしょうか。

      
答)
       

よ くそういう議論を聞いて分からないのは、人間を人間として尊重して働いてもらわないで、そのコストの上で儲けようというのはおかしいと思いますよ。思わな いですか。原価なのです。それを小泉改革以来、一番コストを下げやすいから(といって)、人件費を安く使う。これが流行ったわけでしょう。経済界も、日本 郵政も同調してしまった。それは、間違いなのですよ。

鳩山政治というのは、そういう間違った政治を正そうとしています。ちゃん としようしています。企業のコストは、適切な人件費の上で利益を上げていくべきであって、一番切りやすいから、しわ寄せをしやすいからといって、人件費に しわ寄せをして、その上で利益を上げるなんてことは、経営者とし考え方が間違っています。齋藤(日本郵政)社長はそんな考え方をしていません。日本郵政の 誰が言っているのですか。

      
問)
       

「誰が」ということではなくて、(正社員化が)いけないということではなくて…。

      
答)
       

あなたが想像しているのですか。

      
問)
       

違います。(正社員化が)いけないのではなくて、急に変わると大変ではないかと思いまして。

      
答)
       

だ から、それは今のところ、東京、広島、福岡と(懇談会をやって)、今度、大阪もやりますけれども、今、23万(人)近く(非正規社員が)いるでしょう。そ の中には、パートでないといけない部分の仕事も間違いなくあるのです。それもすべて正社員でやるという形にしていくのは無理ですよね。また、「自分はパー トで働きたい」という人もたくさんいるわけですよ。現実を言うと、ある面、女性の方の中にも相当多かったですね。育児とかいろいろな関係の中で、「自分は むしろパートで働きたい」という方も相当いらっしゃるので、そういう方まで全部、無理矢理正社員というわけではないので。これは、正社員として働きたいと いう方々を一遍に、というわけにはいきません。これは、あなたが言うように、どう考えたって「一挙に」というわけにはいかないですから、やはり、年次計画 でこれを正社員にしていくという。一挙にくじ引きで、というわけにもいかないでしょうから、勤務成績だとか、あるいは、一応、試験という形をとるかもしれ ません。まだ、その中身までは聞いていません。一応、そういうことをやりながら、これを正社員にしていくという。

私は、このあ いだも齋藤社長が持ってきましたが、「スピードが遅い。まず考えている規模が少ない、もっと増やせ」と(言いました)。現場で懇談会をやって、「正社員を 希望している人は手を挙げてください」と言うと、来ている人が全部を平均化した比率とは限らないですから、その方には、私が「手を挙げてください」と、正 社員希望者が手を挙げたことをもって推測するわけにいかないですよ。(ただ、)見ていると3分の1から半分近くが正社員になりたいという感じですね。しか し、見ていると、さっと(手を)挙げる人と、「どうしようかな」という(感じで手を挙げている)人といらっしゃるから、その辺りが、23万(人)のうち正 社員として働きたいという方がどのぐらいいらっしゃるのかなということを、現場の懇談会だけでは私も正確にはつかめません。これは、日本郵政はきちんと調 査しなければいけませんね。希望をとらなければいけません。そういう手続をとった上で、一挙にバッと(正社員化)というわけにはいきませんから、逐次、そ れを正社員化していくと。

私がかつて運輸大臣のときに、JAL(日本航空)が、スチュワーデスをアルバイトに切り替えるという ことで募集を始めたのにストップをかけてしまって、あのときマスコミから本当に袋叩きに遭ってしまったのですね。「経営権に、人事権に介入する」と言われ てしまったのですけれども、あのときは、結果として押し通してしまって、もう、とにかく例外なく、3年たったら全員正規スチュワーデスと。それまでの間 も、「勤務条件その他、給料、正社員並みのあれを出すように」というあれをやってもらいましたけれどもね。あのとき、JALから良い案が出て来ないから、 最後は私が決めてしまいました。運輸省の事務方に「(良い案を)決めろ」と言っても、「先生、大騒動になったから、ちょっと水を入れるからヨーロッパに遊 びに行ってきてください」と、ひどいことを言うのですよ。私を追っ払っているのですよ。「そんなことをしたら、用もないのに行くのはあれじゃないか」と言 うと、「いや、運輸大臣は飛行機に乗るだけでも公務です」とうまいこと言いやがって、「分かった、分かった」と言って、10日ばかりヨーロッパへ行って 帰ってきてみたら、「3年たったら本採用になる試験を受ける資格を与える」みたいな、また同じことを持ってきたから、「私が10日間ヨーロッパで遊んでい るうちにお前たちはこんな案しか作れないのか」と言ったら、「これで合意しました」と言うから、私は目の前でバリバリッと破って、ベーッと(投げ)つけ て、「駄目だ」と。「私が作る」と言って、あのときは、最終的に私が作ってやらせたのです。

      
      
問)
       

普 天間の件なのですけれども、先週末、国民新党の下地(国会対策委員長)さんが、「検討の結果、もし現行案とか普天間をそのまま継続させたら、国民新党は野 党になって民主党と戦う」というご発言をされたのですけれども、このご発言、(国民新党の)代表としても支持されますでしょうか。

      
答)
       

彼は、それぐらい懸命にやっているということですよ。とにかく、ちゃんと5月末までに決着しますから。あなたの社が、今みたいにいくら水をかけたって駄目ですよ。落ちつくところへ落ちつきますから。

国 民新党の出している案というのがベストではないのは分かっているのですよ。県外でもないし。だけど、ベターです。(本土は)どこも「受け入れない」という のですから。日本人というのは、そこまでいい加減なのですよね。全部、沖縄に押しつけてしまえと。本当に、今の日本人の相当数がいかれていますよ。「私た ちは嫌だ」と(言うでしょう)。みんなで負担を分け合うという気がないのですね。だから、そういう状況においては、しょうがないからキャンプの中で、とい う案が、結局は、実質的に沖縄の負担を少しでも減らすという意味では、我々としては優れているということで出しています。ベストが一番良いのですけれど も、ベストが駄目だからベターでしょうがないですよね。

      
   

(以上)

亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要
(雑誌・フリー等の記者)

      

(平成22年3月9日(金)9:06~9:27 場所:金融庁大臣室)

      

【大臣より発言】

      

今 日(の閣議で)は、「金融商品取引法等の一部を改正する法律案」(の国会提出を閣議決定しました)。これは、投資者保護というような観点等から、ご承知の ように、デリバティブ商品なんていうのは、金融庁の職員だって分からないような取引をやって、儲けたり損したりしているのですよ。これについては、取引の 清算を1箇所でやってもらうという…。何箇所かはできるかもしれません。だけれども、まとめてお互いに…。麻雀で言うと、勝った負けたも一緒に清算するみ たいな話で、そういう形で、そういう大きな破綻が起きた場合に、その影響をその中で最小限度にしようということです。

      

今日、これは、事務方が午後説明する予定になっています。皆さんにもするのでしょう。もう聞きたくないという人は聞かなくても良いですけれどもね(笑)。

      

あとは別にありません。皆さん何かお聞きになることは。

      

【質疑応答】

      
問)
       

世界日報社の野村でございます。

先 ほどの下(記者クラブ)の記者会見でありましたように、(鳩山)首相と小沢幹事長がマスコミのいじめに遭いまして、支持率が下がっている状況ではあるので すけれども、作られた支持率ではないかと思っているのですが、とにかく、国民が一番望んでいることは、財政再建原理主義で破綻した経済の再建を最も期待し ているわけなのですから、やはり、昨年3月に国民新党さんが出された緊急経済対策、これは、確か5年間で200兆円ということだと思いますけれども、そう いうふうに積極財政に大転換して、民間を活性化するような方向で経済政策を大胆にぶち上げる、ということをされていったら支持率も上がってくるのではない かと思っているのですけれども、この点はいかがでしょうか。

      
答)
       

下 (記者クラブの記者会見)でも言ったのですけれども、これだけいじめに遭えば(支持率が)下がるのは当たり前ですよね。私も三十何年政治家をやっています けれども、(内閣発足後に)支持率が上がったというのは小渕内閣ぐらいではないですか。地味な内閣だったから、最初は悪かったですけれども上がっていった と。手前みそなことを言うわけではないですけれども、龍ちゃん(橋本龍太郎元総理)のとき、私は、(橋本元総理と)喧嘩していたのですけれども、マイナス 成長から、これを小渕内閣で私が(自民党の)政調会長になって、緊縮財政から積極財政に転じたのです。(GDPが)マイナス成長から2%に成長(して)上 がっていった。そうしたら、また純ちゃん(小泉純一郎元総理)がやってこうなって(下がって)しまいました。

これは、私が言っているのは事実が示しているわけなので、おっしゃるように、とにかく経済を活性化していかなければ、財政再建は何もないのです。稼がないと借金を返せないというのは、子どもが考えても分かる当たり前の話でしょう。

だ から、私は(鳩山)総理にも、また閣内でもいつも言っているのですけれども、「福祉経済というのはやったほうが良い」と言っているのです。これは、自公政 権があまり力点を置かなかった点なので、これは良いのですけれども、福祉経済だけでは経済が活性化して成長していきません。福祉経済は、どちらかというと 漢方薬みたいなものです。そうではなくて、100年に一度のこんなことが襲ってきているときは…。アメリカも、日本から200兆円以上お金を借りて、中国 から100兆円も借りて、大変な財政赤字の中でオバマ(米大統領)も、とにかく70兆(円)という緊急経済対策をやって、そのうちの7割が公共事業です よ。中国だって60兆(円)の緊急対策をやったでしょう。これは、ほとんど公共事業ですよ。

即効薬のある大胆なことをバカッ、 バカッとやっていくときに、日本だけ財務省の手玉に乗せられてしまって…。財政規律とか、馬鹿みたいなお経をずっと唱えて。財務省というのは、あの馬鹿な お経を唱える以外に、ほかの宗教を知らないのですよ。「財政規律、財政規律」と言っているうちに日本がだんだん「南無阿弥陀仏」になっていく可能性がある のですよね。だから、本当におかしな国なのですよ。私は、経験で言っているのであって、別に、それは抽象論で、中学や高校の社会科の時間で(言うよう な)、そんな抽象論を言っているわけではないのですよ。

だから、今、大事なことはそういうことをやることで、鳩山総理も分かっ ていますし、菅(財務大臣)さんも、だいぶ認識というか、ちょっと当初とは変わってきましたね。「積極財政をやる」とまで言わないですけれども、「緊縮財 政に移るときじゃない」みたいな言い方、逆の言い方をしたりしていますね。この予算(来年度予算)を早く成立させて、執行させることが一番大事なことです けれども、その後は、この経済をどうやってきちんとしていくか、それなくして国民の支持は生まれません。おっしゃるとおりですね。

      
      
問)
       

フリー(ジャーナリスト)の岩上です。

普 天間問題についてお聞きしたいのですけれども、先日、小沢幹事長が、「沖縄の県内に移設するというのはちょっとないのではないか」と。まあ、「県外」とい うことの意向を示されたのですけれども、国民新党は、沖縄県内にキャンプ・シュワブ陸上案、それから嘉手納統合案の二つをお示しになっております。考え方 がはっきり分かれたような気がするのですけれども、この点について、改めて、この問題をどの辺りで決着するべきか、また、どういうふうに決着するべきか、 与党がうまくきちんと足並みを揃えて、割れることなく決着することが可能なのか、この辺りを教えていただければと思います。

      
答)
       

沖 縄問題は、最初から、県外、国外が良いということは、3党一致しているのですよ。ただ、それがやはり現実には実現できないからということで、沖縄県民に とって安全と騒音の問題を解決しなければいけないわけでしょう。県外、国外に決着できないからといって、今の普天間のままというわけにはいかないわけです から、そうなってくると、やはりベストが駄目ならベターという観点から言えば、国民新党案になってしまうのですよ。キャンプの中につくる話でしょう。

