憂国の花束

右でも左でも無く、上でも下でも無く。

祖国日本よ! 誇り高くあれ。

枇杷・・モチベーションの低下か?

2021-05-31 13:34:19 | 皇室
新型コロナで中止、とさらりと報道されていますが・・・。

千葉県の「房州びわ」 皇室への献上中止 新型コロナで2年連続
2021/05/25 21:20 産経新聞

千葉県は25日、県内で唯一の皇室への献上品である「房州びわ」の献上が、新型コロナウイルスの感染防止の観点から2年連続で中止となったと発表した。生産者らでつくる房州枇杷(びわ)組合連合会(南房総市)から自粛の申し出があった。

 同連合会などによると、例年6月上旬に献上品を決める選果式を開き、南房総市をはじめ館山市、鋸南町の各組合から出品されたビワを審査。このとき組合や農協、県や市町の関係者ら数十人が集まるため、感染拡大防止の観点から開催が難しいと判断した。

 県によると、皇室への献上は明治42年に始まり、一昨年までに105回行われた。本県のビワ栽培は260年以上の歴史があり、令和元年の産出額は7億円で長崎県に次ぐ。

房州びわ 3Lサイズ

献上品は3L~4L でしょうね。

数十人が集まって選果するため、密になる。
と、おっしゃいますが、工夫すれば密にならないで選果する方法はあるでしょう。

例えばリスクが多いといわれるバイキングでも、工夫を凝らして行っているところはある。先日、緊急事態宣言前にそのような場所に行きましたが、予防対策は徹底したものでした。経営のために必死にコロナ対策を考えるからそのような方法も考えつくのでしょう。

献上品も「どうしても陛下に献上したい!」という思いがあれば、コロナ予防対策を行った上での選果も可能でしょう。
それをしないのは、もう献上に喜びも晴れがましさも名誉も感じられなくなって来ているからではないでしょうか。
前にも書いたが、昭和天皇の即位の大礼の日、奉祝の酒に酔った在の男達が誰からともなく言い出して熱田神宮まで奉納の酒を担いで20km。野道を駆けて行った情熱はもう今の在の人々には無い。

一方的に贈る「献上品」がブランドになることもあるが、「献上品」にブランド的価値をみるひとも減って来ているのかもしれない。
房州の枇杷は「献上品」というラベル抜きでも商売できるようになって来ているのではないか。皇室がこれ以上国民の支持を失えば「献上品」というラベルは邪魔になるかもしれない。

「最上の物を差し上げたい、差し上げなければならない。」という思いも、天皇と皇室への尊敬の念があればこそでしょう。



「植えて、育てて使い、また植える」林業と森の利用を得意げに語り、昭和天皇お手植えの黒松をバッサリと伐ったこの人も、天皇と皇室、そし森(自然)への敬意は無いのだろう。


5月31日~6月6日 ご予定

2021-05-31 12:27:45 | ご予定
宮内庁は5月31日~6月6日の予定を発表した。
 
皇嗣家(秋篠宮ご一家)
6/1(火)
秋篠宮ご夫妻 赤坂東邸(赴任キューバ大使夫妻面会)
6/2(水)
秋篠宮ご夫妻 宮邸(青年海外協力隊、海外協力隊及び日系社会青年海外協力隊・令和3年度駒ケ根訓練所第1次隊派遣隊員面会)
秋篠宮ご夫妻 宮邸(青年海外協力隊及び海外協力隊員・令和3年度二本松訓練所第1次隊派遣隊員面会)
6/3(木)
秋篠宮ご夫妻、眞子さま、佳子さま 宮邸(アブドラ国王科学技術大学特別栄誉教授らからオンライン説明)

高円宮家
6/2(水)
久子さま 宮邸(日本アジア協会理事長ら面会)
6/4(金)
久子さま 宮邸(離任カナダ大使夫妻面会)

天皇御一家の予定は発表されていませんが、天皇は「ご執務」はされるのではないかと思われます。

6月3日秋篠宮御夫妻、眞子さま、佳子さまは五條堀孝・アブドラ国王科学技術大学特別栄誉教授らから、新型コロナウイルスについての説明を受けられるそうです。
先週26日、殿下のご希望で京都大学の西浦教授(理論疫学)から新型コロナウィルスの説明と感染状況、今後の見通しのレクチャを受けられたばかりですが、他のかたの説明もお聞きになりたかったのでしょう。
学びたい、知りたいとなったら一流の専門家を呼びつけてお話を聞ける環境がどんなに素晴らしく恵まれたものであるか、眞子さま、佳子さまはもちろん殿下妃殿下にもお解りなっていらっしゃいますでしょうか。

