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マナーをどうする¥ショップ? ちゃ~んとチェック!

2006年09月06日 06時50分46秒 | 社会・経済
貸金業規制法改正案がすったもんだの大モメである。→
筆者は、これまで「日本人は貯め込むだけで使わない」という主旨の批判を何度かしてきた。ただし、そういう風潮を生んでいる元凶のひとつに預かり利息と貸し出し利子のアンバランスが挙げられる。
預貯金に付く利息は雀の涙なのに、借りた際の利子は馬鹿高い。これではハッキリいって借金するのは馬鹿。いざという時に備えて、いくらでも金を貯めて置きたくなって当然だ。

法的な金利上限は2つの法律によって異なる。利息制限法の上限金利が20%に対して、出資法の上限が29.2%。この20%から29.2%がグレーゾーン金利と呼ばれる物だ。そのため消費者金融は29.2%を上限の目安にしている会社が多い。今回の貸金業規制法改正案は、このダブル・スタンダードを統一して20%にしようという狙いだ。

しかし、そもそも「金利」つまり「利率」とは変動する物である。公定歩合が高く預貯金にも高い利息が付く時代ならばいざ知らず、最近までゼロ金利で、預けた金には全然利息がつかないのに、借金だけは29.2%という馬鹿げた利子が付くのがおかしい。
しかも、銀行は預金に利息を付けないのに高金利で貸付れば批判されるため、傘下に消費者金融を作り、預金者→銀行→消費者金融→借金者という金の流れを作って巧みに金を稼いでいる。

公定歩合が高いバブル期のような状況ならば20%も容認できるが、現在のような低金利時代で20%という金利は常識的ではない。
固定上限のほかに、公定歩合と連動させた変動上限金利も設けるべきだろう(またグレーゾーンができないように、低い方を適用することを明記)

借金で立ち行かなくなった時に「借りる方が悪い」といわれるから、国民は使わずにひたすら貯め込み続けるのだ。この問題を解決するには、貸し出し金利問題と銀行の態度を改めるのが肝心である。




※タイトルは、大手消費者金融5社のキャッチフレーズを足した物です。全部わかりますか?

●答え
 マネーにもマナーを。――プロミス
 どうする?アイフル!――アイフル
 ¥ショップ――武富士
 ちゃ~んとアコム。――アコム
 事前にチェック!――レイク
(参照Wikipedia