ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

不思議なハートの力00016(初めての願い⑥)夢の中の戦い①

2010年10月31日 15時26分57秒 | 不思議なハートの力(自作小説)「R指定はありません」
不思議なハートの力00016(初めての願い⑥)
カテゴリ:自作小説2010/10/31 14:40:00

----夢の中の戦い①----
真菜美は気を失った。裕也は、意識が戻り足首の捻挫(ねんざ)も回復していった。
しかし、意識が戻るとき真奈美の「用心して 試合まで姿を見せないで」という
声が聞こえた。
確かに聞こえた。それを信じ練習には顔を見せなかった。
真奈美は裕也と入れ替わりに入院している。
比呂も真奈美のお父さん、母さん、朋も心配したが、医者は原因不明と言うばかり、
とうとう成昇高校との試合の日が来た。
----時は、真菜美が意識を失ってからに戻る----
「暗い熱い苦しい」
「でも 燃えがるものがある」
「足首が痛い」
---三日目---
「うぅ 少し苦しい けど 意識がはっきりしている」
「裕也さん…」
---四日目---
レイナ「さすがです 真奈美さん 呪いを克服(こくふく)しました」
レイナ「でも 裕也さんの試合が終わるまで寝ていましょう」
真菜美「すぅー すぅー」
---試合当日---
レイナ「真奈美さん 気分は どうです?」
真菜美「目は開かないけど 意識は、はっきりしています。」
   「グラウンドが見える。試合が始まる合図(ピィー)」
レイナ「少しエネルギーを頂きますね」
レイナ「裕也さんとは精神でつながっていますょ…」
試合は始まった。
天地 「エースいてるじゃねいか」
前半戦、中盤対決、両者引かない、天地は、宮の城(裕也の高校)のディフェンスを
交わして行く。ふわふわと。しかし、裕也は完ぺきにマークしていた。
どんどんファイトが涌(わ)いてくる。
(いけいけ 裕也!そこ突け!右!左!)
天地も裕也のマーク、アタックは交わせなかった。別のフォワードにシュートされるも
比呂がガッチリ押さえた。
天地がサイドを突き、ゴール中央にボールがあがる。「低い」。
宮の城のディフェンスがボールをクリアに掛かる。(変化した)
寸前、比呂はボールを弾く。(コーナーキックか)
天地は、コーナーキックを他の選手に任しゴール正面中央に陣取った。
コーナーキックが上がる。(天地どんぴしゃ)比呂がマークしている。
飛び出し、ボールを抱こうとしたとき、天地の頭がボール。
いや、比呂の顎(あご)めがけて飛ぶ
比呂は決死(けっし)て背中を反らせよけた。(ふぅ)
比呂(ラフプレーか 危なかった)

前半戦終了!

つづく(次回、夢の中の戦い②)
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闇と光の慈愛のコントラスト(10)血の種類

2010年10月30日 20時31分49秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(10)血の種類
2010/10/30 18:46:42投稿者:ひろぴょん
--血の種類--

