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イマを見つめて
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小沢・殺人犯・喫煙者……みんな悪人かもしれないが

2010年04月29日 03時48分00秒 | 社会・経済
変な意見をよく聞く。

小沢一郎を検察審査会が起訴相当に。
それはそれで結構だと思う。
しかし「確かにクロとできる証拠を集められなかったのかもしれないが、限りなくクロに近い灰色なら検察は起訴すべきだった」なんて意見はどうか。
推定無罪の大原則を覆す暴論では。
やっぱりクロじゃなきゃ起訴しちゃいかんでしょ。たとえ納得できなくても。

殺人等の時効撤廃。
それはそれで結構だと思う。
しかし法を過去へ遡って変えるのってアリなのか?
例えば現在は罪にならない行為が将来禁止されたとする。それを過去に遡って逮捕できるなんてなれば滅茶苦茶じゃないか。今は違法でないことをして、将来に逮捕されるっていう。
法律は成立後から適用していくのが筋だと思う。たとえ納得できなくても。

煙草の値段が10月から大幅値上げ。
これまでは数十円単位で何度か値上げされてきたが、今回は一気に百円を越す値上げ。
それはそれで結構だと思う。
しかし、ほとんど批判するマスコミがない。ガソリン暫定税率据置や高速料金改定ではヒステリックなほど騒いでいたくせに。
喫煙は社会に迷惑だから、どんな仕打ちをしても良いってことか。
でも喫煙自体は条例で禁止されている場所で吸うなどしなければ、決して違法行為でも反社会的行為でもない。たとえ納得できなくても。


小沢は悪いやつだから、筋違いなことを言っても構わないのか。
殺人犯は悪いやつだから、筋違いなことを言っても構わないのか。
喫煙者は悪いやつだから、筋違いなことを言っても構わないのか。

小沢も殺人犯も喫煙者も、決して好きではない。でも、だからこそ、ここで嫌いな者達のために正論を述べておきたい。


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