時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

老害自民と安倍晋三の若気の至り

2007年01月10日 23時49分00秒 | 政治
佐田・衛藤議員に次ぎ伊吹・松岡大臣の名も。安倍政権は末期症状?

世代交代を望む老人なんか少数派だろう。
50歳代の人間がトップに立てば60歳代の人間がその後にトップに来ることは、まず有り得ない。
例外は、若いリーダーが若さ故に失敗したケース。
民主党の前原前代表から小沢代表への交代が、これに当てはまる。対応の未熟さを露呈した前原前代表の公認選びでは「やっぱり若い者にはまだまだ任せ切れない」という空気が蔓延したことにより、小沢代表が誕生した。
今の安倍政権のぐらつきを見ていると、良く似たパワーを感じる。いまポスト安倍で出てきそうなのは、先の総裁選で予想外の健闘を見せた麻生・谷垣、さらに出馬を見送った福田あたりになりそうだが、もしも安倍総理が1年も続けていたら、これらの人間は次第に忘れさられて行ったかもしれない。今だから、まだポスト安倍に成り得る。なんか、そんな目論見が見え隠れする最近のごたごたぶりだ。
ただし、敢えて言えば、今日の事態は安倍総理の政局の読み違い――自業自得といえよう。
国民の支持と自民党の支持は、えてして食い違う。小泉前総理は徹底的に国民の支持を重視した。最大派閥の旧橋本派に迎合せず、派閥の領袖だった亀井氏なども追放。任期を通じて配慮していたように見えたのは青木参院会長くらいのもの。解散権という伝家の宝刀で黙らせられる衆議院と違って参議院には解散という脅しが利かないため、青木氏には配慮していたのだろうが、それでも青木氏を手懐けられたのは、国民の高支持率のおかげだろう。
すなわち「俺に逆らうと、国民の目には、アンタが悪者に映るよ」という、選挙を質に取った最大の脅し(まさしく政治家のアキレス腱)があった訳だ。
安倍晋三にしても、最初は高支持率を得ていたわけであるから、これが通じた。しかし安倍総理と小泉前総理の決定的な相違は自民党内の空気だろう。当初、小泉総裁誕生を望んでいた自民党議員はほとんどいなかった。最大派閥の旧橋本派を筆頭に、自民党主流は反小泉。それが世論に切り崩される格好で小泉総裁が誕生したわけだが、いっぽう安倍総裁は、総裁選の何ヶ月前もから既に安倍新総裁は既成事実のように報じられ、ほぼ挙党体制で総裁・総理となった。国民の支持と党の支持を両方得られたのであるが、ここで安倍総理は大きな勘違いを犯している。そもそも党の支持は、国民の支持があったからこそ、あれだけ得られたのであって、前述の「俺に逆らうと、国民の目には、アンタが悪者に映るよ」という力が働いていたに過ぎない。心の奥では世代交代を苦々しく思いながらも、悪者に映りたくないため、安倍支持に回っていた者たちが、一斉に離反したのが現在の安倍政権の混迷を誘発している。
郵政造反組の復党などは、党内(特に守旧派)からは支持される行動だろうが、国民の多くは反発した。安倍総理は「それならプラ・マイ0だし、参院選までに国民感情を宥めれば長期的にはプラス」という計算があったのだろう。しかし、国民の支持の低下によって、これまで「不本意ながら、悪者にはなりたくないから安倍支持」に回っていた党内勢力の離反がこれほど早いとは読めなかったのだろう。しかし、そんな事は、少し目が肥えていれば見えていなければ可笑しい。若気の至りなのか、あるいはボンボン育ちの甘さなのか、いずれにしても、国民にも党内にも、どちらにも良い顔をして総理を続けられるほど、もはや現状は甘くない。最後の苦しい決断は直ぐに迫られているし、その選択をよもや誤れば、安倍政権崩壊はもはや時間の問題となろう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