ブレェンの取り出した金の杖には、真ん中に深緑の宝石。
そこから、気のつるが先端へと伸びている。

マイァシが、人をブレェンのもとへ連れて来た。

マイァシ「人を連れてきたぞ」

ブレェンは、10人の中から一番色白の男子を一人選んだ。神の肌の色に近いからか…

ブレェン「私と、その大理石の壁の間に立つがよい」
人は言葉が分かった。(もともと言葉は、備わるものなのか?)
そして、確かに言葉を理解し大理石の壁の間に立った。
(少し興味が涌いた。)
ブレェン「無いかしゃべれるか?」
人   「う ぅ うう」
ブレェン(ただ唸(うな)るだけかぁ たぶん心で理解しているのだな)
杖を振りかざし人に向け
「ラアモス」と叫んだ。
杖から、緑の光が出、人の体を照らしたかと思うと、すり抜け壁に
人の臓器(ぞうき)の陰(かげ)が写し出された。
「確かに神とまるで同じだ」
「脳も知識を入れるのに支障はない」
「こちらに来て、腕(うで)を出せ」
杖を腕に少し当てた。
人   「うぅ」
杖に血が付いた。それを机の上の皿に移し、
「赤い 鉄の血か…」
(神は、あいにく金でなぁ パワァーも出んな 比重(ひじゅう)が違う これでは…)
ブレェンが、言語の書物と木工の書物を持ち出し、杖ですっとすくうと
杖に書物に書かれた知識が吸い込まれていった。
そして、杖を人のこめかみに当て、人は少しうめいたが痛みは無い。
(これでは、知識もあっけないな)
「よし、完了」
「人 今の感想を答えよ」
人   「かぁぁ…神よ ありがたき幸せ。災害からお助けいただいて」
ブレェン「他の者に教えるが良い。お前を長とする。」
マイァシ「さすがだ」
ブレェン「男子を残して、女子は連れて行くが良い」
マイァシは、男子を残し、女子を連れて出た。
ブレェンは、なにやらまだ作業を続けていた。

つづく 次回(NAME(名前))

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不思議なハートの力00015(初めての願い⑤)願い

2010年10月25日 01時56分53秒 | 不思議なハートの力(自作小説)「R指定はありません」
不思議なハートの力00015(初めての願い⑤)
カテゴリ:自作小説2010/10/25 01:54:01

--願い--
比呂も真奈美も朋も今日はあきらめ家に戻ることにした。
真奈美は指輪のせいか疑問をぬぐいされなかった。なぜなら、不思議な出来事だから、
帰り際ずっと考えていた。
みんな家に帰り着いた。ご飯を食べ、部屋に戻る真奈美。
部屋に入るとパソコンにレイナさんの姿が映っていた。
そして、声
レイナ「裕也さんは回復しましたか?」
真菜美「うぅん」
   「呪いって…レイナさんも掛けれるの?」
レイナ「はい」
真菜美「レイナさんみたいなソフトを持ってる人、他にもいる?」
レイナ「ソフトでは無いかも知れません」
   「だが、同等の力を感じます。その指輪のような」
真菜美「レイナさん言ったよね
    試合に勝つには
    ①相手チームの天地を呪う
    ②裕也さんの身代わりになる
    の二っだって」
レイナ「はい」
真菜美「呪いあいして勝てるの?呪われる人が沢山でるんじゃない
    両方とも呪いあいしたら限(きり)がないんじゃない
    それに、実力以外で勝ってもしかないよ」
レイナ「確かに、限がないかも
    ただ、試合に勝つための方法を挙げたまでです。」
真菜美「呪った相手を探して説得する方法はないの」
レイナ「裕也さんへの呪いは単発的で強大なエネルギーを感じます。」
真菜美「一時的ってこと?」
レイナ「ただ、呪いのパワーを補給したとき相手の正体が分かるかもしれません」
真菜美「レイナさんは悪魔の召使なの?呪うって…」
レイナ「はっきり言います 昔は悪魔の召使でした。
    いまは、真奈美さんの召使です。
    悪魔ではありません。」
真菜美「じゃぁ 呪うのは絶対だめ」
真菜美「公平な試合をさせたいだけ」
レイナ「では、身代わりですね
    身代わりには、身体もそうですが不のエネルギーに対抗するため
    正のエネルギーを放射しつづける必要があります。
    エネルギーを放出し続けると生命に危機が起こるかもしれません
    よろしいですか?
    安全とはいえない方法ですが…」
真菜美「身代わりになります。裕也さんに試合に出て欲しいから」
(真菜美は覚悟がきまった)
レイナ「裕也さんの身代わりを願いますか?」
真菜美「はい」(試合させてあげたい)
レイナ「その願い受け止めたり」
真奈美は静かに気をうしなった。

つづく(次回、夢の中の戦い①)

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不思議なハートの力00014(初めての願い④)病院

2010年10月22日 20時08分51秒 | 不思議なハートの力(自作小説)「R指定はありません」
不思議なハートの力00014(初めての願い④)
カテゴリ:自作小説2010/10/22 19:13:25

