ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

0305_西の地球と神様の約束(003)裕也の冒険-阿弥陀如来の約束(03)-

2021年12月19日 11時46分18秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0305_西の地球と神様の約束(003)裕也の冒険-阿弥陀如来の約束(03)-


--阿弥陀如来(あみだにょうらい)の約束(03)--

大小の様々な阿弥陀様が集まった。
金色(こんじき)に輝(かがや)いている。
そして、少女の周りを囲んだ。
裕也も囲(かこ)みに加わった。
阿弥陀様の一人が、
「それでは、題目(だいもく)を唱えましょうか?」
言うと。
申し合わせたように、
全ての阿弥陀様(あみださま)と裕也も唱え出した。
無論(むろん)、少女も。
「南無阿弥陀仏…
 なむあみだぶつ
 :
 :
 なむあみだぶつ
 :
 :」
唱題(しょうだい)が半(なか)ばにきたとき。
(何だか胸が熱い。
 不思議だ)
そのなかで一番荘厳(そうごん)な阿弥陀様が唱えるのをやめた。
そして、周りを見た。
裕也が真剣に心強く唱えている。
裕也に近づいていく。
声が大きいわけではないが、
声のエネルギーというか、
心があった。
一番荘厳な阿弥陀様は、裕也に尋ねた。
裕也は、唱えるのをやめキョトンとした顔をしている。
阿弥陀様の胸の熱(ねつ)がやんだ。
「阿弥陀様。どうかしましたか?」
裕也は、阿弥陀様に尋ねる。
「裕也。もう一度、唱えてみてくれませんか」
阿弥陀様は、裕也に尋ねてみた。
「南無阿弥陀仏。なむあみだぶつ。なむあみだぶつ」
裕也は、唱える。
胸が熱くなる。
「やっぱり。
 裕也さん。
 あなたの題目は違う。
 あなたは、何の宗教をしているのですか?」
「仏法です。
 いや、
 宗教の名前は、分かりませんが、
 南無妙法蓮華経と中央に書かれた本尊を祈っています。
 けど、その本尊には、
 阿弥陀如来さま。
 日蓮如来仏さま。
 釈迦牟尼仏さま。
 イエスさま。
 アラーさま。
 夜の神さま。
 天皆尊さま。
 その他(ほか)の菩薩さまも
 書かれています」
「私の名も載っているのですか?」
「はい」
「それでは、あなたの発心した題目はありますか?」
「はじめは、聖書を読んで、
 イエス様だけを信じていたのですが、
 今は、南無妙法蓮華経です。
 その御本尊をお受けしたチベットで
 この題目を唱え、
 宇宙の始まりを感じました。
 今でもイエス様を信じていますが」
「宇宙のはじまりですか。
 南無妙法蓮華経。
 なむみょうほうれんげきょう。
 なむみょうほうれんげきょう」
(何か懐かしい)
阿弥陀様は、3回唱えた。
(体の中心が熱い)
それれが、全ての阿弥陀様にも伝わった。
そして、女の子にも。
阿弥陀様の表情が少し優(やさ)しくなった。
そして、裕也も阿弥陀様たちもまた「なむあみだぶつ」を唱え出した。
女の子は、自身が変わったことを感じた。
阿弥陀様も自身のなかから力が湧(わ)くのを感じた。
そして唱題(しょうだい)は終わった。
「阿弥陀様。
 何か変った気がします。
 ありがとうございます。
 少しお堂でおやすみください」
少女は、何か晴れ晴れしている。
みんなは、
そろつてお堂のある古びた平屋(ひらや)に戻って来た。
中を覗(のぞ)くと、
食事がテーブルに用意されていた。
一人の女性が給仕(きゅうじ)をしていた。


つづく。 次回(西の地球と神様の約束(004)-口結び子-)

#裕也の冒険 #自作小説 #西の地球と神様の約束 #裕也 #阿弥陀如来の約束

 

 

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0304_西の地球と神様の約束(002)裕也の冒険-阿弥陀如来の約束(02)-

2021年11月26日 11時07分30秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0304_西の地球と神様の約束(002)裕也の冒険-阿弥陀如来の約束(02)-