   

だ から、私は、小沢さんが何を言っておられるのか…。このことについて直接話したこともないし、小沢さんは「政策には口出さないよ」と言っていましたね。だ けれども、今、また口出しされたのか知らないですけれども、それは民主党内の話であって、これは3党が協議をして決めていくことで、落ちつくところに落ち ついてしまうのではないですか。

      
      
問)
       

保険毎日新聞の園田です。

郵政なのですけれども、出資比率ですとか(限度額ですとか)、すごく焦点になっていた二つの問題以外で、難しかった部分というのはどういうものなのか。

あと、最終案から更に微調整される可能性があるところが、そういう部分なのかどうかというのを教えていただきたいのですけれども、特に、保険に焦点を当てていただけるとありがたいのですが…。

      
答)
       

今、 考えている最中です。私はあほですから、そう簡単に整理できないのですよ。本当のところ、今、いろいろな意見について、180度逆の立場からも(意見が) 来るでしょう。貯金とか保険の分野というのは大変難しいですね。ただ、私がいつも言っているのは、金融機関が間違っているのは、彼らは預金者の立場、お金 を借りる立場、保険で言えば契約者、そういう立場に立ってやらないと、そのなりわいは続かない、両方から支持されないと思います。それをどうも、保険を含 めた今の金融界は、そういう両方の立場ではなくて、自分たちが儲かることだけを考えているという色彩が、世界的に非常に強いのではないですか。

だ から、アメリカのオバマ大統領が、今、ああいう手を打ち出していますけれども、私は、今度、郵政改革も、そういう貯金と保険の分野に限って言えば、預け入 れる人、それから貸出を受ける人、国民経済、世界経済、そういう観点から考えるべきであって、その視点を外したら、限度額の問題にしてもグシャグシャに なってしまいますからね。私は、今、いろいろな意見を聞いていますけれども、最後は、今、言ったような視点に立って結論を出そうと思っています。本当のこ とを言うと、まだ出していませんけれどもね。やはり来週ですね。来週末ぐらいになりますかね。今、最後のあれを…。

(意見を) 聞いていると、エゴイスティックな主張が強過ぎますね。「亀井静香にその質問を言うと、言えば言うほど逆になってしまうよ」と言うのですけどね。私はそう いう性格ですから。エゴを主張する者に対して、「ふざけるな」と言ってこうやってしまいますから。そうではなくて、今、言った預金者の立場、保険で言えば 加入者の立場、一方では、資金運用を受ける借手の立場、国民経済の立場を考えながら「こうしたほうが良い」という立場での発言であれば、私は、本当に素直 に聞きますけれどもね。どうも各団体から(意見を)聞いていると、そうではないのですよね。今の日本はエゴの集まりですよ。エゴの塊ですよ。「共生」とい う考え方。私は、保険のおばちゃんを泣かせて郵便局だけ万歳というようなことをやるつもりはありません。信金・信組がどんどん廃業していって、郵便局だけ ウハウハにすると、そんなことは、改革ではないのです。地域社会や日本経済を守っているという点で、(信金・信組と郵便局は)全く同じなのです。

た だ、純ちゃん(小泉純一郎元総理)が、あまりにも郵政を、貯金も保険も含めてガタガタにしてしまったでしょう。だから、それを立て直さなければいけないと いう面からどうするか、という問題があるのですよね。あれは、純ちゃんがめちゃくちゃにしていなければ良かったのですけれども、本当にガタガタにしてしま いましたね。それだけで、それを戻すということになると、ガタガタにした状態がほかの業界にとって都合が良いと思っているなら、それをちゃんとするという ことは、ほかの業界から見て、自分たちの業界にマイナスの影響があると思ってしまうでしょう。だから、「それは間違いだ」と言っているのです。自分たちも ちゃんと、郵政もちゃんとやってもらわないと。お互いに頑張っていくという、それで地域経済、日本全体を守っていくということでないと駄目なのでね。

私 が一つ、信金・信組の人に言ったのは、「私は、あなたたちの主張にがっかりした」と言ったのです。私は、ペイオフ(の限度額)を上げてあげようかと(思っ ていたのです)。(中小金融機関は)メガバンクに比べて信用力がないというでしょう。だから、「1,000万(円)以上、信金や信組に預けたら危ない」と 言って、「それならメガバンクのほうが良い」と(預金者がメガバンクのほうへ)行ってしまったらあれですから、ペイオフ(の限度額)を上げれば、「信金や 信組に預けても大丈夫だな」ということになると。「競争力がつくんじゃないの」と言ったら、「結構だ」と言ったのですよね。「どういうことなの、理由は」 と言ったら、「1,000万(円)の(限度が)あったほうが、メガバンクの溢れる部分がこっちにおこぼれで来ていたから、そのほうが良い」と言って。「何 を言っているのか」と言いましたよね。預金者の立場から考えたって、信金や信組に預けて、「1,500万円でも幾らでも限度があれば安心だ」と思えば、メ ガバンクと同じように信用力がつく話でしょう。私の権限で出来る話ですから、私は「それをしてあげようか」と言ったら、「結構だ」とおっしゃって、一方で は、「(ゆうちょの預入)限度額を上げるのは絶対反対だ」と言うから、「どういう話なの」と聞いたら答えられない。私が言っているのは、それでは駄目だ と。もっと業界も、おてんとう様が見ているのですから、その下で通用する議論をしなければ駄目ですよ。

      
      
問)
       

フリーライターの高橋清隆と申します。

殺人罪の時効廃止を盛り込んだ刑事訴訟法の改正法案が提出されようとしています。警察官僚をご経験され、死刑廃止を推進する議員連盟の会長として、このような動きをどうご覧になっていますでしょうか。

      
答)
       

時 効というのは、やはり、そうした犯罪を犯している人間にとって、極めて都合が良い面がありますから、今のままで良いかというと、やはり、時効というのは被 害者の立場からいうと問題があると思います。ただ、難しいのは、捜査当局が、限られた人員と能力でエンドレスに追いかけていかなければならないわけです ね。そういう問題はありますけれど、やはり私は、今の時効は変えたほうが良いと思いますね。

      
問)
       

なぜ、今、突然こうした動きが起こっているのだと思われますか。

      
答)
       

被害者感情ということもあるでしょうけれどもね。悪いやつはいつまでも追い続けるという…。

      
問)
       

それは昔からあった…。

      
答)
       

それはあるでしょう。

      
      
問)
       

金融タイムスの大嶋です。

郵政のユニバーサルコストというのは幾らぐらいかかるものと…。

      
答)
       

あなたは分かりますか。

      
問)
       

私は試算していないので分かりません。

      
答)
       

自分が分からないことを私に聞いたって、そんなこと分かるわけがないではないですか(笑)。

      
問)
       

でも、大まかにこれぐらいというのはあると思いますけど…。

      
答)
       

そ れは、今、純ちゃん(小泉純一郎元総理)がやって、制度設計がガタガタにされてしまっているのですから。それをちゃんとしていくために、税金をつぎ込むと いうのは簡単なのですけれども、つぎ込まないでやるということは大変な話ですし、また、今、人間を人間扱いしないで、非正規社員を正社員に比べて3分の1 ぐらいの給料で安く使って、コストを低く抑えるようなことをやっているわけですからね。そういうことも全部、ちゃんと人間を人間として扱う、「これが原価 だ」という立場で郵政事業をやっていった場合、どれだけコストがかかるのかという問題がありますね。

だけど、今、齋藤社長に 言っているのは、そうした、今、流行っている(人件費の安い非正規社員を使ったコストの削減)とか、物品調達も、「東京で一括購入したほうがコスト削減 だ」というようなことでやっていますけれども、そうではなくて、「地域で調達しろ」と。調達コストが高くなるかもしれないですけれども、そういうもろもろ のことでコストが上がってくるかもしれないですけれども、それに堪える経営をするのは当たり前の話なのですよ。弱い者を泣かせて儲ける。そんなの儲けるこ とにはならないのですよ。利益を上げる(という)ことにならないと私は思っています。そういう考え方で、今、やっています。

      
      
問)
       

日本インターネット新聞社の田中龍作と申します。

さっ きの、信金・信組とゆうちょのこと、郵便のことなのですが、小泉・竹中(路線)のときは、信金・信組もバタバタ潰したではないですか。「今度、信金・信組 のことも考えて」と言って(も)、もう、相当潰れているわけですからね。ある程度、郵便のほうは、こっちの人から見たら横暴になるかもしれないですけれど も、ちょっとぐらい独断専行も、ある程度は必要ではないかなとも思うのですが…。

      
答)
       

どういう意味ですか。

      
問)
       

つまり、お金を貸し付けなければいけないわけではないですか。

      
答)
       

だ から、私は、さっき言ったように、郵便局がウハウハで、信金・信組が大変で、(郵政だけが)万歳ということはしません。ただ、私は、さっき言ったように、 「メガバンクのおこぼれでやっていれば良いのだ」みたいな考え方は駄目だよと。自ら、「地域、中小・零細企業にとってもかけがえのない金融機関だ」という 自覚を持って努力しなければいけませんね。【転載終了】

      

再び、亀井大臣記者会見-クラブ、フリー会見比較-②

2010-03-12 19:00:59 | 亀井静香

毎回欠かさず見ている
亀井大臣の記者会見!!
直近のも実に面白いが、
クラブ、フリー会見比較では、これに限る!!


 クラブ記者会見は、ほとんど意図ある粗探し会見である。それに比べて、フリー会見は和気藹々(あいあい)として、信頼感が滲み出ている。これは会見概要を見れば、誰でも分かることだ。


 それほど、大手メディアは意地の悪い魂胆が見え隠れしている。しかし、それもあと少しだ。なぜなら、もう既に、見透かされている。見破られている以上、そう長くは続くはずがない。


 まあ、そうでないかどうか、篤と比較検討されることをお奨めする。


【転載開始】記者クラブついにギブアップ! 亀井大臣の「アンタたちだけに話す」戦術

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亀井静香金融・郵政改革相の記者会見は毎回コーヒーが振舞われる(金融庁大臣室。写真=筆者撮影)



 金融庁は大臣記者会見を現在、記者クラブとクラブ外に分けて行っているが、近く統合する。金融庁幹部が明らかにした。

 元々、亀井静香大臣側が記者会見のオープン化を提案していたのだが、既得権益を死守せんとする記者クラブ側が頑(癌)として拒否していた。このため亀井大臣はクラブ詰め記者とフリーやネット・メディアの記者とに合わせて2度も記者会見を行っていた。

  筆者は記者クラブの会見に潜り込んだが、全く面白くない。大メディアの記者らの質問は、閣内不一致や失言を狙う「あげ足取り」が目立つ。亀井氏は渋面とな り、つっけんどんに答える。会見のもようは館内テレビでライブ中継されるので視聴していたが、毎回そのような調子だった。豪放磊落で脱線しまくり、猥談も 混じる「亀井静香節」は影を潜めたままだった。<後略>→続きを読む【転載終了】


以下は、記者会見比較!!