真菜美と朋は裕也の居いる病院に着いた。
朋  「お母さんに言ってないけど…」
真菜美「緊急事態(きんきゅうじたい)だよ
    あとで、うちのお母さんから言ってもらう」
朋  「うん」
真奈美は、病院の受付についた。
真菜美「え ぇ えと 今日、運ばれた裕也さん て どこいますか?」
受付 「今日 裕也さん う ちょっと、待ってね
     :
    今日 運ばれてきた人ね
    入院することになった見たいね
    5階のナースセンターで聞いてみてくれる」
真菜美「はぃ ありがとうございます」
真菜美と朋はエレベータにのり5階のナースステーションで裕也の入室さきを聞いた。
ナース「504です」
真菜美(なんでぇ なんで入院なの)
朋  「大丈夫(だいじょうぶ)だよ きっと」
真菜美(練習も … あんなに頑張(がんば)ってたのに)病室に着いた二人
真菜美「兄ぃい」
比呂 「ごめん 俺がいながら…」事故の様子(ようす)を話はじめた。
   「試合相手決まったのは知ってるだろ
    成昇高校に決まって
    実質、決勝みたいな感じで高揚(こうよう)ぎみで
    抽選会を出て
    工事現場の前を通ったとき
    急に鉄骨が落ちてきて
    裕也が少し先に気づき
    俺を飛ばして
    死ぬかと思った」
真菜美「裕也さん 鉄骨(てっこつ)に当たったの?」
比呂 「裕也も間一髪(かんいっぱつ)でよけたけど
    はじめは、足首が痛いって、言ってただけだったんだけど
    病院で捻挫(ねんざ)の治療(ちりょう)してたら
    急に熱でて意識(いしき)を失った
    原因はわからんけど
     :
    明日、検査する」
真菜美「なんでぇ」
   (どうしよ なんで鉄骨なんか落ちるのよ)
     :
   (不自然 え ひょっとして 指輪のせい?)
   (レイナさんに聞いてみよ)
   ※レイナさんは、パソコンソフトです。(人工知能?)
真奈美は比呂の話をレイナさんにメールした。
数分後
   「やみに…」真菜美の携帯音

メール(真奈美さん メールの内容は分かりました。
   指輪のせいではありませんよ
   抽選会で成昇高校に決まった点
   そして、成昇高校の去年の記録と
   成昇高校の相手校が事故になるケースが2件あります。
   裕也さんが原因不明とのこと
   また
   病院のエネルギーの流れ等からみて
   何者かに呪(のろ)われています
   確定的(かくていてき)です。

真菜美(のろわれてる)Σ(゜д゜;)

   詳しい事は家に帰ってからですが
   試合に勝ちたいですか?

   試合に勝つには
    ①相手チームの天地を呪う
    ②裕也さんの身代わりになる
   二つかと
   ②には代償(だいしょう)が必要です。
   以上です)    

真菜美(どうしょう 代償… 裕也さん 兄ぃい)
    

つづく(次回、初めての願い⑤(願い)レイナと真菜美の考えの違いでの言い争いへ
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不思議なハートの力00013(初めての願い③)抽選

2010年10月17日 17時03分12秒 | 不思議なハートの力(自作小説)「R指定はありません」
不思議なハートの力00013(初めての願い③)
カテゴリ:自作小説2010/10/17 15:37:29

日曜日は、4人で楽しくサッカー談義(だんぎ)した。
比呂 「ここの学校て練習試合で勝ったね」
裕也 「でも、天地でてなかったから、勝ったとは言えん」
比呂 「でも、うち、それで注目されてんだよね」
真菜美「ふむ ふむ 天地ってうまいの?どこの学校?」
裕也 「超うまいよ 成昇高校(じょうしょうこうこう)」
真菜美「去年の優勝校 勝ったの…」

天地の出ている去年の試合を見る。

真菜美「すげぇ」(男言葉か?)
朋  「あぶない ラフプレー」(正義感(せいぎかん)強いトモ)
比呂 「ぎりぎりだね」
     :
裕也 (対抗(たいこう)出来るとしたら…俺(おれ)

いろいろ不安はあるが、楽しく日曜日は終わった。朋ちゃんも喜(よろこ)んで帰った。
比呂も少し安どした。サッカーに集中しなきゃ
一週間後、サッカー大阪大会抽選会の日、放課後、真菜美と朋はグラウンドわきで練習を見ていた。
朋  「比呂さんも裕也さんもいないね?」
真菜美「抽選会かなぁ」

