0052_チベット(10)裕也日記
祐也は、ベッドに横になった。
(とうとう会える)
(仏法、いや、始まりか?)
(始まりの法。)
(それは一つ。)
(イエス様が与えた疑問)
(自分の生まれ来た意義)
(魔族と光の種族を結びつけ)
(今、始まりにたどり着く時が来る)
祐也は、一人考えにふけっていた。
エディケが部屋に入って来た。
「祐也、食事が出来たわよ」
食卓には、メリケン粉らしきものを焼いたナムと
グリーンのカレー汁のカップが置いてあり、
そして、鳥のもも肉と大皿にサラダが盛ってある。
飲みものに牛の乳がコップに注がれていた。
エディケ「大したおもてなしはできませんが召し上がってください」
祐也「ありがとうございます」
祐也「カールネイバは近いのですか?あの集会所?」
エディケ「う、内緒です」
祐也「エディケさんは一人で暮らして居るのですか?」
食卓には、3人分の食事が用意されていた。
エディケ「娘が一人います
今、お使いに行っています」
娘「ただいま」
エディケ「娘が帰ってきました
娘のアギです」
アギ「アギです。こんにちわ」
祐也「ゆうやです」
アギ「おじさんは、どこから来たの?」
祐也「アメリカからだよ」
アギ「預言者に会いに来たの?」
祐也「そうだよ」
アギ「きっと幸運が訪れるわ」
そして、裕也は、食事を終わり眠りについた。
つづく