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新型インフル、ついに首都圏で発生

2009年05月21日 00時00分00秒 | 社会・経済
東京、川崎で女子高生の感染確認

発生は時間の問題とは言われていたが、ついに首都圏でも新型インフルエンザの患者が出た。2人は同じ高校に通い、今月11日から他の生徒数名や教師と渡米してニューヨークに滞在して昨19日に帰国したという。マクロな視点で見れば「なんでこんな時期にニューヨークなんか行くんだ。周囲の迷惑も考えろ」という非難も出てくるだろう。しかし一個人の事情として考えれば、彼女にとってはこの渡米が唯一の機会だったかもしれない。そして今回の渡米に備えて長い期間、準備や努力を重ねてきたのかもしれない。インフルエンザにかかるかもしれないから中止しろと言われても、なかなか簡単に諦めきれない。一概には責められない気がする。

問題なのは帰りの機内で発熱したことを彼女が申告したのに簡易検査で陰性の反応が出て、彼女をそのまま帰宅させてしまったことだろう。検査のミスがあったのか、あるいは簡易検査とはその程度の正確さしか無い物なのか、詳細は分からない。しかし、もしもこれがH1N1型ではなく強毒性のH5N1型で起きてしまえば、多数の国民の生命を奪う致命的ミスになってしまった危険性がある。原因を速やかに解明して早急の改善が望まれる。

舛添厚労相は色々と対策を練っている印象を受けるが、トップの麻生総理がこの事態をどう受け止めているのかピンとこない。情勢の変化に応じて適切な対応をしているように見える橋下大阪府知事とは極めて対照的だ。自治体と国では規模が違うのは承知しているが、いつものようにリーダーシップがまるで感じられないのは困ったものだ。これじゃハトポッポに支持率で負けても仕方なく感じる。


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