マネージャ「決まった 一回戦の相手 最悪 成昇高校」

「えぇ え 」「練習勝っし」「よし」「優勝校」「…」「決勝」

朋  「あ ビデオ見たとこ」

真菜美「天地って出るのかなぁ?」

「…やみに 光れ ふうたつの くちびる」携帯のメール
真菜美「兄ぃからだ」
「 裕也がけがした。 大した事はない 病院にいる
  遅くなりそう 比呂」
   :
どうする真菜美…… …

つづく(次回 初めての願い④(病院)
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不思議なハートの力00012(初めての願い②)返事

2010年10月17日 17時01分30秒 | 不思議なハートの力(自作小説)「R指定はありません」
不思議なハートの力00012(初めての願い②)
カテゴリ:自作小説2010/10/16 14:48:59

そして、月曜、
3時間目、国語、
パソコンのレイナさんの予想通りテストがあった。
真菜美と朋は、二人でひそかに喜んだ。
(やったぁ~)
別に勉強すればテストを出来るのは当たり前、他の人が驚(おどろ)いてるのが嬉(うれ)しい
何か優越感(ゆうえつかん)があるのだ。
あ!そう!パソコンは、昨日のうちに準備作業も終わりディスプレの電源が切れていた。
朝、起きるとパット電源が入り、
レイナ「おはようございます 昨日、無事に準備作業も終わりました。テスト頑張ってくださいね」
真菜美「おはようぅぅございます レイナさん」(うふ 楽しい テスト当たるかな?)
てな、やりとりが有りました。ご報告まで…
授業も終わり、放課後、兄ぃ(にぃ)のサッカーの練習を見に行くことにした。
そして、ここは、兄ぃの高校のグランドのわき、真奈美と朋は仲良く座ってサッカーを見ている。
朋  「返事聞くの?」
真菜美「もち 聞く」決意は固い。
朋も何か思いつめた様子。
二人は、いつもなら掛(か)け声を出しているのだが、だまって練習を見ている。
裕也 「よし 練習終わり」
朋と真菜美は、比呂と裕也の前に駆(か)け寄(よ)る。
真菜美(どうしょ なんて切り出そう)
    :
「比呂さん 好きです 付き合ってください!」朋
真菜美(トモ なぁ なぁ なんでぇ)
    :
比呂 「朋ちゃん ごめん 俺 彼女いてるんの」
朋  (ガァアン)「ヒクッ ヒクッ うぅぅ」泣き出す朋
真菜美(どうしょ 兄ぃ 彼女いるなら言っといてよ…)
裕也 「真奈美ちゃん 俺 彼女イナイヨ 誰かと違って」
真菜美(えぇ え え!!! OKてこと)
      :
比呂 「でも クリスマス 何かプレゼントする 機嫌(きげん)なおして ね」
朋  「うぃ うぃ う」(それって うれしい 付き合うてこと?)
真菜美(あ! ややこしなる 兄ぃ プレ魔だった)
真菜美「トモ 付き合えないけど プレしてくれるって」(きっぱり)
比呂 「今度の日曜、比呂ちでライバルのサッカーの試合、マネージャーが録画したの
    4人で見ねぇ? ね トモちゃんも」
朋  「うぅん 見る」
こうして、三つ巴(どもえ)の戦いは、過ぎ終わった。なにか、ややこしい展開になったが、
朋の夏の終わりの告白は終わった。必殺、告白連鎖(れんさ)かなぁ?
真菜美は、比呂が「マネージャーは、いつも、目立たないけど練習の後始末とか頑張ってる」
て言ってたのを思い出した。
真菜美(そういえば、裏方(うらかた)でも下向きな子がスキッテ言ってた あ! ごめん トモ)
やっと落ち着いた朋を連れ帰ろうとすると、グランドのわきに小学生くらいの男の子の姿
良く見えないけど…
ちょっと気になる真菜美、でも、それどころじゃない
真奈美は、やっと落ち着いた朋をつれて帰宅路(きたくじ)についた。

