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悪ふざけ乗り過ぎ!「山盛り豚丼」映像に苦情殺到

2007年12月04日 13時57分00秒 | 社会・経済
悪ふざけ乗り過ぎ!「山盛り豚丼」映像に苦情殺到。

かつてバラエティー番組で、食べ物を使ったコントがよく見られたが、最近では少なくなった。また食べ物を使った実験みたいな番組では、「使用した料理は後でスタッフが食べました」なんてご丁寧に説明したりする。いずれも「食べ物を粗末にするな」という視聴者からの苦情対策だ。

こういう苦情を寄せる人たちの言い分は「世界中に食べ物が無くて餓死している人がたくさんいる」というものが多い。
「モッタイナイ」という日本語が国際語として節約運動も行われている。

10人前のカレーライスを20分で食べたら無料なんていう店をたまに見かける。潰れないんだから、ちゃんと儲かっているんだろう。失敗した食べ物はどうなるのか? 次の客に出す筈はなく、残飯として廃棄されるのだろう。おそらく、これも「モッタイナイ」となろう。先のテレビへの苦情がこういう所まで及び、すべてが無くなったら、それもつまらない話だ。先日、読んだ週刊誌に逆説的に「モッタイナイはよくない」と書いてあった。「モッタイナイを突き詰めていけば、もうすぐ死ぬ老人に医療費を掛けるなんてモッタイナイ――となる」らしい(笑)。もちろんブラックジョークだが。

餓死者を引き合いにされると反論しにくいが、でも無駄な遊びが完全に無い世の中は味気なく感じる。食べ物に限らず、遊びとはエネルギーにしても何にしても一種の無駄といえる。ドライブはガソリンの浪費だしゴルフ場は自然破壊だ。だからといって、これら全てを禁止しようなんて社会には暮らしたくない。モッタイナイ物が氾濫する世の中は困ったものだが、モッタイナイ物が全くない社会も砂漠のようで味気ない気がする。

要は節度の問題だろう。
今回のニュースについて言えば、おそらくはバイトくんあたりの悪ふざけだと思うが、店名がハッキリ見える形でやったのが不用意。客から苦情が寄せられれば企業は対応せざるを得ない。自分ちの台所でやれば良かったのにネ(笑)。

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