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市場が裁く

2007年06月07日 21時24分00秒 | 社会・経済
コムスン全事業、グループ内譲渡・厚労省が凍結指導
 グッドウィル・グループは6日夜、2011年12月まで介護事業所の新規指定や更新が打ち切られることになったコムスンの全事業について、グループ企業である日本シルバーサービス(東京・目黒)に7月31日付で譲渡すると公表した。これに対し、厚生労働省は7日記者会見し、譲渡計画を凍結するよう同社に行政指導したと発表した。
 厚労省は「コムスンの事業譲渡は、サービス利用者と国民の納得を得ることはできない」と判断したという。コムスンの樋口公一社長は厚労省の指導に対し、凍結するかどうかには直接答えず、「承りました。努力します」と回答。厚労省の指導内容を社内で検討したうえで、最終的な方針を決めるとみられる。
 厚労省は7日午後、コムスンの樋口社長を同省に呼び出し、阿曽沼慎司老健局長が会談。(1)来年4月に事業所更新が始まるまで、コムスンが現在の利用者に責任を持ってサービスを提供するべきだ(2)同一資本グループの別会社に事業譲渡するのは利用者や国民の理解が得られないので凍結するべきだ、などと指導した。
★NIKKEI NET
現行法では命令はできず指導止まり。なんともじれったいのだが、同じNIKKEI NETには下記の記事も。
グッドウィル株、ストップ安水準
 介護大手コムスンの事業所指定取り消しを受け、7日の東京株式市場では親会社グッドウィル・グループ株に売り注文が殺到。値幅制限の下限(ストップ安)水準となる前日比1万円(13.9%)安の6万1800円まで売り気配値を切り下げ、午前は取引が成立しなかった。前日も売り注文が膨らみストップ安水準で比例配分されていた。
 グッドウィルは6日夜、コムスンの介護事業をグループ傘下の日本シルバーサービス(東京・目黒)に全面移管する方針を発表。「業績への影響は軽微」としている。しかし市場関係者からは「全面移管によって行政処分から逃れる行為を、厚労省が許すとは考えにくい」(野村証券の繁村京一郎アナリスト)と、グッドウィルの対応に疑問を呈する声も聞かれた。
★NIKKEI NET
市場が裁く――ということか。経済は法律よりもシビアだ。


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