【転載開始】

亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

      

(平成22年2月26日(金)8:50~9:08 場所:金融庁会見室)

      

【大臣より発言】

      

今日も、閣議は、別に皆さんに特別に報告を申し上げるようなことはございませんので、どうぞ、ご質問があれば。

      

【質疑応答】

      
問)
       

郵政なのですけれども、今、鋭意、ヒアリングを進めていらっしゃると思うのですが、出資比率とか、そういう重要な部分について、大臣が最終的に決断を下す時期というのはいつごろになるのでしょうか。来週とか、再来週とか…。

      
答)
       

結 局、ある面で世界一の企業ですから、日本の国民生活、日本経済、また、大げさに言えば、世界の経済にも影響がないわけではないので、そういう意味では、そ う簡単にパッと決めてしまうというほど…。こんなことを言ってはおかしいけれども、私も勇気があるわけではないので、やはりじっくりと、最終段階に来て も、今日も論説委員の皆さん方にお時間をいただいてご意見を聞かせていただく機会を作っていますけれどもね。

また、非正規雇用 の皆さん方も、大阪、広島、福岡、この間は東京でやりましたけれども、40、50名集まってもらって、実際、ああいう形で業務を担っておられる方々の意見 も、身分も含めて聞きたいと思っていますし、そういう作業を徹底的に…。ただちょっと、今、予算委員会を含めて、委員会に体がとられているでしょう。なか なかままならぬ点がありますが、法案提出も時期(期限)がありますからそんなに長く…。そういう意味では、今日は2月下旬ですか、3月の半ばぐらいを一つ のめどに、最後は、私がエイヤッと決めなければいけない話ですから、決めますよ。中途半端なことはできません。事業体が現に動いているわけですから、それ をどういう形にするのかというのはきちんとしないと混乱も起きますし、目標をきちんと設定して、それに向けての法律的な整備をやるわけですからね。

あ なたたちも良い知恵があったら教えてくださいよ。本当のことを言って、今、いろいろ考えているのですよ。いろいろな方からいろいろな意見も聞かされて、い ろいろな実態も、時間がどんどん迫れば迫るほどいろいろなところから、情報量はボンボンボンボン、幾何級数的に私のところに増えてきているわけですよ。だ から、今度はそれをきちんと解かなければいけないわけですから。私自身がそれを解いていかなければいけないわけですから、それをやります。

      
      
問)
       

トヨタの社長がアメリカの公聴会で証言して、「安全を最優先する」ということを約束されましたけれども、これについての大臣のご所見をお願いします。

      
答)
       

トヨタとしては、精一杯の誠心誠意、過去の反省に立った将来の決意を話しておられるので、理解を得られるのではないかと思いますけれどもね。

      
      
問)
       

経営者の(役員)報酬の開示の関係で、東証の社長とか、全銀協の会長さんなんかが、若干、否定的なことを言われていますが、この前の会見でも亀井さんは、「正々堂々と受け取ったほうが良い」と…。

      
答)
       

何で嫌なのだろう。

      
問)
       

個人情報保護の関係で問題があるのではないかという…。

      
答)
       

「個 人情報保護」と言ったって、上場企業というのは社会的責任があり、社会的存在でもあるわけでしょう。これは、公務員の給料だって、政治家の給料だって公表 されているわけでしょう。だから、1億(円)以上の給料を取っていても、「私はふさわしい仕事をしているのだ」と胸を張れば良い話で、「どうかな」と思う 人は控えれば良い話であってね。そんなことを言っておられる方がどういう気持ちで言っておられるのか私には分かりません。直接聞いていませんから。

今、アメリカのように(報酬の)上限を制限するとか、そのようなことまで考えているわけではないのでね。

      
      
問)
       

先日、大塚副大臣がUSTR(アメリカ通商代表部)のカトラー(代表補)さんとお会いになられましたが、それについて何かご報告は受けておられますでしょうか。

      
答)
       

大 体、聞きました。いろいろと。今までもいろいろな形で言われていることと同じようなことを言っておられたけれども、我々は、世界から見ても、日本国中から 見ても、「これで妥当」と言ったらおかしいけれども、ちゃんとした方針を出すつもりですから。その点においては、妙な危惧(きぐ)は必要ないと思いますけ れどね。

とにかく、外国企業に、「日本が閉鎖的だ」というような感覚を持たれてしまったら、日本経済自体も成り立っていかないわけですし、いろいろな意味で、これは、当然、そういう世界の視線に堪えられるものでないといけません。

      
      
問)
       

新潟県知事と加茂市の市長、日本郵政の取締役もされていますけれども、「整備新幹線の整備に郵便貯金の資金を使ったら良いのではないか」というようなアイデアを披露されているのですけれども、それについてどうお考えになりますか。

      
答)
       

整 備新幹線の財源の問題は、私は、前から取り組んできた立場ですけれども、それは、財源としていろいろなことを考えるのは当然ですけれども、今のところ、別 に、ゆうちょとか、そういうものをそこにすぐ振り向けるなんて、まだ、そんな具体的なことは考えていません。それは、いろいろなアイデアがあったって良い と思いますよ。ゆうちょのお金は全部国債で(とって)おかなければいけないというわけではありません。

      
問)
       

かつては、財政投融資というような形でさまざまな公共事業等に流れていたと思うのですけれども、「それは見直す」ということになったと思いますが、やはり、そういう公共的な投資にもう一回使うというのは、やはりそこは慎重であるべきというふうにお考えですか。

      
答)
       

問 題は、投資される先が間違ったものであれば投資してはいけない話であって、それは、私は、最初から手足を縛る話ではないと思います。国債だけではなくて、 過疎債とか地方債とか、ああいう分野での一つの財源にもなっていけば良いだろうと思います。将来的には、社債なんかの一つの供給源にもなっていけば良いだ ろうし、それは、健全な運用という観点から考えていけば良いことだと思いますね。

      
      
問)
       

国民新党の話で、今、「新生保守」というのを打ち出しておりますが、与党を支持する人たちの中で、どういう人が国民新党を応援すれば良いと具体的にはお考えでしょうか。

      
答)
       

「新 生保守」というよりも、もっと分かりやすく、「本格保守だ」と言っているのですね。「国民新党、本格保守」。本当の保守ということは何かということを、も うちょっと問いかけたいと思うし、国民の皆さん方も考えられたら良いと思いますね。今、使い古されている「保守」という概念が、非常に間違った概念になっ て飛び回っているのではないかなという感じがしますね。保守の概念の中枢というのは、やはり、人間を大事にするということなのですね。人間の営みを大事に するということが保守の真髄であって、そこから離れた形で飛び交っていますから、今後、国民新党の中でいろいろ中身等についても議論して、我々自身がもっ と真剣に考えなければいけないと。

      
      
答)
       

今度、(記者クラブの)記者会見を、(この)後で私の部屋でやっているあの(雑誌・フリー等記者の)記者会見と一緒にやるのですか。

      
問)
       

郵政と同じで、今、検討中です。

      
答)
       

検 討中ですか(笑)。私はどうでもいいけれども、ただ、一緒のほうが便利は良いけれどもね。こんなことを言ったらおかしいけれども、上の(雑誌・フリー等記 者の記者会見の)ほうがざっくばらんに、割とフランクにいろいろな質問も出るし、こっち(私)も話をする気になりますね。ここの(記者クラブの)記者会見 はどうも構えてしまいますね。最初からあら探しをやっているのではないかという感じがするけれども、まあ、そんなこともないのだろうけれどもね。私のほう はどちらでも良いですよ。だけど、今度は、全員にコーヒーを配るわけにいかないですから(笑)。

      
      
問)
       

昨 日、ちょっとパーティーで、北澤防衛大臣が、普天間なのですけれども、「下地(国民新党国会対策委員長)先生に下地(したじ)を作っていただいた」という ようなお話もありまして、これまでキャンプシュワブ陸上案ということで、国民新党を中心に議論を進められてきたのですけれども、現実問題として、やはりこ れが現実化していくという、そういう(北澤防衛大臣の)発言も踏まえてご所見をお願いします。

      
答)
       

威張るわけではないけれども、今の政治は、大体、国民新党の行っている方向に全て流れていっているのですよ。経済政策からあらゆるものがね。これは、皆さん方が、国民新党に「こんちくしょう」と思っても、率直に認めたほうが良いと思いますね。

な ぜかというと、国民新党の言っていることは、当たり前のことを言っているからなのです。沖縄の問題だって、最初から言っています。これは、安全と騒音の問 題なのです。それを解決する方法として、辺野古の沖合とか、そういうあれが、今まで、ある程度日米間で合意された経緯があるわけであって、新政権下におい てもっと良い案があれば、それに収斂(しゅうれん)していくのは当たり前の話であってね。今、国民新党から出ている案というのは、今の辺野古案に比べて よっぽど優れていますよ。うち(国民新党)は、あの海を埋め立ててゼネコンを儲けさせれば良いと言う話ではないですし。

だか ら、そういう面では、結局、これは皆さん考えたらお分かりになると思いますよ。アメリカも最終的に合意をする、あるいはせざるを得ない。また、安全と騒音 の問題をゼロにするのが一番良いのですけれども、それができないとすれば、ベターな選択として県民の負担を減らす方法はどうか、ということになってくる と。ただ、日本の国内に引き受けてくれるところは到底ありそうもない。「沖縄だけに負担してもらうのは悪いから、これは我々も」というような、今の日本人 (に)は、そんな殊勝な気持ちはなくなっているのですよ。本当になくなっている。だから、なかなかそれが期待できないとすれば、申しわけないけれども、あ あいうアメリカのキャンプ内ですから、キャンプ内で、またそれに伴う騒音の問題とかいろいろな問題はアメリカサイドにおいてもっと協力をしてもらうという ことだと。

基本的には、マスコミはほとんど…、何であんなに遠慮するのですかね。あなたの社ですら遠慮する。まあ、あなたの社 は前からそうですけれどもね。安全と騒音の問題をちゃんとするというのは、日本に基地を置いている米軍の義務ですよ。これは、基本的義務に関する話なので あって、それを強く求めるということは当たり前の話です。そのことが日米関係をおかしくするわけではないので、そういう意味において、冷静に、現実的にど う考えていくかということだと思いますよ。うち(国民新党)が言っている案というのは、本当に、非常に、誰でも、子供が考えても落ち着く案なのです。私は 当たり前のことを言っているのです。

      
      
問)
       

大臣は、同じように夫婦別姓と外国人参政権の議論も、与党内での議論が国民新党の考え方、いわゆる反対のほうに集約されつつあるとお考えでしょうか。

      
答)
       

そ うですね。福島(社民党党首)さんが、いつも私に「ねえねえねえ」とすり寄ってきて言われるけれども、こればかりはどうにもならないですよね。理由なんか ここで言う必要はないでしょう。それは無理ですよ。参政権の問題だって同じです。鳩山政権は、こんなことをやるのではなくて、もっとやることがあります よ。うち(国民新党)が連立を組んでいる限りは、これは絶対不可能ですからね。絶対不可能。鳩山総理が「(夫婦別姓と外国人参政権を)やるから、お前たち は出ていけ」と言われれば別ですけれどもね。


亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要
(雑誌・フリー等の記者)

      

(平成22年2月26日(金)9:09~9:44 場所:金融庁大臣室)

      

【大臣より発言】

      

今日の閣議は、別に、皆さん方に報告をするようなことはありませんから、皆さん方のほうから何か聞きたいことがあったら聞いてください。

      

【質疑応答】

      
問)
       

フリーランス(ジャーナリスト)の岩上です。

記 者クラブ問題と言いますか、記者会見のありようのことなのですけれども、こういうふうに二つに分けてやっていただいているのですが、何か、「記者クラブ側 は一つにまとめたいというような動きがある」という情報を聞きまして、今後どうなっていくのか。大臣のおかげで、我々がこういう形で自由に取材できる、例 えば、撮影とか、インターネットの動画配信とか、こういうものの制約を受けないかどうか、大変、ちょっと心配しています。この点はどうなるのでしょうか。

      
答)
       

