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イマを見つめて
提言します

危機管理対応が上達した一般人

2009年05月22日 03時08分00秒 | ネット・IT
洗足学園の校長先生が記者会見で「入院している女生徒が、皆様にご迷惑を掛けた事を謝罪しておいて下さいと言付かっています」と言うのを同情半分、感心半分で聞いた。
隔離病室にはインターネット対応のパソコンなどないようだ。本人は入院しながら、インフルエンザよりも世間の反応のほうがより気になっているのではないか?
あるいはケータイで2ちゃんねるあたりをチェックしているかもしれないww

かつてイラクで民間人3人が人質に取られる事件があった。被害者の家族が「犯人の要求(自衛隊撤退)を聞いて、家族を救ってくれ」と政府に陳情する光景がテレビで流されると、ネットを中心に激しい批判(誹謗といって良い物も多数)が巻き起こった。被害者たちやその家族の個人情報まで大量に暴かれ、被害者の1人の家族が共産党の関係者だったことから自作自演説や共謀説まで流れた。ともかく、あの批判の嵐は凄まじかった。

あの事件以降も、失言や失敗が原因で、いわゆる「祭り」の中心とされた人間も多い。現在、入院している患者も病気よりも「祭り」のほうが心配ではないかと同情する。


ところで学校を批判するんであれば、その前にこんな時期にニューヨークで模擬国連なんてイベントを開催した国連をまず批判するべきだろう。国連といえばWHOの親玉みたいな存在だ。国連に非がないのであれば、参加した高校生たちにも非などない。日本人が騒ぎ過ぎか?

まだ患者が発生する前に「疑いのあった方は季節性のインフルエンザでした」と続々と発表されるのを聞いて、「ロト6の当選発表かイチローの新記録のようだ」と書いたが、結局、みんなどこかでワクワクしながら愉快がっている一面があるのかもしれない。この新型騒動自体も、ひとつの「祭り」なのかもしれない。となると爆発的に売れて品切れになっているマスクは、祭りの衣裳か(笑)?
ねぶた祭りでハネトの衣裳を着るのと同じで、マスクを付けることで、自分も「祭り」に参加している気になれるのか?

最後に重ねて言うが、一般人の危機管理対応はネット世論のおかげで格段に向上したよね。向上してないのは政治家だけか(笑)。鴻池辞任に際して「任命責任はない」と言った翌日にすぐ「やっぱり有った」なんて訂正している総理、少しは高校生を見習ってはいかがか? 貴方よりもよっぽど上手に対応していますよwww


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