闇と光の慈愛のコントラスト48(書き直し)
--はじめての武器(4)--
暫くして、
「ここは、どんなものか?」ドッボォフは、またゴンドーンに尋ねる。
「ここで良かろう」ゴンドーンは答えた。
「皆の者。止まれ。」ドッボォフは号令を掛けた。
ゴンドーンは、右の拳を握り、さっきよりより強く地面を叩いた。
「ゴォゴォゴォゴォゴォ」
大地が割れさっきより高く隆起した。
「灰色の鉱石の地層がある。これで良い。」
鉄鉱石である。
ドッボォフは、また、残りの10人で、鉄鉱石を採掘して、
集合場所の草原に戻るように指示した。
そして、皆の者は、採掘して草原に帰って来た。
つづく 次回(はじめての武器5)