--阿弥陀如来(あみだにょうらい)の約束(02)--

裕也は、両膝をつき両手のひらを木彫りの仏像に向かって翳(かざ)した。
「おわしませ」
「出ておわしませ」
「お出になりませ」
と三度、唱えた。
光の粒が仏像の喉(のど)の辺(あた)りから浮いて出た。
そして、等身大の光輝く阿弥陀如来の姿を現した。
「阿弥陀様」裕也は、思わず声がついて出た。
女の子も喜んだ。
「この女の子は、味が分からないと言っています。
 どうか治してあげれませんか?」
「うぅぅぅん。 ん。 ん」
阿弥陀様は、少し力を入れてみた。
そして言葉がやっと出た。
「無理みたいですね。
 ごめんなさい」
「いいえ」裕也は、すまなさそうに返事した。
「裕也さん。付いて来てください」
そう言って阿弥陀様は、右手を出した。
そして、手を持つように促(うなが)した。
裕也は、その手を握った。
阿弥陀様の後ろに空間が開いた。
そして、裕也を導き溶け込んでゆく。
(阿弥陀様は、俺をどこに連れて行く気だろう?)
目の前に立派な阿弥陀像が現れた。
どこかのお寺らのお堂らしい。
阿弥陀様は、裕也に促(うなが)した。
(阿弥陀様をお出におわすのかな?)
裕也は、さっきの様に両膝をつき、
両の手を翳(かざ)し唱えた。
「おわしませ」
「出ておわしませ」
「お出になりませ」
像の喉の辺りから光の粒が浮き出て来た。
元の場所に別の阿弥陀様を連れて戻ってくる。
女の子は、驚いた。
さっきより立派である。
「味が分かりません。
 どうかお治しくださいませ」
新しく連れて来た阿弥陀様は、考えあぐねた。
「うぅぅぅぅ。 ん。 ん。 ん」
「無理な様じゃ」
新しい阿弥陀様の後ろに空間が開いた。
そして、右手を出す。
裕也は、その手に手を乗せた。
そして、また、異空間に消えた。
暫くして、また、新しい阿弥陀様を連れて戻ってきた。
女の子は、今度こそと意気込んでお願いする。
「味が分かりません。
 どうかお治しくださいませ」
新しく連れて来た阿弥陀様は、また考えあぐねた。
「うぅぅぅぅ。
 ん。 ん。 ん。 ん。 うぅぅ。
 ん。 ん。」
「無理な様じゃ」

今度は、阿弥陀様だけで異空間に消えて行った。

どんどん、阿弥陀様が集まってくる。

(日本の信仰心は、凄(すご)い)
「これほど阿弥陀様がおわすとは」
裕也は、驚いた。
「ほんと、会えただけで嬉しい」
女の子は喜んだ。


つづく。 次回(西の地球と神様の約束(003)-阿弥陀如来の約束(03)-)

#裕也の冒険 #自作小説 #西の地球と神様の約束 #裕也 #阿弥陀如来の約束

 

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「魔族の国⑨」の『勝利の晩餐会』です。(イラスト)

2021年07月15日 09時37分23秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

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0303_西の地球と神様の約束(001)裕也の冒険-阿弥陀如来の約束(01)-

2021年07月06日 20時01分40秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0303_西の地球と神様の約束(001)裕也の冒険-阿弥陀如来の約束(01)-


--阿弥陀如来(あみだにょうらい)の約束(01)--

裕也は、河川(かせん)の堤防(ていぼう)で朝のウォーキングをしていた。
道端に『げろ』が有る。
(誰か酔って吐いたのかな?)
(昨日の晩に宴会か?)
(いい気なものだ)
(うぅぅぅ)
裕也は、突然に唸(うな)った。
(げろに惹(ひ)きつけられる)
(え!げろなんて食べたくないぞ)
裕也は、必死で堪(こら)えた。
「ギュギュギュギュン」
次元が変わった。
外界が渦(うず)を巻く。

