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イマを見つめて
提言します

どうするアイフル

2006年04月15日 06時55分00秒 | 社会・経済
 イマ『サラ金』なんて言葉を使ったら「古臭ェやつ」って馬鹿にされる雰囲気。すっかり「消費者金融」、「消金」という言葉が根付いた感があるが、これにはマスコミが大きな役目を果たしたと感じる。なんてったって、消費者金融会社は大スポンサーだからねぇ……。テレビも雑誌も……新聞すら。うがった見方をすれば、ニュース番組で、よく「恐怖の闇金」といった内容が頻繁に取り上げられてるのも、「消費者金融と闇金は、全然違いますよ。闇金は怖いけれど、消費者金融は怖くないんですよ」というキャンペーンだったのかも?――などと思う。
 昨今、印象に残っているCMも、消費者金融が圧倒的に多い。アイフルは安田美沙子だけでなく、チワワまで大ブレイクさせた。あのおかげでチワワの売れ行きが数倍に伸びたとか。無名だった小野真弓をアイドルに伸し上げたのはアコムだし、さらには熊田曜子まで起用、いっぽうプロミスも井上和香と、かつてならサラ金のCMはタレントイメージにマイナスになるだろうと敬遠したであろう層のタレントまで起用できているのだから、「躍進めざましい業界」と言えるだろう。
 そんな中に起きたアイフル全店業務停止。読めば読むほど「未だに怖いじゃん」www――ここまでの努力が水の泡になるか?
 まあ「ニコニコと優しく金を貸す」なんて奴はいないって事だ。むしろマスコミの今後の出方にこそ注目。「これは極めて例外的な一部」というニュアンスで、大切な大スポンサーを庇うのか?
 そういえば米国政府も「背骨を混入させた業者は、極めて例外的な、ごく一部」って言ってたな……。