続よもぎ餅
今日は朝から雨です。こんな日はゆっくりと炬燵に入って過ごします。田舎の古民家は隙間だらけで寒いので、石油ストーブや炬燵なしでは過ごせません。
しばらく続いていた畑仕事の疲れが出たのか、朝から炬燵でウトウトしておりました。そこに昨日のブログに登場したT家からよもぎ餅が届きました。昨日のブログを読んだのって思えるくらいの、タイミングの良さです。
届けてくれたのはT家の小母さんの長男の奥さんでした。T家の小母さんはかなり以前に亡くなっているので、一昨日に私の搗(つ)いたよもぎ餅を、仏さまにもっていったばかりでした。
奥さんは私のよもぎ餅がおいしかったと、眼を輝かせて言いました。餅が柔らかくいつまでたっても固くならなかったし、よもぎの色がとてもきれいだったと。どうやって作るのかと聞かれました。
実は私は、よもぎ餅では誰にも負けないと、ひそかに自負しておりましたので、誉められて正直嬉しくなりました。
そこで得意げに作り方をペラペラと喋ってしまいました。ところがT家夫人はこんな私の話を、うんうんとうなずきながら目を輝かせて聞いてくれるではありませんか。
それから夫人は自分も作ったといって、よもぎ餅を下さいました。仏さまにお供えして早速いただきましたが、とてもおいしかったです。なんといっても夫人はあの小母さんの家の嫁さんです。姑から鍛えられた腕があります。
それにしても、目を輝かせて話を聞いてもらったことなど、久しくなかった気ががします。最後は長女が小母さんの餅が一番おいしいと言った話から、小母さんの思い出話になり、嬉しいひと時を過ごすことができました。
T家夫人と私は、漢字は違いますが名前が同じです。そして長女の名前も漢字は違いますが、同じ名前です。その割には長い間お互いに敬遠しあっていました。
ところが数年前にノラボウ菜という野菜の苗を夫人にあげたところ、とてもおいしいといって喜ばれました。それからはなんだか気が合うようになりました。ノラボウ菜も毎年植えているそうです。名前が同じだけではなく、野菜つくりが好きなところも同じだったのですね。
今度のよもぎ餅の件で、またまた仲良くなれそうな気がします。
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