頭がクラつく。
(治(おさ)まった)
辺りを見回すと裕也は、川沿いの森の中にいた。
小さな女の子が、げろを手ですくい口に持っていく。
「だめだよ。人の吐(は)いたものを食べるなんて」
女の子は、口に入れた。
「えぇぇぇぇん」
そして、泣き出す。
女の子に手には、キラキラ光った『げろ』がある。
げろと言うか、イメージである。
女の子は、裕也の口にげろを押し付ける。
(キラキラだから?
 ままよ)
拒めない。
凄(すご)い意志の力である。
仕方なく裕也は、一口食べた。
(美味しくない。普通のげろである)
「どうして人が吐いたものを食べてるの?」
裕也は、素直に答えるか分からないが女の子に尋(たず)ねた。
「美味しいでしょ」

「ただの酸っぱいげろの味だけど」

「ごめんなさい。
 そんな味とは、知らなかったの。
 私には味がしないの」

少し間を空(あ)けて女の子は答える。
「私は、罰か、げろしか食べれないの。
 仏様なら治せると、
 阿弥陀仏さまを探してるの」

「ここは、西方浄土だよね?」
裕也は、ここがどこか確かめる必要がある。
西方浄土には、阿弥陀仏さまが居るからである。

「そうなの?分からない」

「西の地球だよ」
裕也は、感覚的に分かった。
鼻で一息吸う。
先祖の懐かしい匂いがする。
「ここに阿弥陀仏さまは、居(お)わすはずだよ」

「本当に?いるの?」

裕也は、呼んでみた。
「阿弥陀仏さまーーーーーあ」
意識を集中する。
「うぅぅうぅ。
 分からない」
裕也は、なぜか感じない。(なぜ?)

「阿弥陀仏さまぁーーーーー」
女の子も叫んだ。

「不思議(おかしい)なぁ?」
(確かに、お釈迦様の分身を創ったのに?)
(このお嬢さんに暫く付き合うしかないのか)
「ところで、お嬢ちゃんは一人?
 お母さんは?どこに住んでるの?」
裕也は、心配になりじっくり尋ね解決することにした。

「来て」
女の子は、川沿の森から奥へ奥へ進む。
取り敢(あ)えず、女の子の住まいに行くことにした。
女の子は、先へ先へ山を登っていく。
かろうじて道がある。
裕也は、黙って女の子の後をついていく。
暫くして拓(ひら)けたところにでる。
茶色の川から拾った玉石の砂利(じゃり)が敷(し)いてある。

小さなお堂である。
その奥に横に吹き抜けの広い平屋の寺がある。
障子は破れてボロボロであり、
あけっぴろげになっている。
床に黄茶(きいちゃ)けた荒れた畳が敷かれている。
「ここ、私の家」

裕也は、お堂の前で止まり、挨拶(あいさつ)した。
(お嬢ちゃんの問題が解決しますように)
開き戸には、木の『阿弥陀仏』が祭(まつ)られていた。
(ひょっとしてこの中に居(お)られの?)
効果覿面(こうかてきめん)!(本当か?)筆者の声です。

つづく。 次回(西の地球と神様の約束(002)-阿弥陀如来の約束(02)-)

#裕也の冒険 #自作小説 #西の地球と神様の約束 #裕也 #阿弥陀如来の約束

 

 

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イラスト「魔族の国」の「勝利の晩餐会」

2021年06月18日 02時50分27秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

勝利の晩餐会(No03です)

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0302_南の地球宣言(003)裕也の冒険-水子の奮闘(03)-

2021年06月11日 13時30分36秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0302_南の地球宣言(003)裕也の冒険-水子の奮闘(03)-


--水子の奮闘(ふんとう)(03)--

端末を入れ替えに行く。

水子は、端末の利用状況について問題がないかを尋(たず)ねた。
不思議なことが起こった時は、よく利用したが、今は利用していないとのことでした。
それは、水子のサポート利用頻度(りようひんど)に比例していた。
通常のことは、各国の連携(れんけい)は、現実に設置されたホットラインで行われている。
そこで、裕也は、福運を各国へ融資をすることにした。
異次元の冒険をして、異次元にある金塊を発見したこともあるが、
裕也は、福運を金塊に替える魔法を身に着けたからでもある。
水子は、G20に融資の話をする。
どこの国も水子を暖かく受け入れてくれる。
アメリカと中国に30兆ドル。
日本に1兆ドル。
EUに10兆ドル。
アフリカに10兆ドル。
他は1臆ドル。
各国の国立銀行に金塊(きんかい)で預ける。
国の経済が安定するからである。
その代り、何に使用したかを決済して翌年の融資額を決める。
ほとんどの国の財政は、借金で出来ている。
社会保障の費用が歳入よりかさむので当然である。
神様や仏様の福運で世界は成り立っているのである。
裕也の福運は、神様や仏様の福運である。
融資は、それの証でもある。
更に戦争犠牲者や環境改善費は、特別枠で儲けることとした。
福運は、使えば使うほど増えるものである。
ただし、自(みずか)ら自分の為には使えない。