つづく (次回、初めての願い③(試合の抽選))
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闇と光の慈愛のコントラスト(9)知識

2010年10月12日 18時54分11秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(9)知識
2010/10/12 17:39:45投稿者:ひろぴょん
アクティスの話は、しばらく置いとくとしょう。
まだ、アクティスが闇に閉じ込められるのは先の話だから…
--知識--
マイァシは、ブレェンにイリノイスからの依頼を伝えるため12宮を飛び回った。
ついでに全ての神に人の誕生を知らせた。
マイァシ「ブレェン イリノイスさまからの依頼です 扉をあけよ」
ブレェン「まあ 待て 何ようだ 朝早くから」
マイァシ「人の誕生です」
ブレェン「おぉぉ 何から生まれた?
     土か?
     花か?いや植物てことはありえんな
     やはり土だろ」
マイァシ「命の種からです」
ブレェン「うむぅ とうとうアクデシアが譲(ゆず)ったと」
   (しかし 闇が母ではな 神を崇(あが)めん 土まみれの神では)
     :
   「それで我に依頼とは」
マイァシ「人に船を作れるぐらいの知識と
     誕生の偽りのイメージを」

ブレェン「ところで
     マイジン 神と人との違いを何と思う?」
マイァシ「能力では?」
ブレェン「いや 知識じゃ
    宇宙の運行 生命の起源 光の源
    全て理解した上での力
     :
    そう
    我々は宇宙の誕生からいる
    星星から生まれたのだ
    人はな 無知でなければいかん
     :
    わかった
    用意する
    一時間後 連れて来るが良い
     :
    だが 知識だけでは役に立つか…」
マイァシ「言い忘れたが名前を変えた
     これからはマイァシと」
マイァシは、人を連れに自分の部屋に戻っていった。
ブレェンは、金の杖をとりだし自分の書いた書物をめくりだした。

つづく (次回 金の血、鉄の血)
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闇と光の慈愛のコントラスト(8)箱舟

2010年10月12日 18時53分23秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(8)箱舟
2010/10/11 18:15:35投稿者:ひろぴょん
アクティスは、幼い頃を思い出していた。
お母さんの姿はない。
お父さんが全ての仕事をしていた。農作業をするお父さん。
農園の脇(わき)でおじちゃんと見ている。
アクテイス「雑草にも花が咲くんだ。
      あ 蝶々(ちょうちょ)が飛んでる。」
アクデシア「蝶々(ちょうちょ)はきれいだけど幼虫は作物を荒らす。
      でも命は命 殺すのは忍びない
      すべてのものは闇から生まれ闇に帰る
      なくなることは無い
      アクティスは闇が怖いかな?」
アクテイス「うぅん 夜、目を瞑(つむる)ると真っ暗よ
      安心して眠れるもん」
アクデシア「そうか あははは」

--箱舟(ノア)--
朝、日が昇る。
イリノイスは、部屋から勢い良く出てきた。
(すがすがしい)
「マイジン 居(お)るか?」
マイジンが静かに光を放ちながら現れた。
イリノイス「人たちは、ゆっくり休まったか?」
マイジン 「休んで居ります」
イリノイス「船を作らせるぞ」
マイジン 「船をですか? しかし、知識が…」
イリノイス「知識をつかさどる神ブレェンに頼んで授(さずける)けるが良い
      忠誠心(ちゅうせいしん)もな」
マイジン 「なぜ、船など?
      私が地上に連れていけますが?」
イリノイス「経験だ 神に助けられ
      地に再び降り立った重み
      そう 大洪水からがいい
      神を崇(あが)める大切さを
      身をもって教えるのだ
      良いか?」
     「それと、マイジン 名を改めマイァシと名乗れ
      そのほうが女性らしい」
マイァシ 「はい イリノイスさま」
(うれしい 女性と…)

直(す)ぐイリノイスは部屋に戻った。マイァシは、喜び宮殿を駆け回った。

つづく (次回、知識)
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闇と光の慈愛のコントラスト(7)神々の恋②