私 は、あなた方次第です。今も、下(記者クラブの記者会見)でちょっと言ったのですけれども、「私は、一緒でもいいし、ただ、今のほうが、後の(雑誌・フ リー等記者の)会見のほうがざっくばらんな話をして良いけれども、お前たち(記者クラブ)と話をしたら嫌がらせが待ち構えているみたいだから嫌だ」と言っ てきたけれども、「一緒でも構わないよ」と。

ただ、一つ困っているのは、(国会)開会中、院内で閣議をやる場合が多いでしょ う。その場合、(今日のように)こうやってすぐ来れる場合もあるけれども、来れなくなる場合が多いのですよね。すぐ委員会が始まったり。その場合、下の (記者クラブの)人たちとは、(国会の)中でぶら下がりみたいな形で(短時間で)やれるのですけれども、皆さんの場合はそれができなくなってしまう。(国 会内に)入れる人は良いけれどもね。だから、そこが問題なのですよね。そういう場合どうするかという、毎回(火・金)(金融庁に戻ってきて会見をするの が)無理なら、改めて、週に一回ぐらいここ(金融庁大臣室)で特別に(会見を)やるかという問題ですね。

これは、皆さん次第の話ですから、皆さん方の要望次第です。(でも、)もう、あまり会ったってしようがないでしょう。私の顔だって見飽きたでしょう(笑)。

      
      
問)
       

保険毎日新聞の園田です。

共済事業で、個別の新法を作るというのはどれぐらい真実味があるというか、もう8割方…、昨日の大塚副大臣の発言の中にそういうのがあったという報道が…。

      
答)
       

共済の関係ですか。これは今、この前、私が厳命を下して、徹夜をしてでもと。「とにかく一年ぐらい」なんて言うから、「そういうわけにはいかない。今国会に法案を提出しろ」と。

      
問)
       

新法で…。

      
答)
       

新法で提出させます。今、検討させています。検討中です。これは、今国会に出します。

      
問)
       

そのポイントというのは。

      
答)
       

こ れは、中にはかつてのオレンジ共済みたいな、そういう、悪意にて加入者を食い物にしてやっていたような共済もありますけれども、全部がそういうわけではな いので。非常に小振りな、仲間内でお互いが助け合うみたいな形で健全にやっておられるところもたくさんあるわけですけれども、それを、(業務が)やれなく なってしまうということは、まことに理不尽な話ですから、そういうことをちゃんとできるように、と言っても、(共済の数は)何百以上ありますから、どこま でが健全なのか。「いい加減な」と言ったらおかしいけれども、中にはそういうの(共済)もないわけではないですよね。本当に共済として機能しているのかど うかという。だから、そこらをどこまで…、だから、「一概に1年間ぐらい時間がかかる」と言ってきたのですけれども、そんなことをやっていたらちゃんとし たところが(業務を)やれなくなるので、間に合わないですから。これは、ある程度、あとは想像力でちゃんと線引きをして、「ちゃんとした共済、共済の目的 に合った構成・運営をしている者に対しては、ちゃんと(業務が)できるようにしろ」という形で、今。

      
問)
       

「PTA共済とかも含んだ包括的な」というふうに報道に出ていたのですけれども、それもそうなのですか。

      
答)
       

まだ、技術的にどういう法律的な整理をするのかと(いうことは)、まだ聞いていません。だから、私が指示したのは、「そういう形でやれ」ということを言いました。今、そういう方向でやっているので、また途中で私のほうに報告があると思いますけれどもね。

      
      
問)
       

フリーライターの高橋清隆と申します。

このような会見の場を設けていただいて本当に感謝をしております。

      
答)
       

いやいや、こんなの当たり前の話ですよ。

      
問)
       

本当の保守政治家だと思って尊敬しております。

      
答)
       

ありがとうございます。

      
問)
       

そ こで伺いますけれども、日航のCEO(最高経営責任者)の稲盛和夫氏が内閣特別顧問に任命されましたが、稲盛氏はデイヴィッド・ロックフェラー(・シニア 氏)と日米財界人会議をつくって、デイヴィッド・アブシャイア(元米国のNATO大使)と日米21世紀委員会をつくって構造改革を訴えてきた人です。日本 国家を始め、我が国の伝統企業が外国に手引きされる懸念というのはございませんか。

      
答)
       

私 は、稲盛さんの基本的な思想の奥の奥まで知っているわけではありませんけれども、あの人も愛国者だろうと思います。ただ、今の時代に、狭いナショナリスト みたいな者がリードしていくわけにはいきませんから、やはりグローバルな視点で日本を考える、日本経済も考える、いろいろな社会問題も考えていくという視 点は必要ですから、別に、懸念はしていません。

      
問)
       

保守主義者として大臣が「守りたいもの」は何でしょうか。

      
答)
       

こ れは、私は、「保守とは何か」というのが、今、非常に混乱しているというか、おかしくなっていると思いますよ。本来、保守でもない者が、「保守」と言えば 何か良いみたいな。また一方で言うと「古臭い」みたいな、そういう仕分けをされていますけれども、結局、私は、人間を大事にすることが保守だと思います。 人間の営みを大事にすること。

そういう意味では、人間の営みというのはグローバルな視点もあれば、それぞれ、エスキモーはエス キモーで、あの極寒の地で移住しないで、あそこで、あまり文明と縁がない形でも一生懸命生きて満足しているわけでしょう。日本には日本の中でのそういう人 間としての生き方、それで生きがいを感じているものがあるわけでしょう。やはり、猿真似をしないで、そういうものをそれぞれ大事にしていくということが保 守だと思いますね。

      
      
問)
       

保険銀行日報の片岡と申します。

郵 政改革の件でちょっとお伺いしたいのですが、生保協会長が、「暗黙の政府保証」という(こととの関係で)「公正・公平な競争条件ができない限り、かんぽの 限度額の引上げと、それから(保険の)第三分野の(商品のかんぽでの)解禁には反対する」ということを表明しているのですが、その点について、大臣はどの ようにお考えですか。

      
答)
       

こ の間来られて、だいぶ時間を取って意見交換をしましたけれども、私は、簡単に言うと、「保険のおばちゃんを泣かせて郵便局は高笑い」みたいな改革は進める べきではないと。今、言った「保守」という意味でも同じことですから。人間の営みを大事にしていくと。その地域社会というのは、郵便局だけが守っているわ けではありませんから。これは、信金・信組もあれば保険もあるし、農協も、そういうものがちゃんとしていくためにはと。

ただ、 そういうことの中で、純ちゃん(小泉純一郎元総理)が郵便局を本当に荒っぽくズタズタにしてしまって、ある意味では、殺してしまったのです。それはいけな いと。それをちゃんとしようということ(に過ぎないの)であって…。(それなのに、)それ(郵政)が生き生きと生き返ったことによって、そういうほかの金 融機関なり保険屋さんが「影響を受ける」と言うのは、あまりにも弱気過ぎます。やはり、そういうところ(弱体化した郵政が生き返ったら影響を受けるという ところ)も、ノーマルな形で営業をやっている者とちゃんと対抗できるような営業をしないといけませんね。生命保険にしても何にしても。そう思います。

      
問)
       

具体的にかんぽの限度額引上げとか、第三分野解禁とかというのは、今度の改革法案の中には具体的に書き込まれないという理解でよろしいのでしょうか。

      
答)
       

そ ういうふうに「書き込む」とか「書き込まない」とか、そういうことを含めて、私は、トータルで判断をします。今、皆さん方から「だらしない」と言われるか もしれないけれども、あと半月か、もう、ちょっとぐらいしか(日数が)ないかもしれないですけれども、いろいろな立場の人、いろいろな人の意見を最後の最 後まで…、私はあほですから、あほなだけに、いろいろな意見を聞いてできるだけ良いものにして、最後は、ピシッと私が決めていきます。

      
      
問)
       

日本証券新聞社の田口と申します。

最 近の亀井大臣の発言の中で、外国人の地方参政権と選択的夫婦別姓制度の反対を挙げておられますが、外国人参政権のほうは、結構、国民の中でも理解される向 きは多いと思いますが、一方で、選択的夫婦別姓(制度)につきまして、こだわっておられる理由というのはどういったところがあるのか。

逆に言いますと、一部の方々の中には、「少子化が進む中で、逆に、選択的夫婦別姓(制度)ができたほうが家を守れる」というような意見も出ていると聞きますが…。

      
答)
       

何で、そのほうが守れるのでしょう。

      
問)
       

例えば、娘さんが一人だけいて、その方がお父さんの名前を継ぎたい、あるいはお母さんの名前を継ぎたいということができると。

      
答)
       

それはどういう意味ですか。

      
問)
       

私 も娘が二人で、もうすぐ嫁ぐのですけれども、家を継いでもらう跡継ぎがいないわけです。そういう家で、あるいは一人っ子の女性のところで、家をどうしても 継いでほしい、家の名前を継いでほしいという中で、一人っ子の男の子と一人っ子の娘さんのカップルというのがあって、それは結婚がずっと延び延びになって いるというケースもあるのです。

      
答)
       

私 は、今、おっしゃったことは、逆に、夫婦別姓反対の論拠になると思いますよ。逆に言うと、やはり家とかにこだわっているということですよ。名前にもこだ わっているということでしょう。夫婦別姓というのは、それをある意味でバラバラにするという話になってしまうのです。夫婦であっても別姓でしょう。子供も 別姓という。アパートみたいになってしまうわけです。雑居ビルみたいに表札がボンボンと。(夫婦とは)肩寄せ合ってお互いに協力し合っていく社会の最小単 位ですよ。何で、それがそう(別姓に)しなければならないのかという合理的な説明もできないと思いますよ。ただ「主人と別な姓が良い」という。それなら結 婚しなければ良いではないですか。

      
問)
       

みんな結婚はしたいわけですから。

      
答)
       

そう(結婚)したいなら、姓ぐらい一緒になっても良いではないですか。

      
問)
       

だけれども、「親の姓を継ぎたい」と思っている人もいるわけですけれども、それは矛盾があるからこそ、ではそのぎりぎりのところの妥協で別姓にしてと…。

      
答)
       

だ けど、逆に言うと、「親の姓を継ぎたい」と言って、そんなに姓にこだわるなら、せめて「夫婦で一つの姓になりたい」という意味でこだわってもらいたいです ね。姓にこだわっているなら、「そのこと(姓)で(夫婦が)一体になるのが嫌だ」と言うのが逆におかしいのではないですか。どうでも良いことなら良いけれ ども。

      
問)
       

これは選択的でも駄目なのですか。

      
答)
       

だから、そこまでする必要はないと思うのですよね。今も、「通称」では通用しているのですから。職業を持っている方が「それ(姓)を変えるのは不便だ」と、それは「通称」でいっぱい通用していますよ。それで良いではないですか。「通称」で良いのではないですか。

ただ、親子、子供で名前が違うみたいな、そういうバラバラ感を家庭内に持ち込む積極的な意味はないですよ。これは、私は、共同生活に合わないと思います。

      
問)
       

仮 になのですけれども、先ほどの例ですと、娘さんしかいない家庭の方が嫁いで、その次の世代で、例えば、もしも子供が成年になって、「もう一方の消えてしま いそうな姓を継ぎたい」と言ったときに、法律的にもっと弾力化して個人の希望に叶った、もちろん「成年になった」とか、いろいろな条件をつけてなのですけ れども、そういった事後策というか、そういった点については…。

      
答)
       

だ から、私は、「今までとは違った姓を名乗りたい」と言うのは別な問題だと思いますよ。だけど、夫婦としての単位、家族という単位で考えた場合は、その単位 をバラバラにする必要はないのではないかと。ただ、将来的に、その家族構成の中から出て独立するでしょう。独立した人間が、やはり特別な、「自分はおじい ちゃんのところの姓を名乗りたい」というような意思を持っている場合は、それで良いのではないかと思いますけれども、一つの共同体の塊を前提としていなが ら、その姓を勝手に、そんなの…。