他に端末を活用すできることはないか考えた。
ビックデータといえば閻魔帳(えんまちょう)である。
どうなっているかは、分からないが人の脳と同じでデータは整理され経過されていく。
ビックデータを提供をすることにした。
でも、何でも見れるわけではない。
水子ちゃんの監査(かんさ)を受ける。
犯罪の糾明(きゅうめい)は、迦葉尊者(かしょうそんじゃ)の許可を受ければ提供できる。
水子ちゃんがいろいろ検索条件を提示してくれることに成った。
次にコンピュータ社会に対応し、ウィルスの監視の必要性である。
一般的なウィルスは、神様には、防げない現実のルールに従っているからである。
だが、不思議な力を利用したウィルスは、防ぐことが出来る。
W.COMには、特別な監視ボードがある。
普通の電子の精も動き回っている。
もし、監視ルームを覗(のぞ)くことが出来れば、
ウィルスを水子がピコピコハンマーでひっきりなしに叩(たた)いている姿を見ることが出来るだろう。
その監視ボードの詳細は、連動して各国の端末で見ることが出来た。
最後に経済の指標である。
お金の動き動向として、各国の政府や国民の保有金額、流通金額を表示した。
(主には、金の動向である)


宗教関係にも融資と言うより寄付をした。
そして、端末を設置した。
一通り、端末を入れ替え設置することが出来た。

次に目的である端末を使用して南の地球宣言をすることにした。
それが、大きな目的でもある。
お金を融資しているせいか和平締結書に賛同してくれた。

『南の地球の和平宣言』は、次の内容を締結することにした。

『  Peace agreement.

Do not use force or nuclear weapons as the first means of conflict resolution. The first priority is to resolve the matter through discussions.
 
 
   和平締結書。

紛争解決の第一手段として武力や核兵器を使用しない。話し合いでの解決を第一義とする。

甲と乙の国間に締結する。

』 

三国。アメリカ合衆国。ロシア。中国。の各国主催の締結書を送った。

各国から締結書が返ってきた。
これで、 南の地球宣言は、採択された。
これは、各宗教教団にも送られ保存された。
これで、南の地球宣言は、終わった。

南の地球宣言(完)

つづく。 次回(西の地球と神様の約束①)

#裕也の冒険 #自作小説 #南の地球宣言 #裕也 #水子の奮闘

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0301_南の地球宣言(002)裕也の冒険-水子の奮闘(02)-

2021年05月25日 20時03分05秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0301_南の地球宣言(002)裕也の冒険-水子の奮闘(02)-


--水子の奮闘(ふんとう)(02)--

世界中に神様の端末を配った。

G20の古い端末も新しくしなければいけない。
前回、G20に端末を配った理由は、
最初は、西の宇宙の宇宙人が元の原因であり、
神様との交信を必要とした。
裕也は、与党を批判していた。
それを国が警戒した。
怪電話(かいでんわ)が出回った。
魔族が裏で糸を引いている。
電話会社が利用した。
はじめは、宇宙人の嫌がらせだった。
それでも、裕也を悩ませた。
次にアメリカ大統領が呼び出され始めた。
なぜか、日本の首相は、呼び出されない。
水子の対応は、早い。
神様の端末を使った対応をした。
電話の対応に神様の端末が使われたのである。
閻魔帳と結び原因となる個人や会社を国を特定したからである。
それがまた、人々を不思議な現象を真実の認識へと変えた。
携帯がまだ復旧していないときである。
会社に掛け呼ぶ出してもらった。
功を評したように思えたが、
その男性は、有名人に悪戯(いたずら)をするのをやめた。
だが、身近な女性に悪戯(いたずら)してみた。
「作用することを得んである」
女性の「キャー」という声が吹き込まれる。
怪電話が始まった。止むことっは無かった。
水子は、アメリカから日本に電話してもらった。
一時、怪電話は、止んだ。
しかし、また、怪電話が始まった。
首相が、首謀者(しゅぼうしゃ)ではないようである。
裕也は、その原因の元(もと)の首謀者に拳を振り上げた。
が止(や)めた。
胸のあたりで拳を握る。
「ベキィーー」
心臓を握りつぶした。
裕也には、現実に心臓を握りつぶせない。
いや、罪があればわからない。
精神(イメージ)の世界である。
握り潰(つば)された心臓にリレーションしてた人々は、
驚(おどろ)き、裕也の体に着いた。
宿業の清算がはじまる。
時間が経つ。
怪電話の元は、止んだが、
悪戯は、止まなかった。
裕也は、女性を必死で守っていた。
裕也が選挙を応援すれば、多大な票が動く。
このことは、女性の勝利の因を積んだ。