2010年10月12日 18時52分33秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(7)神々の恋②
2010/10/09 21:52:07投稿者:ひろぴょん
アクテイスは思い出していた。
(町をおそったイリノイス)
(なぜ? おじいさまは命の種さえ与えたのに…)
(なぜ おじいさまを殺したの?)
(でも だめ 憎んではいけない)
闇は静かにアクテイスを癒(いやす)す。

--神々の恋②--

マイジンは24の命を自分の宮の客間に移動させた。
(イリノイスさま とうとう 命の種を手に入れたのだわ)
命の下には、わらがひかれていた。そして、命を記録し始める。
「人が五組」(少し種族が違うのようね)
「ヤギ一組」
「牛一組」
「馬一組」
「犬一組」
「羊一組」
「鶏(にわとり)一組」
「七面鳥一組」(おいしそう)

(確か、昔そう呼んでいた気がする…)

(とりあえず記録と)

(そうそう、みんなの歌を作らなければ)
「人は農園を守り牛に耕やせる
 ヤギの乳はおいしい
 馬に乗り遠くに旅する
 犬は羊を守り
 羊は毛布を生み暖かい日々
 朝食には新鮮な卵
 今日、祝いの日、肉を食べる
 神々からの捧(ささげ)げもの
  :
 少し下品かしら」

(楽しい)

「風は
 花粉を運ぶ
 愛の妖精
 おしべ と めしべ を 結ぶ
 花は実をゆだねる
 風に
 揺られて
 気ままに
 飛べ
 種は落ち
 土よ
 ゆれろ
 耕せ
 自ら
 :
 根をはれ
 種子よ
 :
 あ 人の役目か?
 もう 牛が耕すわね」

(あ ぁ イリノイス…)

もう一人、中光集殿の真紅の光を吸った者が
神々に恋は一斉に目覚めだしか?

天空の城には、真紅の光が舞っていた。

つづく (次回、箱舟(ノア))

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闇と光の慈愛のコントラスト(6)神々の恋①

2010年10月12日 18時51分39秒 | 闇と光の慈愛のコントラスト(自作小説)
闇と光の慈愛のコントラスト(6)神々の恋①
2010/10/05 13:59:19投稿者:ひろぴょん
アクテイスの体は動かない。
(こころを伝えよう)
祈り、それは、心を伝える手段である。
苦しい、楽しい、悲しい、思い出…今の思い
アクテイスは祈りだした。
(伝わると いいのだけれど)

--神々の恋--

イリノイスは星星から12宮神を作り出した。
むろん12宮神に恋愛の感情とかは持つわけは無い。
でも、レマァーは、イリノイスが好きであった。
闇の種族は、地に住みいとなみ種族を増やし農作業も自分自身の手で行ったいた。
栄えていると言える。
イリノイスは、天空の城にいて、全て12宮神の力(能力)でまかなっていた。
好きと言う気持ちを考えたことも有るが、なぜか、
いとなむことをしなかった。
種族は12宮神と我自身だけであった。

中光集殿の中にイリノイスとレマァーは居た。
部屋の周りに12のつがいの光の生命
そのなか、我なくイリノイスとレマァーは自然と見詰め合っていた。
レマァー (目に少し濃紺の闇が見える)うっとりと見つめる。
イリノイス(淡いまなざし 恋か?)
目を閉じるレマァー
二人は、何をする意識もなく唇を重ねていた。
二人はキスをしたのだ。
真紅の光がキラキラと部屋中に飛び散る。

すると部屋に潜んでいた光の生命、今、生きている実感を取り戻したように鼓動が
「ドク ドク ドク …」
部屋の二つの真光球が光りだす。
光は、12の生命、いや、つがいなので24の生命を育てる。
24の生命は見る見る成人になった。
そして、そっと、床に横たわる。
真闇球は、光を失い、いや、中に銀河のような宇宙を覗かせていた。
星星がきれいに渦になり輝いていた。

「マイジン この24の命を休めてくれ」
イリノイスは、マイジン(12宮神の一人)を呼んだ。
どこからか、彼女は現れ、24の生命をつれて消えて行った。

そして、
「レマァー 部屋に行こう」


イリノイスは一言いい、中光集殿を後にした。その後をレマァーは静かに追った。

つづく(次回、神々の恋②)

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