子供だってそうでしょう。小学生や中学生のときに、「お父ちゃんの姓が良い」、「お母ちゃん の姓が良い」とか、そんな判断がつきますか。私は、やはりつかないと思います。それは、やはり子供の心理的安定から言っても、一つの姓の中で育ってきて、 お兄ちゃん、妹と同じ姓、お父さん、お母さんと同じ姓ということの中で、一つの家族としての一体意識というものがあると思いますよ。まあ、姓が一緒だから 一体感が生まれる、ということにはならないかもしれないけれども、やはり人間というのはそうではないですか。

そんなことを言っ たら、「夫婦だって、同居しないで、ときどきラブホテルで会っていれば良いじゃないか」という論理につながる話ですよ。やはり、共同生活をして、同じとこ ろで寝泊りをして、同じご飯を食べて、同じ布団の中で寝て…、私なんか寝たことないけれどもね(笑)。やはり、そういう、一つの共同生活をしたいというあ れがあるわけですよ。「そういう面と姓は別だ」という、私は、それはつながらないと思いますよ。

とにかく、そういう夫婦で も…、昔、奈良時代は通い婚みたいなものがあったとかあるけれども、そういう、「もともと一緒に生活なんかする必要ないのだ」と、そこまで割り切って考え れば、それは別ですけれども。やはり、動物だって同じところ(巣)で、つがいはくらすでしょう。一緒


亀井大臣記者会見-記者クラブ会見とフリー会見比較-

2010-02-20 14:30:15 | 亀井静香

記者クラブ会見とフリー会見には
自ずと大きな違いがある!!
刺々しい記者クラブ会見、
和気藹々(あいあい=和やかな意)なフリー会見!



 いつかは比較掲載しようと思っていた。仲々、良い機会がなかった。これは必見である。


 会見内容にそんな差はない。しかしながら、その雰囲気には自ずと大きな差がある。記者クラブ会見は、さながらハブに身構えるマングースの様な緊迫感が漂う。勿論、ハブが亀井大臣で、マングースが記者連である。別に、風体が似ているという意味ではないことは、ご承知のことと察する。

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 亀井さんは、似てなくもないが.....。失敬!!


 記者クラブの記者連は、もっぱら、言質取り、粗探し、懸念探しの質問。これを記者魂と想ってでもいるのだろうかという風情。どう見ても、ある種の潜入観念に動かされているとしか見えない。


 これは、特権意識か、気位か、はたまた、どこかの指令で動かされている諜報部員かと思ってしまうのは、投稿者ばかりではあるまい。これが大手マスコミの記者の実体だとは嘆かわしくなる。


 それを、見透かされて機先を制して、亀井節でお小言を賜る羽目になるから、返す言葉もない。見ていて(読んでいて)溜飲が下がる。

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 翻って、フリー会見は先にも書いたが、『和気藹々あいあい=和やかな意)』な会見雰囲気。亀井節も心なし舌も滑らかに感じられる。会見とは、出来るだけ情報を引き出す手段であるから、こうでなくてはならないだろう。


 政権交代の特筆すべき成果と言うべきであろう。政権交代と言うより、亀井大臣の器量の成せる技と言うべきかも知れない。


 ともかく、形骸化した記者クラブは廃止すべきでる。こんな記者クラブ会見は、たまたま全文公開しているから良いようなものの、一部だけ記事になれば、どう書かれるか分かったものではあるまい。密室会見ならば、それこそ、リークのオンパレードとなる。


 それにしても、亀井大臣の國母選手と朝青龍両問題に対する見解には、納得した。そして、笑った。

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【転載開始】

亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

      

(平成22年2月16日(火)9:08~9:23 場所:金融庁会見室)

      

【大臣より発言】

      

とくになし

      

【質疑応答】

      
問)
       

中 小企業金融円滑化法(中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律)ですが、昨日、6大銀行が、「昨年12月に2万件の申請があっ て、そのうち約4,000件の返済見直しを認めた」との集計結果をまとめました。現在の状況と問題点をどのように捉えているか、大臣のご見解をお聞かせく ださい。

      
答)
       

おかげさまで、金融機関が社会的責任を強く自覚されながら経営をしておられて、この金融円滑化法についても、その趣旨を理解して、今、非常に前向きに対応していただいていると思います。

そ ういう意味では、よく懸念されている「猶予を申し出れば新規の融資が受けられなくなる」とか、そういう危惧(きぐ)と言うか、そういうものは今の金融機関 の姿勢では、(必要が)なくなった、というようなことが、わりと融資を受ける側にも伝わっているのではないかと思いますよ。一時あったそういう危惧がだい ぶなくなってきていますので、わりとどんどん相談に行っているという状況がありますから、非常に良いことだと思いますね。

だけ ど、こんなことよりも、仕事が出る状況をつくらないと。いくら返済猶予をしてみても仕事が出なければ、(それも)儲かる形で仕事が出ていかなければ解決に なりませんので。この政権も、今からそうしたことを、早く予算を成立させ、執行するということを含めて、そういう努力が必要な時だと思います。

      
      
問)
       

一 部報道で、「亀井大臣と原口(総務)大臣が先週金曜日に協議して、ゆうちょ銀行の預入限度額を3年後に撤廃する、親会社への政府出資比率2分の1超、金融 2社への出資比率3分の1超とする方向で大筋合意した」というふうにありましたけれども、これについての事実関係をお聞かせください。

      
答)
       

そんなガセ記事ばかり送っていたら主幹に叱られるのではないですか。悪いけれども、完璧なガセです。誰が書いたのですか。叱るわけではないですけどね。ガセを書いて気の毒だと思っているから言っているので(笑)。(原口総務大臣と先週金曜日には)会ったこともありません。

   

と にかく、私は昔から、警察時代から、ミスリードするのが大嫌いな男ですから。どこかの捜査機関みたいに、リークして「どうだこうだ」ということも、「やら ない」とまで言わないですが、あまりやらない代わりに、私はずっと、政治家になっても、ミスリードすることだけは避けることにしておりますから、ないもの はないと。

      
      
問)
       

返 済猶予で申し込んだ件数で、拒絶した件数が大手行でも数件ぐらいしかないと。ある意味機能しているのかもしれませんけれども、ずっと国会でも言われていた 「行き過ぎる心配」、いわゆる、将来、不良債権が増える心配というのは、実際、始まってみてあまり感じられないですか。

      
答)
       

あ なたの社というのは、常に水をかけることしか言わないところですけれども、あなたのところも反省しないと駄目ですよ。それは、良いことで行き過ぎることは 良いのですけれども、別に、それでモラルハザードが起きるとか、金融システムがおかしくなるとか、そういう懸念は全然ありませんよ。あなたもよく調べてみ ればお分かりだと思いますから。あなたの社の中にそういう空気があればあれして(消して)ください。心配要りません。

      
      
問)
       

菅財務大臣が、「3月から消費税の議論を始める」という意向を示されていますけれども、これについて大臣の考えをお聞かせください。

      
答)
       

今 日も、菅(財務)大臣から私のほうに話があって、何か間違った形での報道がされているようですけれども、これは、税調をやる場合に税制全般について議論す るということを言ったまでの話であって、消費税だけ取り出してどうこうということではないと。それは、子供が考えても分かる話ですよ。4年先、4年間実施 しないというものを、それだけ取り出して議論をするなんて、そんなに暇ではないですよね。税制全体をやるというのは当たり前で、「消費税だけを」という意 味ではないと。菅(財務)大臣は、私のところに来てそう言っておられたけれども、それはそのとおりだと。言論の自由があるのですから、税調の委員だって、 それは議論をするのは当たり前の話ですけれども、4年間は実施しないと言っている(消費)税だけを取り出して議論するということになるはずがないし、菅 (財務)大臣も「そういう意味で言ったわけじゃない」ということをはっきり言っていますから。

      
問)
       

税制全般を議論する中で消費税も取り上げる、それだけを抜き出すわけではないですけれども、全般を考える中で…。

      
答)
       

そ れこそ、税制全般を議論する中で、「では法人税はやりません」とかやれるわけがないでしょう。あるいは、「所得税はやりません」とかやるわけがないでしょ う。住民税、これは地方税ですけれども、税制全般をやる場合について、あなたたちはすぐ「消費税は」と聞くからいけないのです。それは、「それも議論しま す」となってしまうのであって、そんな子供みたいな議論をしたってしょうがないと。やらないということは事実、(消費税を)上げないということは、総理 も…。だから、閣僚懇でもその点は非常に確認しています。今日も、閣僚懇でその点を確認しています。それは、あくまで全般について議論をするという、言論 の自由があるのだから封じるわけにはいかないけれども、消費税だけをどうという話ではないということを菅(財務)大臣もはっきり言っておられます。

      
      
問)
       

昨日、GDP(国内総生産)が発表されて、3期連続でプラス、「二番底懸念が薄らいだ」という見方も政府内でありますけれども、これに対する大臣の見方を教えてください。

      
答)
       

これは、私は、経済の基調が完璧に上向きになったというふうに即断をする状況ではないと思いますね。

一 つは、中国向けの輸出、その他アジアに助けられているという面もありますが、問題は、前から私が指摘しているのは、日本の雇用構造が変わってしまっている こと、それと所得の再配分機構が変わってしまっているという状況の中で、残念ながら、全体の、いわゆるそういう産業活動の果実が内需という形で力強く出て いくかどうかということが直結しない。企業が儲けたって、それがその下の中小・零細企業あるいは従業員、そういうところの所得とか収入に直結していかない ように切断されてしまっていると。やはり、その構造を変えない限りは、内需自体が健全に、安定的に伸びていくということになっていかないという深刻さがあ るのですよ。これは、まさに構造が変わったからなので、その構造自体を変えていくという努力をしないと、かつて世界第二(位)の経済大国にぐんぐん伸びて いったような形での経済力を復活するということにはすぐならないと。

とにかく、今から予算を早期に成立させ、早期に執行していくということの中で、経済の動向というのは、極めて神経質に注視して、タイムリーな対策というのを常に打っていかなければいけないと。緊張して対応をしなければいけないと思いますよ。

今、 日銀の金融緩和ということで、「デフレ脱却への希望の光がちょっと見えた」みたいな、いろいろな論調があるけれども、実態は、皆さん分かっているように、 お金はジャブジャブ余っているのですよね。余っているお金が産業資金に使われていっていないという状況があるので、やはり問題は、そうした意味で、需要を どう回復させ、新たな投資をどんどん生んでいくかということをやらないとデフレギャップは解消しないと。

福祉経済というのは良 いですよ。これは、かつて自公がやらなかったことに目をつけたと。良いのですけれども、福祉経済(の経済効果)というのは、ある面、漢方薬みたいなところ がありますから、それと併せて、直接景気に効いていく政策を常に頭に入れて実施するという、これはある面では、あなたの社を始め、マスコミとの戦いという 面がありますね(笑)。

      
      
問)
       

12日に、原口(総務)大臣が、「郵政の出資比率とゆうちょ(銀行)の預入限度額について、亀井大臣と意思の疎通はできていて、既に決まっている」というふうに発言されていたのですけれども、この事実関係についてはいかがでしょうか。

      
答)
       