そして、結論。
女性たちは、悪戯する男性の腰を握りつぶした。
(あ!イメージでである)
しかし、罪がある。
それでか、腰を「ギクッ」と言わした。
裕也は、権力に勝ったのである。

ここまでが、前回、神様の端末を配った原因となった経緯(いきさつ)である。

裏で作業っしていた魔族は、どうしたの?
職業魔族と対決は、次に書くことにする。

それより、次は、今回の端末の入れ替えである。

注)少し話が変わりました。アルファポリスに掲載する時に修正します。今読み返すと怪電話はありませんでした。ごめなさい。


つづく。 次回(水子の奮闘(03))


#裕也の冒険 #自作小説 #南の地球宣言 #裕也 #水子の奮闘

 

 

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0300_南の地球宣言(001)裕也の冒険-水子の奮闘(01)-

2021年05月10日 22時00分59秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0300_南の地球宣言(001)裕也の冒険-水子の奮闘(01)-


--水子の奮闘(ふんとう)(01)--

水子ちゃんは、全世界を走り回った。
水子ちゃんは、もともとは、地縛霊(じばくれい)です。
裕也が好きである。
裕也は、水子のお父さんに成ってくれるからである。
隠れて、水子は、一緒に寝ていたりする。
そして、福運を分けてくれる。
ある時、寂(さび)しく路地に座り込んでいた水子に声が聞こえた。
「水子ちゃん。仏道修行してみませんか?」
裕也は、いつも定期的に水子を集める。
そうして、集まった水子は、興味のあるお仕事に就き、
奇麗な服を着て、髪をセットする。

今回の裕也は、水子に何をお願いしたのか。
「今度は、神様の端末を世界中の国に配ってきて」
水子は、勇んで世界中に散った。
グッド・バンクに就職した女の子たちである。
光の粒が各国の大統領室に現れる。

