西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

ジョン・レノンの死から

2005年12月10日 00時51分38秒 | Weblog
ジョン・レノンが射殺されたのは、1980(昭和55)年12月9日(米現地時間8日)。あれから25年の月日が流れた。

25年前の同じ日、当時大学生だった私は、松原市のアパートから富田林市の文化住宅へと引越しをしている最中だった。免許を持っていた友達に頼んで、レンタカーのトラックを借りて、荷物を載せて走っていた。
ペーパードライバーの為運転に慣れておらず、不安定な友達ともども、助手席の私もスリル満点の緊張したドライブだったが、目的地が近くなるにつれて段々リラックス運転に変わってきたところで、私がカーラジオのスイッチを入れた。そしてラジオに流れてきたのが、「ジョン・レノン射殺」のニュースだった。ビートルズの全盛時代をあまり知らない世代で、また音楽にもそれほど詳しくない私たちにとっても、それは衝撃的なニュースであった。

この事件の数日後、駅前にジュース&ピザの店「FUNNY」がオープンした。この店のマスター(写真)は当時26歳。この事件には大きなショックを受けていたという。
そんなマスターも間もなく52歳。店も開店25周年を迎える。駅前にはマンションが立ち並び、随分と景色も変わってしまったが、「FUNNY」は当時のスタイルをほとんど変えることなく、ほぼあの頃の姿のまま、今も駅前にある。最近では、当時学生だった昔の常連客らが、久し振りに店を訪ねて来てくれることに、マスターは喜びを感じると語ってくれた。
マスターは、現在週に3度ジムに通って、体を鍛えているのだという。そうして店が休みになると、またエエ波を求めて海に出掛ける。
時代は変わっても、「FUNNY」のジュースの味とピザの味と本物のサーファーは、今なおここに健在である。

BRAVO! FUNNY!