決 まっていません。最終的には、彼(原口総務大臣)ときちんと話をしなければいけないと思っています。まだ決めていません。私自身がまだ決めていないのです から。それを、あなたたちがああでもない、こうでもないと。本当ですよ。私は、嘘は言わないですよ。決まっていないのです。ちょっと、あなたたちからもい ろいろその(意見・アイデアを)教えてください。だから、再度、信用金庫、信用組合の代表の方々とお会いします。その辺りの方の話をもっと丁寧に、ちょっ と、今度は時間をかけて聞きます。この間は15分ぐらいだったけれども、今度は1時間近く、それぞれ会って聞くというようなこともやって、最後の詰めを月 末ぐらいまでかけてやった上で…。全然決めていません。本当のことです。出資比率も決めていません。それから限度額も決めていません。

ま た、あと検査・監督について、どういう処置をするかというような問題も、今、これは、そうしたユニバーサルサービスという、ある面で公的な負担を課してい く、しかも小規模の、3人や5人の局が9,000以上あるのですから、そういうところについての検査・監督のあり方をどうすれば良いかということと、あと 信金とか信組、そういうものに対する検査のあり方も、やはりある面では、パラレルとまではいかないけれども、考えなければいけないと思いますので、そうい う中小金融機関に対する検査・監督のやり方についても変えるということで、今、事務的に検討させております。

最後は、バーッと決めちゃいますから。いろいろな(意見を)シューッと集めて、バシッと決めちゃって。あなたたちがあれこれ言ったって、もうそのときには決まっちゃっていますから。私は、それまでは聞きますよ。徹底的に聞きます。

      
      
問)
       

普天間の移設問題で、昨日、国民新党からも辺野古の陸上案という部分が出てきまして、社民党はなかなか、まだ、そこには若干納得もされていないようなのですが、この辺は、今後の議論に向けてどのような方向性をお考えでしょうか。

      
答)
       

我 々も県外が一番良いと思っています。県外、今、我々も必死になって探しているのですから。県外が一番良いと思って探しているのですけれども、併せて、県外 でないとすれば、今、現在キャンプ地内ですからね。今、うち(国民新党)が、下地(国民新党政調会長)君が探してあれしているのは、現在あるキャンプ地内 にやるという話ですから。県外ではないけれども、それに準ずると言ったらおかしいけれども、問題は騒音と安全の問題ですから、これを解決するということ で、私どもとしては、有力な一つの選択肢ではないかというように、今、検討しております。県外が良いというのは、それは社民党も民主党も全く一緒なのです よね。

【転載終了】

【転載開始】

亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要
(雑誌・フリー等の記者)

      

(平成22年2月16日(火)9:25~9:38 場所:金融庁大臣室)

      

【大臣より発言】

      

今日は、特別私のほうから皆さん方にご報告するようなことはありませんが、何かあったら。

      

【質疑応答】

      
問)
       

世界日報の野村でございます。

消 費税のことで菅財務相が言われましたけれども、菊池英博(日本金融財政研究所所長)先生に聞けば、レーガン流のフラット税制を改革していけば消費税を引き 下げることができるというふうなことを詳しくおっしゃっていただいたのですけれども、そういうことも含めて、消費税、所得税、法人税の体系的な改革の議論 をされていくという意味でしょうか。

      
答)
       

今 日も、さっき、閣議の始まる前、菅副総理(兼財務大臣)が私のところに来て、「別に、新聞が言っているような、そういう形での話をしたわけではない」と。 税調が開かれるので、税制全般について議論をするのは当たり前の話ですから、消費税だけ外すというわけにいかないですからね。そういう意味で…。記者がす ぐ「消費税は」と聞くから、「消費税は外します」というふうにいかないわけでしょう。これは当たり前のことなのです。「雲がなければ天気が良い」というこ とと同じなのですよ。マスコミはすぐ、鬼の首とったみたいに「消費税の議論を始める」と。最初から、税調を始めるときに、消費税だけを除くなんてやれるわ けがないでしょう。そのことを言っただけの話なので、「税制全般について、粛々と議論をするということを言っただけのことです」ということを話し(をさ れ)て、それはそのとおりだと。

今日、閣僚懇でもその点はみんなできちんと、内閣として、誤解のないように…。今日、私が言っ たのですよ。あなたたちは別かも知れないけれども、「マスコミというのは、ねじ曲げて報道しようと思って、何か待ち構えているから、それに引っかかるよう なことをしないように気をつけたほうが良いよ」と言ったのですけれどもね。

      
      
問)
       

日本証券新聞社の田口と申します。

国 債についてなのですけれども、今、いろいろと欧州のほうでカントリー・リスクが出ておりますが、格付会社や機関投資家の中には、財政再建がないと国債への 信用度が落ちるという向きがあるのですが、その辺りにつきまして、その財政再建の必要性ということにつきまして、そういった空気についてどう思われます か。

      
答)
       

こ れは、財政再建をしなければいけないというのは当然の話であって、当たり前の話なのですけれども、そのことと、国債を単年度でどう発行していくかというの はある面で…。完全に別とは言わないけれどね。やはり将来的に大きな国債を出すことを防ぐために、当面、国債を発行して景気をちゃんとしていこうという考 え方もあるわけでしょう。私なんかはそういうことを言ってきたわけですけれどもね。だから、それは短絡的なそういうことにもならないし、また、格付会社が いろいろな訳の分からない格付をして金儲けをしているのですよ。今度、なんかうち(金融庁)が、格付会社についての指導…。

      
副大臣)
   

はい。制度整備をします。

 
答)
       

制度整備をしますよ。これ、報道してくださいよ。この下の(記者クラブの)記者会見では言っていないですから。あなたたちだけに言っているわけですから。これはやりますよ。

      
問)
       

どういった形の…。

      
答)
       

今、この二人(大塚副大臣、田村大臣政務官)が…。

      
副大臣)
       

金商法の改正(本年4月1日施行予定)の中でやりますから。要綱(正確には「信用格付業者向けの監督指針(案)」)の中にも書いてありますので1回ご覧ください。

      
      
問)
       

バンクーバーオリンピックが始まりましたけれども、日本代表選手の服装問題が一時問題になりました。日本代表選手のそうした振舞いについて、大臣はどのようにお感じになられますでしょうか。

      
答)
       

私 は、ちゃんとした服装をしたら良いと。私が言う資格はないですね。行儀悪いですから(笑)。いつも言われていますからね。いつも「へそ出して」とか、「足 のすね毛が見えている」とか、そんなことばかり言われているのですから、私が言う資格ないですね(笑)。しかし、一番は精神ですよ。気持ちが一番ですね。

た だ、最近は、若い人がわざとワイシャツを外に出したり、おしりを見せたり、女の子がへそを出して、そういうことまでして歩いているのでしょう。私が前に びっくりしたのは、ニューヨークのオペラハウスに行ってみたら、タキシードを着たちゃんとした人もいるし、若い人がシャツを背中から出しちゃって、オペラ ハウスでですよ。私の周りに、そういうのが何人もいましたよ。一方で、タキシードを着ていて、おおと思いましたけれどもね。ファッションというのは難しい ですね。

私なんか、自分は日本一おしゃれだと思っているのですけれども、みんなそうは思ってくれないのですよね(笑)。「おか しい」と、「ネクタイが曲がっている」とか、頭の毛までみんな直したりしてくれるけれどもね。本人も悪気でしたわけではないのだろうけれども、それは公の 場で気をつけたら良いだろうけれども。

朝青龍(元横綱)だって、私は、相撲協会の処分を、「処分」と言ったらおかしいけれど も、任意でやったわけですけれどもね。モンゴルからやってきて、言葉も分からない、風俗・習慣も分からない、ましてや日本の古来からの、古式に則ってやっ ている相撲道を、そういう青年が最初から身につけられるわけがないではないですか。相撲協会の連中だって行儀悪い連中ばっかりいるではないですか(笑)。 行儀の悪いお酒ばかり飲んでいる連中だっています(笑)。私なんか一緒に飲んでいるのですから分かるけれどもね。モンゴルから来た青年が、日本の古来のあ れに則って横綱の相撲をとってもらいたいと思うなら、そういう教育、しきたりとか、いろいろなものを教えてあげなければいけないですよ。そういう努力もし ないでおいて、これは品格があるとかないとか…。私なんかも「品格がない」とかあなたたちに言われるけど、私は、自分では日本で一番品格が良いと思ってい ますよ(笑)。

      
      
問)
       

フリージャーナリストの高橋清隆と申します。

2月上旬にアメリカのキャンベル国務次官補が来日していましたけれども、大臣は接触とかされましたでしょうか。

      
答)
       

あの程度の小物には会いませんよ(笑)。

      
問)
       

「お正月にアメリカに行かれていた」とおっしゃっていましたが、そのときは、米国債の購入などについて話を…。

      
答)
       

そ れは前、去年の5月の連休明けにセイモア(調整官)さんとかベイダー(大統領)特別補佐官に会ったときに、たまたま次期キャビネット(ネクスト財務大臣) か何かの中川(正春 衆議院議員)さんが、「米国債を買わない」なんて言ったものだから、ニューヨークのあれがババッと下がってしまった。たまたま、セイモア(調整官)さんと 会っているときに、大使館の公使からメモが来たのですよ。だから、私は人事権を持っていないですけれども、「いや、そんなことない。彼は財務大臣にならな いし、新政権はオバマ政権に全面的に協力するよ」と、「その代わり、対等に話をしよう」という。私があのときに「だから心配するな」ということを言った ら、ホッとしていらっしゃったけれどもね。

      
      
問)
       

J-CASTの亀松と申します。

昨 日、銀行から発表のありました中小企業(金融)円滑化法(中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律)の実施状況についてのこと ですが、発表では、断った件数が非常に少ないというようなことが1点と、あともう1点は、個人向けの住宅ローンのほうはかなり良く、4、5倍増えたと。た だ、中小企業については微増であるというような、12月現在ですけれども、そういう発表だったのですが、あの発表についてどのように思われますか。

      
答)
       

これは、メガバンクを含めた金融機関が、社会的責任を自覚しながら、金融円滑化法の法律の精神等を理解していただいて、私は、今、ほとんどのところがちゃんとした対応をやっていただいていると思いますよ。そういう結果が、そういうあれに出てきているのだと思います。

今 まで、返済猶予の相談をすると、「そのところには新規融資は危なくて貸せないということになるのではないか」と思って相談するのを控えているという空気が ありましたけれども、そういう空気は、金融庁の職員も必死になって、全国の金融機関に対して、ちゃんとした指導なりのことをやってくれていますし、そうい うこともあって、そういう危惧(きぐ)の念はどんどん消えていっていると思いますよ。だから、皆さん方からも、ぜひ「そんな心配は要らないのだ」というこ とを、どんどんPRしていただきたいと思います。

しかし、問題は、借金返済を少し先延ばししたって、仕事が出なければしょうが ない話でしょう。しかも、儲かる形で仕事がどう出ていくかということが極めて大事だと思いますので、やはりトータルの政策が必要ですね。金繰りの面という のは非常に難しいですね。今、消費者金融の問題も、(改正貸金業法が)6月施行ということで、いろいろなところから借りている方の問題、いろいろな問題が ありますよね。

金融という世界は非常に裾野が広いので、一部だけうまくいっているといっても、ほかで困っている人もいれば、や はりそれを放っておくわけにはいかないと。政治というのは、一人でも困っている人がいれば、その人にちゃんと対応するというのが政治のあり方です。政治と いうのは多数決ではないので、少数でも困っていれば、そこをちゃんとするというのが政治のあり方なのです。だから、金融の面についても、少しは役に立って いると思います。

      
      
問)
       

金融ファクシミリ新聞の秦と申します。

先ほど、下の(記者クラブの)会見で言及されました中小金融機関についての検査・監督の見直しということで、見直しの論点となるところというか、ポイントとなるところと、あとスケジュール感等お持ちでしたら教えていただければと思います。

      
答)
       

だ から、これは簡単なのですよ。金融庁もかつて、金融庁職員が…、検査官が悪いわけではないのですよ。小泉・竹中(路線)が悪いのですよ。間違った方向で 「検査をやれ」と言うから、舌なめずりしながら(検査に)行って、返済猶予すると不良債権区分に入れざるを得ないようなことをやってきたわけでしょう。そ うではないノーマルな検査、社会的責任をきちんと果たしながら融資をやっていくという方向に大転換したのでしょう。金融庁は、今、全国、そういう姿勢でき ちんとやっていますから。私は、これは金融行政、がらっと良くなったと思いますよ。

【転載終了】
   

亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

2010-01-16 13:18:59 | 亀井静香

こんなところに毎回、
記者会見録が
全文公開してあるなんて、
知らなかった
亀井大臣の痛快極まる開放記者会見!!


