憂国の花束

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お妃教育・和歌(メモ)

2023-12-25 00:33:08 | 雅子さま
美智子さま、雅子さま、共に和歌に出会われたのはお妃教育とされている。



美智子さまの指導は五島美代子さん。
昭和34年、お妃教育のうち和歌は3か月で10回の予定だったという。
五島美代子さんは、初対面の美智子さまに

「歌をつくるのに虚飾はいらない。はずかしくても苦しくても、ありのままの自分を神の前にさらすような気持ちでお歌いにならなくてはいけない」

と、告げ、「一日一首百日の行」を課した。

のちに美智子さまは美代子にこうおっしゃったという。あの頃は「お互いに殺気だっておりました」。


五島美代子さんの写真が無い。夫君の五島茂氏は上皇の和歌を指導。

😔 五島美代子さんの「ありのままの自分を神の前にさらすように」という言葉は基本、世界観がキリスト教の美智子さまの心に響いたのではないだろうか。
真剣勝負のように対峙しての指導も美智子さまの御好みに合っていたでしょう。美智子さまが相応しい師と出会われていたことに縁の不思議さを感じます。

雅子さまの指導は岡野弘彦氏

昭和58年から宮内庁御用掛を務め、皇后様と初めてお会いしたのは平成5年のご結婚の少し前。「お妃教育」として、1週間ほど集中的に和歌の講義を受けていただき、ご結婚後も月1度1時間ほどご進講を申し上げていました。歌は初めてなので、とおっしゃいましたがとても御熱心で時折鋭い質問を挟みながら私の話をお聞き下さいました。

最初は別々にご進講をとおっしゃっていた天皇陛下も、皇后様とご一緒においでになることが多くなりました。東宮御所の階段をお二人が手を取り合って、若々しい軽やかさで下りてこられたこともあります。「いいなあ。やはりこうしたお立場でも新婚のご夫婦らしい時間がなくては」と微笑ましく思ったものです。皇后様の表情は輝いておられました。

皇后様にとって初めての歌会始のお題は「波」。お詠みになったのは、新婚わずか2カ月後に陛下と訪問された滋賀県での思い出でした。

君と見る波しづかなる琵琶の湖(うみ)さやけき月は水面(みのも)おし照る
(2019年11月7日 13:30  文春デジタルより)

😀 まあ、何んともお優しい師でいらっしゃる。
なるほど、この師なら詠みたい題材すら見つけられずに居る雅子さまに、さりげなく題材を示して助け船を出されるのも、さもありなん。
雅子さまに五島美代子さんのような師が付いたら師も弟子も不幸な結果になったことでしょう。
自分に大甘の雅子さまには岡野氏のような師でなくては務まりませんわね。

それにしても、皇太子を寄せ付けないと巷間噂された雅子さまにも、イチャイチャの甘い新婚時代があったとは…。良かったですね。
2人手をつないで階段を下りて来られたという描写に、あらためて東宮御所の広さを思う。
庶民の家の階段は余程の大邸宅で無ければ1人が上がり降りするのが精いっぱいです。