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赤スパ1万円は異常か?

2023年08月25日 18時56分08秒 | ネット・IT
インターネット配信で「投げ銭」というシステムがある。元々は梅沢富美雄さんがやってたような大衆演劇で観客が贔屓の役者に金銭を投げ与えたことを言う。
言葉の通り「投げ銭」だ。
ネットでは、ライブ配信が行われているウェブサイトに課金した金額をクリエイターに送る。
「あなたのライブ配信をいつも楽しく鑑賞させていただいてます。これはお礼の気持ちです」といったところか。
ユーチューブの場合はスーパーチャットといい、スパチャと略される。
金額によって色分けされて、例えば1万円だと赤色で表示される。

基本無料(メンバー限定の有料配信もある)のライブ配信に1万円を贈る行為に驚かれる方もいるだろうが(※それで何かが貰えるということは基本ない)コンサートや映画などのチケット代も鑑賞の対価で、1万円を超えるチケットも珍しくないから、それだけの価値を認めているのならそういう行為も在りうるのではないか?

・・・・・・というのは半分建前で、スパチャの価値とは、人気配信者とコミュニケーションするにはスパチャするしかないのが実情か?
登録者数が10万を超えるような配信者はコメントが滝のように流れていく。文字通り目にも止まらぬスピードだ。気に留めてもらうにはコメントに色を付けるしかない。
ハマってる人は毎月十万円以上投げ銭する人も珍しくないらしい。
まあ実際に姿が見えるユーチュバーはともかく、イラストレーターが作画したキャラクターがトークしているブイチューバー相手に1万円のスパチャを贈るファン心理が理解できないかたもいよう。
実際に過去には可憐な乙女の姿で配信する男性の通称「バ美肉おじさん」と称されるのもいたようだ。
「外見なんか問題じゃない。その人のトーク力やセンスに対して贈ってる」ということか。外見に左右されるよりずっと純粋かもしれないねw

ただ正体は不明とされているブイチューバーだが、有名人の場合はかなりの人物が経歴や正体が解明されている。
「むかし××で△△の名前で配信してた女性」とか
「●●●で◇◇◇の声を当ててた声優さん」とか
「▼▼▼ってグループでアイドルしてた××ちゃん」という具合だ。

要するにポッと出の素人が登録者数十万人という人気配信者になるのは試練の業で、そういう方々はそれなりの基礎訓練を積まれた才能あるタレントさんということか。
そういう人と直接コミュニケーションをリアルタイムで取れるのだ(「スパチャタイム」と称してスーパーチャットは全て読んでる配信者も多い)。給料や小遣いを全て投げ銭に変えてる猛者もいるだろう。
投げ銭システムというのは握手券商法の延長線上に位置しているのかもしれない。

まあくれぐれも身の丈に合った楽しみ方をして、よからぬ金融を使ったり、自己破産するほどハマったりせぬようご自重を!!

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