 あるコメント氏の教えたもらった。今回は、記者クラブの面々に対する記者会見内容。

20091010dsc00448a


 亀井大臣の応答が振るっている。次回は、開放記者会見を転載する。又、ひと味違う。お急ぎの方は、金融庁サイト>記者会見をどうぞ!


 東京(頭狂)地検(痴権)特捜部の田舎芝居には、もうほとほとウンザリだから、清涼剤には、きっとなる。


【転載開始】

亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

   

(平成22年1月8日(金)10:56~11:21 場所:金融庁会見室)

   

【大臣より発言】

   

どうもおはようございます。

   

今 年、初めてお会いする方も非常に多いわけなので、私、ちょっとアメリカに行ってきたので、ちょっと浦島太郎のような感じもしないわけでもないのですけれど も、財務大臣が交代されたという状況も起きたわけでありますが、いよいよ、今年は言うまでもなく、鳩山政権、正念場に入っていくわけですから、私も、連立 を組んでいる国民新党の立場においても、徹底的に鳩山政権を支えていく覚悟であります。

   

私の 狭い守備範囲で言うと、一つは、ご承知のように郵政見直し、去年、株と資産の凍結という、一つの大きな仕組みというか、枠を作ったわけでありますけれど も、そうした状況の中で、今年は、どういう事業を展開していくのか、そのための組織をどうするのかと。通常国会にこれを提出いたします。そのために、現 在、昨年12月から、日本郵政の社長以下幹部と私どもとの間で、新しい事業展開の中身、またその組織について検討を重ねているわけでありますが、一応、め どとしては今月末ぐらいまでの間に、それぞれの方向性を、一応出していきたいと考えて、今、取り組んでいる最中であります。

   

な かなか、これは大変な話で、何度も言っているように、小泉(元総理)さんがガタガタにしてしまった郵政事業をその前の姿に戻すというのであればわりと簡単 かもしれませんが、そうではないのです。地域のため、また日本全体のため、世界のために、世界一と言っても良い日本郵政株式会社をどうしていくか、という 一大事業でありますので、なかなか大変でありますけれども、現在、国民の方々の声を幅広く聞かせていただく、またアドバイスもいただく。そうした、国民の 皆さん方と一体となった中でこの事業を成し遂げたいという、かねがね皆様方に申し上げているそうした方針で、現在、取り組んでおります。順調に行っている かどうかと言われると、こういうのは最後の最後にならないと、きちんとした形というのは作れないわけでありますが、それぞれの立場で頑張ってくれておりま すので、大体、月末までには一つの方向性を出せるのではないかなと考えております。

それともう一つ は、ご承知のように、デリバティブ商品と言ったら、そういう金融工学に基づいてのいろいろな新しい商品が、世界中で売りまくられているわけでありまして、 ご案内のように、それが破綻をすることによって、実体経済まで大変な影響を受けると。最近でも、そういう事態がアメリカに端を発して起きたわけであります けれども、そうした金融商品の取引をめぐって、これを「善良な」と言いますか、一般の投資家までもが、知識を持たないで、欲に駆られてみたいな形でどんど ん被害を被っていくということは、やはり我々政府としてはどうしても避けなければならないと。金融庁もそういう立場で今までもやっているわけでありますけ れども、そういうことに関して、一つは、このお互いの、いろいろな取引の中で、皆さん方ご承知のように、錯綜した取引が行われるわけでありますけれども、 損失が起きた場合の清算等について、できることなら一括して処理ができるようなあり方というのを作れないかどうかというようなことを、金融庁事務局におい て、今、検討してくれておりますので、この辺りで良い案が出てくれば、これを法制化するという場合も起きてこようかと思っております。これにも、今、取り 組んでいる最中であります。

   

なかなか難しい分野ですね。日本だけというよりも、これは世界中 の話なものですから、なかなか捕捉するのが難しい面が非常に多いと思います。日本で捕まえようと思うと、スッとアメリカへ逃げて、ヨーロッパへ逃げていく という面もありますし。しかし、そうした中での、特に大きな損失が発生した場合、それがおかしな形で波及をして、経済全体に打撃を与えていくということが ないような、そういう一つの手立てを考えられないかということで、今、やっているわけであります。当面、そういう二つの問題があるのではないかと考えてお ります。

   

あと何か、何点かあれば。

   

【質疑応答】

   
問)
      

冒頭、お話がありましたように、財務大臣が交代されて、菅(副総理)さんが財務大臣に就任されたわけですが、この人事についての評価をまずお聞かせください。

   
答)
      

今のところ、三党の中で考えても、財務大臣というのは、菅(副総理)さんが一番適任なのではないですか。私はそう思います。

   
   
問)
      

就任されて、昨日の記者会見で、為替の水準について言及されたりしていますが、その点についてはいかがですか。

   
答)
      

財 務大臣の立場としても、為替の動向について強い関心を持つのは当たり前でもありますし、この為替相場が、過激な形で乱高下をしていくみたいな形というのは 経済にとって決して良い影響も与えませんし、また、円高がドンドコドンドコ進んでいくというようなことが、日本経済に対してプラスの影響がどんどん生まれ てくるという状況でもないわけですから、やはり、一時、わりと早いペースで円高が進んできていた状況に対して、菅(財務)大臣として危惧の念を表明された というのは、私は当たり前だと思います。私もそう思います。

   
   
問)
      

JAL(日本航空)問題なのですけれども、法的整理の案がある一方で、メガバンクは私的整理を求めていますけれども、この点について、金融担当大臣としてのお考えをお聞かせください。

   
答)
      

別に、私に相談があるわけでもないし、私の所管との関係が今の時点で生まれているわけではありませんが、「世界の翼」と言っているJALが、やはり健全な形の姿を取り戻していくために、政府が全力を上げて支援するというのは当たり前の話だと思います。

 

問 題は、どういう形が良いかという話で、それは、今、関係者がいろいろ知恵を出している話であって、やはりそういう面では、今の、いろいろ出ているやり方で どれが良いかという、それぞれ一長一短はあるのでしょうけれども、要は、ちゃんとJALが再生していくということが大事だと思います。

   
   
問)
      

郵政なのですけれども、1日に、原口(総務)大臣が、組織形態について3社形態ということを表明されていますけれども、この点について大臣はどのようにお考えですか。

   
答)
      

それは、私は本人から聞いていないから分からないですけどね。それは総務大臣としてか、個人としてか、そういう考え方なり気持ちを持っておられるのかどうか。私は正式に聞いていませんから。

   
   
問)
      

先ほどの菅財務大臣の就任に関連してなのですけれども、かつて、菅(財務大臣)さんとは、「知恵があっても財源がないと」という話でやり合った経緯もあるのですが、今後、財務大臣としての手腕についてはどのように見ていらっしゃいますでしょうか。

   
答)
      

こ れは、菅(財務)大臣が、今から知恵を振るってこのデフレをどう脱却していくかというのを、かつての日本経済が経験したことのない状況に突入しているわけ ですから、そういう中で、財務大臣としてこれを突破していくための処方箋をどう描いていくかと。やはり、彼(菅財務大臣)は大変能力がある政治家ですか ら、良い方法を考えていくのではないかと私は思います。

   
   
問)
      

小沢(民主党)幹事長の政治資金団体の件で、土地取引をめぐる不透明なお金の流れということで、小沢(民主党)幹事長が東京地検特捜部から事情聴取を要請されている件について、事情聴取を受けるべきとお思いかどうかということを含めてちょっとお伺いしたいのですが。

   
答)
      

それは新聞では書いてあったけれども、要請があったのですか。

   
問)
      

はい。要請があったということなのですけれども。

   
答)
      

あなたは何で確認したのですか。

   
問)
      

我が社の取材で確認していますが…。

   
答)
      

取材して、それで地検がそう言ったのですか。あなたがそこで要請があったということを言えば、重いですよ。

   
問)
      

我が社の社会部の取材…。

   
答)
      

あなたの社として、「そういう要請が地検から正式にあったということを確認した」とあなたが言うこと自体は重いことですよ。それを分かっていて言っているわけですね。

   
問)
      

どこから聞いた話かというソースは明らかにしていませんけれども…。

   
答)
      

そ れは、私も警察にいたけれども、どういう捜査が具体的になされているかということについて、憶測だとか推測をもって、そういうことを報道機関が報道して、 それに対してコメントを求めるというのは無理ですよ。それが常識というものなのですよ。今のマスコミは常識がないから、平気であなたみたいなことを質問す るのであって。地検は発表していないでしょう。しているのですか。知らないですか。地検が正式にやった(要請した)ということで、私に感想を求めているの ですか。その辺りは、あなたをいじめるために言っているのではないですけれども、マスコミというのはそういうことに責任があると。現に、要請をしているこ とが検察サイドから表明をされた上で、「それに関してどう思うか」というコメントを求めるのか、地検がそれをやっているのかどうか全然分からないのに、仮 定の話でコメントを求める、全然違うでしょう。あなたをいじめたってしょうがないのですけれども、マスコミはそういう聞き方をするから、あえてあなたに申 し上げたということです。

   
問)
      

しつこいようで申しわけないのですけれども、そうしましたら、説明を求められたら事情聴取に応じるべきかどうかという仮定の質問にはお答えできないという…。

   
答)
      

それは当たり前の話でしょう。私も公人ですよ。そんなことは当たり前の話です。あなたの社ともあろうものが、そういうことは聞かないほうが良いですね。

   
   
問)
      

郵政の関係ですけれども、組織形態について、3社なのか何なのかという検討が進んでいると思いますが、大臣としては、今現在、どういう形態が望ましいとお考えですか。

   
答)
      

今、検討している最中なのですよ。だから、今、私の段階で結論を言う段階ではないです。

   
問)
      

お正月に原口大臣が発言されたということについてはどうお考えですか。

   
答)
      

私は本人から聞いていないですから。あなた方が報道したのでしょう。私は聞いていません。私は、聞いていないことについてはコメントできません。

   
問)
      

先 ほど、デリバティブ商品の清算の一元化についてお話があったかと思うのですが、年末から、金融・資本市場の改善に向けた取組みについてさまざまな検討がな されていたかと思うのですけれども、このデリバティブの清算一元化について、その法制化のご発言があったということは、その他の部分について、次の通常国 会で法律関係の手当てをするのは、この清算機関一元化に絞ってという理解でよろしいのでしょうか。

   
答)
      

こ れも、今、検討している最中なので、さっき言ったように、この世界、あなたも承知しているように、非常に難しい世界です。その中で、要は、善良な、いわゆ る一般投資家が被害を受けないようにするということが一つと、それが万一、そういう取引が破綻をした場合、この経済に大きな打撃が及んでいくということが ないようにするという、この2点だろうと思うのですね。それを、今、検討している最中なので、その結果、どういうあり方が良いのか、もうちょっと時間がか かります。

   
問)
      