5月24日~30日 ご動静

2021-05-31 12:05:53 | ご動静
5月24日に宮内庁が発表した天皇ご一家のご予定は

天皇、皇后両陛下、愛子さま
5/24(月)
天皇陛下 宮殿(信任状捧呈式。韓国、ケニア)
5/30(日)
天皇陛下 東京都内(第71回全国植樹祭にオンライン出席)

でしたが、実際にはこのようにご活動されました。

24日
陛下 韓国とケニアの新任駐日大使の信任状捧呈式 (皇居宮殿)
25日
皇后 ご給桑(皇居紅葉山養蚕所)←午後5時
26日
【午前】
陛下 お田植え(皇居・生物学研究所)←18日の予定でしたが?
27日
【午前】
陛下 トルコ、アフガニスタンの新任駐日大使の信任状捧呈式(宮殿)
28日
【午後】
陛下 ご執務(赤坂御所)
30日
【午後】
両陛下 島根県行幸啓《オンライン、第71回全国植樹祭式典ご臨席、ご収穫、ご植樹、ご播種=島根県大田市・三瓶山北の原》(赤坂御用地)←午後4時


御執務 週1回午後

韓国とケニアの信任状捧呈式は予定として発表。トルコとアフガニスタンの信任状捧呈式は予定として発表しなかったのは何故なのでしょう?

「体調が良ければ出る」と発表された全国植樹祭に皇后は晴れやかにお出まし。
陛下は儀式を全て終えられた皇后をほっとされたように見やっておられましたが関係者もほっとされたことでしょう。

一昨年の全国植樹祭も「体調が良ければ」と発表され、地元は「どうせ来ないだろう」と思うものの準備に気を揉まされましたが、前日から満面の笑みでご到着。地元は気を揉んだ分歓迎ムードが盛り上がりました。
御滞在中は地上高いところから眼下の提灯の波を至極満足げに見下ろされるなど、終始雅子さまのご機嫌はよろしかったように拝見いたしました。

もしかしたら「体調が良ければ」は、皇后のお出ましの値打ちを上げるために使っている言葉でなのでしょうか?




第71回全国植樹祭島根2021

2021-05-30 22:45:37 | 公務
全国植樹祭は無事に終了。
体調が良ければ参加する。と発表された雅子皇后も参加されました。
式典は午後4時から始まりました。陽が長い季節、午後4時は夕方とは言えないかもしれませんが、夕方の気配はある。
このような式典がこの時間から始まるのは珍しい。
一昨年第70回全国植樹祭愛知2020は午前に行い、式典後御夫妻は近くのレストランで昼食を取られています。
午後に行われたのは、雅子さまの御体調に合わせたのでしょうか。

両陛下、全国植樹祭にオンラインで参加 赤坂御用地から
朝日新聞社  2021/05/30 18:56

 天皇、皇后両陛下は30日、島根県大田市の三瓶山(さんべさん)北の原であった第71回全国植樹祭に、東京の赤坂御用地からオンラインで参加した。新型コロナウイルスの感染拡大防止に配慮したためで、「四大行幸啓」といわれる定例地方訪問へのオンライン参加は初めて。

 今回の開催理念は森林の循環利用。天皇陛下がスギ、皇后さまがヤマザクラなどの苗を植える様子がライブ配信されたほか、同じ会場で1971年に昭和天皇が植え、91年の全国育樹祭で皇太子だった天皇陛下が枝打ちしたクロマツの収穫もあった。天皇陛下は「人々が連携、協力することにより、植えて、育てて使い、また植えるといった『緑の循環』が広く実現することを期待します」と述べた。

新型コロナの影響で開催は1年延期されていた。招待者は当初の約4千人から約1千人に縮小した。島根をのぞく46都道府県のうち、26都道府県の代表者らもオンラインで参加した。

午後4時からの中継を見て、初めて知ったのだが島根県は県の面積の80パーセントが森林だそうだ。
その分、林業も広く行われているのだろう。来賓の挨拶にも、進行のアナウンス、子供達のパフォーマンス中にも『緑の循環』「植えて、育てて使い、また植える」というフレーズが、何度も何度も繰り返された。
『緑の循環』「植えて、育てて使い、また植える」とは、林業そのものを指してもいるし、古代より人々が手入れしつつ森を利用してきたことを指している。
島根県の林業と森を利用して生きて来た人々の象徴として、昭和天皇が50年前にお手植えした黒松は伐採されたということか…。