光が飛び回っている。
それが、一か所にとどまり光が強まる。
「ポォォン」
(女の子?)
白いワンピの女の子、毛は茶色いショートヘヤー。
髪の毛の端は、くるっと少し巻かれている。
足は、裸足である。
大統領は、恐る恐る声をかける。
「どこから来たの?」
「私の名前は、アンダルです。
 神様の使いをしています。
 神様や仏様の助けが必要時は、ないですか?」
アンダルは、率直(そっちょく)に尋(たず)ねる。
「頼りたいこともないわけではないが、
 お金?
 財政の援助とか出来るの?
 お金だよ?」
「はい。分かりました。
 金塊(きんかい)で良いですか?」
アンダルは、楽しそうに笑顔で答える。
「ほんとう?
 じゃー。お願いできる」
大統領は、喜んだ。
「国の規模から、
 1臆ドルぐらいの金塊(きんかい)を融資できます。
 利息は、ありません。
 神様のお金ですから。
 では、取ってきます」
アンダルは、そう言うと姿を消した。
暫(しばら)くして、また、現れた。
「ボォワン」
腰のベルトに何かがぶら下がっている。
ポケットぐらいの何やら装置を取り出した。
その装置には、小さな窓の画面があり何かが映っている。
その画面をタッチし選ぶと横にあるボタンを押した。
「ビュゥゥーーゥ」
装置の頭の部分からレーザーの様な光が出る。
そして、部屋の隅を照らした。
その光の中から積まれた金塊が現れる。
「ワンダフル。素晴らしい。
 ありがとう。
 アンダル」
アンダルは、まだ、部屋にいる。
何かほかにお願いしたいことが有るみたいだ。
「東の宇宙の神様との連絡用の端末を設置したいのですが、
 よろしいですか?」
「いいですよ」
大統領は、上機嫌である。
それに、神様と連絡が出来るのは有難かった。
「オフィース机1台分です。
 どこに置けば良いですか?」
アンダルは、丁寧に尋ねる。
「じゃ。そこに置いてくれ」
部屋の入口の横を指さした。
アンダルは、装置を指さされた方に向け、
画面からOAテーブルと機器を選びボタンを押した。
物質亜空間保存移動装置(ぶっしつあくうかんほぞんいどうそうち)である。
レーザが出て、その光の中からOA機器がテーブルに設置されたテーブルが現れた。
大統領は、少し驚いた。
青い石板のコンピュータ。
光がその中を回路に沿って筋を描きながら動く。
アンダルは、少し操作した。
「大統領をお手をお借りできますか?」
大統領は、近づいて来た。
近くで見ると尚(なお)不思議である。
(一見、普通のコンピュータに見えるが、石?
 何の石?)
「ここに手を置いてください」
アンダルは、大統領にキーボードらしき板の上を指した。
そこには、手の形が浮かび上がっていた。
「両手を置いてください」
アンダルは、丁寧にお願いする。
大統領は、両手を置いた。
不思議である。
石の冷たさが伝わるが、何か人間味のある柔らかい感触(かんしょく)である。
画面には、国名と大統領の名前が表示された。
「画面の文字をを読んでください」と音声案内がある。
大統領は、文字を読んだ。
「登録は完了です」
端末のコンピュータには、アイ(目)とイヤー(耳)とスキャン(接触読取り)の装置が付いている。
アンダルは、微笑(ほほえ)んで、そして消えた。
G20の国には、既に端末は配られている。
(だが、旧型やったちゃうの?)

つづく。 次回(水子の奮闘(02))

#裕也の冒険 #自作小説 #南の地球宣言 #裕也 #水子の奮闘

 

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0299_神々の合議(024)裕也の冒険-諸天善神の任命-

2021年04月23日 23時18分33秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0299_神々の合議(024)裕也の冒険-諸天善神の任命-


--諸天善神の任命--

マークの妖精の王は、妖精の代表者としてサインした。
これで、妖精さんは、終わり。

続いて、死の神仏の代表として、死神四郎さんがサインした。

水子ちゃんは、何か読めない文字を書いて来た。
「これは、誰のサインですか?」
裕也は、尋(たず)ねた。
「えへへ」
笑ってごまかす。
「水子さんの代表者のサインですね?」
裕也は、念を入れて聞いた。
「そうですよ」
水子は、顔を膨らまして答えた。
「なら良いです。
 信じます」
「後はと、天使さん」
「マゲドン!」
裕也は、虚空(こくう)に叫んだ。
「はい」
「ボォォン」
金髪の栗毛の可愛らしい女の子が現れた。
裕也を救った女の子である。
ハルマゲドンの時、裕也を救った子である。
裕也が愛称を付けたのである。
「天使(エンジェル)の代表で良いですか?」
「はい」
サラサラと読めない文字を書いた。
(やっぱり。同類)
裕也は、少し思った。

「これで、全員。諸天善神です」
裕也とアクストラは、目を見合わせて、ホットした。
裕也は、手の汗をぬぐった。

水子ちゃんは、『全神仏の和平宣言』と『諸天善神の任命書』を持って閻魔大王のころに行った。

今度は、閻魔大王は、書類に目を通し、
サインを確認した。
そして、また、渋い顔をした。

「ドキ」
水子は、また、怒られると思い身構えた。

閻魔大王は、ゆっくり言葉を告げた。
「これで、『全神仏の和平宣言』は完了した」
そして、サインした。
水子は、ホットした。
しかし、閻魔大王は、続いて口を開く。

「南の地球の人にも『紛争の解決手段』から武力の行使をしないと徹約させなさい」

「はぃ」
水子意識は、燃え上がった。


つづく。 次回(南の地球宣言)