もう1点だけ確認なのですが、「一般投資家が被害を受けないようにする」というのは、不招請勧誘の禁止について触れていらっしゃるという理解をしてよろしいのでしょうか。

   
答)
      

だ から、いろいろ、これは一般投資家が、その商品にとって正確な知識を持ち得るかどうかというようなことも一つあるでしょうね。そういうことを含めての営業 のやり方もあるだろうし、だから、全般について、今、検討しているところなので。だから、この世界は難しいのですよ。「虚」が「虚」を生んでいるような世 界があるでしょう。簡単に言うと、言葉は悪いですけど、博打場みたいなところがありますね。実態的な取引と関係ない形で、こんなことを言ったらおかしいけ れども、昔、電車が来たら、次に来るのが奇数番号か偶数かということで賭けていたでしょう。それと似たような、実態とは縁のない形での取引がされる危険性 があるし、いろいろな、そういう物事を捕まえてはやる。これは、お互いだけだったら何ということはないかもしれない。それでも、やはり取引がでかくなって しまった場合、それが破裂してしまった場合は、経済全体に影響が起きる場合があるので、「相対取引で、お互い納得づくで勝手に商品を取引していたので、損 しようが関係ない」といってしまえない面もあるわけでしょう。だから、そういうことを含めて、今、検討しているという最中です。

 

私 も、やったことがないから分からないのです。買ったことありますか。いろいろな商品があるから。次から次に出てきているでしょう、アメリカなんかでも、ど こでも、日本でもそうですけどね。こういう商品を作ってはいけないということがないから困ってしまうのです。これは、テレビ局の視聴率で、どっちが高いか 低いかみたいなことで商品化できないこともないのです、本当に。どちらかの視聴率がどう上がっていくのかという予測を立てて。これは、本当に大変な世界な のです。

   
   
問)
      

前回、閣議をご欠席されていますけれども、アメリカでどなたか要人と会ったりとか、それとも私的な旅行で、いわゆる閣議を欠席されたのか。欠席の理由というのは何かございますか。

   
答)
      

これは、ちゃんと総理も官房長官にも私がアメリカに行くいろいろな話をしてありますから。あなたの社に中身を報告する必要はありません。申しわけないですね。

   
問)
      

私的なご旅行で閣議を欠席されたというわけではないのですか。

   
答)
      

そういうことであったら、そういう許可をしないでしょう。事前に代理(大臣)まで置くのですから。

   
   
問)
      

山崎拓(元衆議院議員)さんの国民新党入りが取りざたされていますけれども、正式に申し出があれば、受けるお考えはありますでしょうか。

   
答)
      

拓さん(山崎拓 元衆議院議員)の政治的ないろいろな行動について、私がどうだこうだという、拓さん(山崎拓 元衆議院議員)の将来の行動についてまで、今、予測してどうだとか言えません。

 

政治の世界はいろいろなことがあるけれどもね。噂も飛ぶし、噂ではない場合もあるし、いろいろな場合があるわけです。

   
問)
      

今の話なのですけれども、山崎(拓 元衆議院議員)さんのほうはともかくとして、大臣としては手を組むという考えはあるのですか。

   
答)
      

山 崎(拓 元衆議院議員)さんと組むと言って…。政治家ですから、我々は国民新党を結成しているわけでしょう。政策、信条、「一つの政策実現のためにお互いに力を合 わせてやろうや」ということで党を結成しているわけでしょう。そういう過程の中で、いろいろな人が加わる場合もあるし、また出ていく場合もあるのですよ ね。それは、いろいろな場合があるわけです。

   
問)
      

山崎(拓 元衆議院議員)さんの場合は、小泉(元総理)さんのもとで、副総裁として郵政民営化を推し進めた方ですけれども、それでも政策で一致できるというお考えは…。

   
答)
      

だ から、そんなことは今の時点でどうだこうだと言うわけにいかないのです。政策については、そのときそのときで考えが変わっていく人もいるし、今の自民党見 てみなさいよ。郵政民営化反対だった9割が、「大事にしないぞ」、「選挙で公認しないぞ」とやったら、これが大きくひっくり返って賛成に回ってしまったで しょう。そういう人もいれば、反対して(党を)出て、「申しわけありませんでした」、「二度とそういうことをいたしません」と誓約書を書いて、また自民党 に戻った人もいるわけでしょう。だから、それは政治家の、いわゆる政策についての出処・進退、いろいろなものは、自分が政治家として判断して考えるべき あって、そういう中で、手を握ったり、離したりする場合が起きてくるのでしょうね。

 

私は自社さ政権をやったとき、社会党さ ん、村山(元総理)さん以下、あの人たちは、日の丸、君が代反対、安保反対だったのですよ。だけど、私は手を握ってしまったでしょう。それは、そのときも 過去を問えばできなかったですね。だけど、「分かった」と。「未来に向けて、そういう問題については考え方を変える」ということを村山(元総理)さんや皆 さん方が言われたので、「では一緒に政権を作りましょう」と言って作ったのです。だから、いろいろなケースがあるわけですから、今の段階で、私は他の政治 家の思想・信条の中身までどう変化しているかまで分からないですから。

   
   
問)
      

郵政の話で、原口総務大臣のお話、「本人から聞いていない」ということですけれども、今後、本人から聞くご予定、もしくは3社化について検討課題になっていくのかについて伺います。

   
答)
      

私 は、そういうことは言えないのです。だって、今、ちゃんとチームを作ってやっている最中ですからね。原口(総務)大臣も、もちろんそのメンバーの一人です し、私もメンバーです。大塚副大臣以下、長谷川憲正(総務大臣政務官)が事務局長に、また(日本)郵政の社長以下、副社長等も入ってやっているわけですか ら。原口(総務)大臣は、その一員ですから。

   
問)
      

チームの一員から、こうやってポンと話が出てくるのはちょっと違和感を覚えなくもない…。

   
答)
      

知らないです。私は聞いていません。本人は「喋っていない」と言うかもしれないですよ。どこの社の報道か知らない。本当に、よくあるのですよ。「あれは勝手に書かれたのだ」という場合もあるでしょうし。これは、分からないですよ。

   

国民新党・亀井静香代表の直言!!オモシロイ!

2009-12-28 12:36:34 | 亀井静香

亀井金融相のインタビューはオモシロイ!!
政治界の『ノムラ監督』だ
民主党政権も彼によりどれだけ救われているか?!
本音トークが炸裂!!



 理不尽な民主党攻撃が止まない。鳩山、小沢攻撃が止まない。しかし、亀井攻撃は少ない。底の浅い新政権攻撃の論拠が、浮薄である証拠だ。


 下記の【単刀直言】は産経記事だ。その中で、亀井金融相は産経批判も織り交ぜている。これが笑える。当の産経新聞の記者は、どう対応して良いか戸惑ったに違いない。遠慮会釈ない亀井大臣の真骨頂がそこにある。


 表題にも書いたが、政治界の『ノムラ監督』そのものだ。これからもますます注目を集めるであろう。少なくとも投稿者は注目して止まない。


 亀井静香こそ保守本流の政治家だ。だから、批判する論拠が見つからない。保守を騙る米国追随政治家や、『売国派』の勢力も真正面から攻撃できない。何れは与させようと言う魂胆があるからだ。そこに民主党の救いがある。民主党を攻撃する論拠は、『社会主義』、『全体主義』、『独裁』、『壊し屋、』挙げ句の果て『売国政党』まである。


 何れも、浅薄なレッテルに過ぎない。ところが政治家亀井静香に貼るレッテルがない。精々、『強面』ぐらいしかない。そこで、言いたい放題が出来る。その言いたい放題は、本音で正鵠を得ている。その一言は、浅薄な民主党攻撃を一撃論破して余りある。


 おそらく、この亀井発言は実態を表している。極小政党の国民新党は、今、民主党を筆頭として連立政権の過半の政局をリードしている。ある意味で、国民新党=亀井静香が居なかったら、新政権運営に多大の障壁を余儀なくされたであろう。


【転載開始】

【単刀直言】国民新党・亀井静香代表「数だけが力じゃない」  

2009.12.27 22:16

Stt0912272219006p1 亀井静香金融大臣・国民新党代表=25日午後、東京・霞が関(桐山弘太撮影)

 民主党も自民党も国民新党の政策にすべて寄ってきている。マスコミは素直に認めないけどね。(国民新党は与党内で少数だけど)数だけが力じゃない。どれだけの地力を出すかなんだ。数だけあったって、どうしようもない。自民党がいい例だ。289人ぐらいいたがダメだった。安倍晋三(元首相)も福田康夫(元首相)も1年の短命だった。

 民主党だって308人いるって威張ってるけど、数に安住して国民新党を軽視したらおしまいよ。国民新党と社民党を外したらどうなるとか、政治の社会ってのはそんなもんじゃない。

 政治を死にものぐるいでやれば(他党は)付いてこざるを得ない。民主党は郵政民営化見直しに賛成じゃなかった。それが同調した。小泉純一郎(元首相)のやったことを国民新党が全部、ぶっ壊しちゃう。

 今年を漢字で表せというから「乱」と答えたが、来年も「乱」だ。人心が収まらないだろう。産経新聞みたいな新聞が幅を効かせてるからだ(笑)。

 だからといって、参院選では国民新党が独り勝ちする展望はない。国民は相当数いかれているので国民新党にばーっと支持が集まる可能性はない。

 でも、その政党が今や政治を動かす。あんたたち(マスコミ)に「しっぽが頭を振り回している」と悪口言われながら。来年もまっしぐらに政局を、政治を動かしていく。経済が「乱」にならないよう、ちゃんとした経済対策をやれと言い続けるよ。

 小沢(一郎民主党幹事長)さんの力は今、最高の状況にある。何百年に1人の政治家であるのは間違いない。わが道を行き、絶対に妥協しない。幹事長としてちゃんと民主党内を押さえている。

 オレは鳩山(由紀夫首相)に言ってやった。「小沢さんの力が強いから影響を受けているとマスコミに書かれておるけれど、気にしなさんな」と。中曽根内閣だって約5年やったけれど、最初は(田中角栄元首相との)「田中曽根内閣」だったんだよ。

 (鳩山政権を)二重権力とか言うけれども、小泉政権こそ米国との二重権力だったじゃないか。

 鳩山内閣は長期政権になる。あいつ(首相)は宇宙人だから、些事(さじ)構わずみたいなところがある。宇宙を遊泳して、宇宙の視野でやっているんだ。

 永住外国人地方参政権を付与する法案には国民新党は反対する。そもそも(与党党首級の)「基本政策閣僚委員会」がオーケーしないものは閣議にかけられない。(推進派が)議員立法で出そうとしても民主党内に賛否があるから、参院選前に小沢さんはそんなことしないよ。

 残っている自民党議員の中では谷垣(禎一総裁)や大島(理森幹事長)はベストの人物だが、あの党が息を吹き返すのは難しい。気力がなくなっている者に気力を持てというのは、犬に木を上れということと同じだからね。

 今の自民党に足りないのは何が何でも政権を奪い返すという気迫だ。だから展望がない。

 鳩山さんの献金問題だが、国民はお金持ちや「ロイヤルファミリー」にはおおらかなんだ。俺(おれ)みたいな貧乏人の小せがれだった政治家には厳しいんだよ。

 政治資金規正法は事件のたびに規制を強化して現実無視のテクニカルな法律になっている。その法律が犯罪者をつくって検察の餌食にさせている。対応の仕方がまずかったから代議士に責任とれと言うなら、みんな(議員)バッジを外すことになる。

 相当数のいかれた国民は「亀井けしからん」と言うかもしれないが構わん。オレは今、国民やマスコミによく思われようなんて気は全然ない。本当だよ。【転載終了】