#裕也の冒険 #自作小説 #神々の合議 #裕也 #諸天善神の任命

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0298_神々の合議(023)裕也の冒険-妖精の国-

2021年02月03日 07時51分35秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0298_神々の合議(023)裕也の冒険-妖精の国-


--妖精の国--

死神さんは、諸天善神として認められた。
「裕也。マークの精に会いに行きますよ」
石の妖精は、言った。
「いきましょう」
裕也は、石の妖精に頷(うな)いた。
裕也の前に時空の扉が光を渦巻(うずま)きながら開いていく。
裕也の前にピカピカ光る粒くらいの石の妖精が先導する。
裕也は、時空のトンネルに足を踏(ふ)み入れた。
体が吸い込まれていく。
どんどん中を進みトンネルが集まる光の中心に出た。
そこから、違うトンネルを進む。
前に惑星が見える。
体が縮(ちぢ)んで行く。
(あれがマークの星です)
時空の光のトンネルは、裕也をスムーズに安全に運んで行く。
そして、先に外界が見える。
そう思うと次の瞬間。
白い中世に城の前に出た。
周りには、お花畑が広がっている。
丸や四角、星印の光りのマークが宙に浮かんでは、消え、消えては浮かぶ。
石の妖精は、裕也を依然(いぜん)として先導して進む。
城の城壁の扉を叩(たた)く。
「ドン ドン ドン」
「マークの妖精の王よ。
 話したき用事があり、伺(うかが)いました。
 石の妖精のアオデァです。
 それと人の子の裕也です。
 訪(たず)ねてまいりました」
「ギギィィィ」
扉が開いた。
キラキラと光の粒が先導する。
裕也とアオデァは、中に入っていく。
中庭も花で包まれている。
コスモスの様である。
中庭を進み、塔に入る。
マークの妖精が姿を現す。
2人を先導する。

王の間に着く。
扉を開けた。
シャンデリアが釣り下がっている。
6角柱の怒り型の土台に球の光が輝いている。
左手には、王と王妃の画像が豪華な金の額縁(がくぶち)に飾られている。赤や青、白黄色等の宝石に飾られた王冠を被っている。
人間の姿と同じである。
奥に王と王妃が飾りつけられた椅子に座っていた。

裕也は、恭(うやうや)しく跪(ひざまず)きお辞儀(おじぎ)をする。
「私は、人の子。
 裕也と申します。
 神仏の使いで参りました。
 お許しがありば、
 伝えたき事があります」

「人の子よ。
 そう堅苦しく考えなくてもよい。
 ここに、人の子が来るのは、
 初めての出来事じゃが。
 気軽に話すが良い」
王は、労(ねぎら)った。

「恐れながら申します。
 妖精に神々から諸天善神の命が下りました。
 妖精は、以降、諸天善神となります。
 働きは、いままで通りです。
 神仏、自然と人を繋(つな)ぎ、助け導きます。
 その働きが認められたのです。
 諸天善神の一員として任命されたのです。
 お受け頂けますか?」

「なざ、私なのですか?」

「最古の妖精と聞きました。
 代表者に相応(ふさわ)しいとも聞きました。
 今、会って、一層相応しいと思いました。」
裕也は、答えた。

「私も妖精を代表するのは、マークの妖精の王にしかないと存じます」
石の妖精アオデァも進言した。

「諸々(もろもろ)の善い神と言いますが、
 悪い妖精とか居ませんかね」
王は、疑問を述べた。

「ある意味。これは、契約です。
 善い神であると言う契約でもあります。
 ある意味。契約を破ることはできません」
裕也は、任命の意味を意義を説明した。

暫くして王は納得した。
「良かろう。お受けします」
マークの妖精の王は言った。


「水子ちゃん。任命書を持ってきて」
裕也は、宙に話しかけた。
「ポォン」
可愛らしい白のワンピース姿の女の子が現れた。
「裕也。はい」
水子ちゃんは、裕也に紙とペンを渡した。


つづく。 次回(諸天善神の任命)

#裕也の冒険 #自作小説 #神々の合議 #裕也 #マーク精

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