「昭和天皇が植えて、今上が枝打ちした黒松を今上が収穫する」と説明されて行われたパフォーマンス。
ノコギリを三度曳く。
・・・ここまでが「植えて、育てて使い」に当たるのでしょう。そして、


・・・また植える。

後ろに横たわる昭和天皇の黒松が痛ましい。
「使う」というが、この松は製材されて何になるのでしょう?昭和天皇お手植えの松ともなれば、使い道に困るのではないか。それともあっさり業者に1本5000円(先日のTV番組での相場)で売ってしまうのか。

同時に伐採した他の黒松は、会場作りに使われているとアナウンスされていたが、その会場は、


島根の実行委員のかたには、申し訳ないが、会場はコンパネが立て回してあるようで、あまり良いデザインとは思えなかった。コロナ禍なので経費をかけないことに拘ったのでしょうか。地味、質素というより、そこらの物でバタバタと間に合わせたような?本当にごめんなさい。

昭和天皇の黒松が伐採されてあのコンパネになったのなら、悲しい。

今回中継を見て、今上に対する思いが少し変わった。
この方は、ともかく精一杯されているのだと。そして胸が少し熱くなった。
「一升枡には一升しか入らない」そういうことなのだ。多分。

皇后。淡いグリーンのスーツが良くお似合いでした。チーム雅子の成果ですね。
お手蒔きの時、何度か促されてもボーッと立っておられて、このままお手蒔きされないとどうなるのだろうとドキドキしましたが、間もなくハッと隣の陛下を見てお手蒔きされました。
ご病気なのでしょうね。

両陛下による一連の作業が終わったあと、席にお戻りになる今上のいかにもホッとしたというにこやか御顔と歩きながら雅子さまを気遣うように見やるお目の優しさが印象的でした。

両陛下の思わぬ一面を拝見できたのは良かったですが、全国植樹祭は止めるか、やるとしたらやり方を根本的に改めたほうが良いのではないかと思う。

またも「令和流」・昭和天皇お手植えの木を切る。

2021-05-29 14:58:44 | 公務
一体誰が思いつくのか、また何か新しい「令和流」を思いついたようです。

全国植樹祭 オンラインで参加の天皇陛下 初の「御収穫」を赤坂御用地から会場へ配信 島根県
5/28(金) 19:38配信 日本海テレビ

30日に大田市で開催される全国植樹祭について、大会初となる「御収穫」が行われることとなった。
 全国植樹祭は、30日大田市の三瓶山で開催され、天皇陛下はオンラインで参加される予定となっている。
大会では、例年のお手植え、お手播きに加え、1971年に三瓶山で昭和天皇がお手植えされた樹木を収穫する「御収穫」が行われることが決まった。
 大会初となる天皇陛下による「御収穫」。樹木は東京に送られ赤坂御用地で行われることになっている。 
島根県 丸山達也知事:「同じ会場で2回目の植樹祭を開催されるのも初めて。循環型林業を陛下のご収穫の中で盛り込んでいけることを光栄に思っております。」 御収穫の様子は大会会場に配信されるという。

気になります。
前回昭和天皇がお手植えされた樹木は1本ではないでしょうが、全部伐採してしまうのでしょうか?
全国植樹祭は既に2巡目に入っていますが、これから次々と前回お手植えされた樹木を切って行くのでしょうか。
天皇がお手植えされた樹木は記念樹のようなもので伐採せずに行跡を讃えるものだとばかり思っていたのですが。

昭和天皇が国土緑化の願い込めて植えられた樹木を次から次からへバッサバッサと切って回って良いものでしょうか?
2巡3巡するうちに昭和天皇お手植えの樹木が全て切り倒されてしまうのなら、もう「全国植樹祭」は止めたほうが良い。
「全国植樹祭」の矛盾と欺瞞姓を指摘する声も多くなってきています。

今回伐採される三瓶山、昭和天皇お手植えの松
松の寿命は1000年とも2000年とも言われ。国内には樹齢500年くらいの松も珍しくない。
1971年に苗木として植えた松などまだ若木と言ってもよい。
500年の後世に昭和天皇お手植えの松が残っている光景も素晴らしいではないか。

愛媛県のお手植えのスギ。
こちらもいつか伐採されてしまうのか?
スギの寿命は1000年。林業資源として植えられた杉は35~50年で伐採される。
天皇お手植えのスギを、かっては1000年スギが立ち並んでいたであろう国土を偲ぶために、そのまま残して置いても良いと思うのですが。


>循環型林業を陛下のご収穫の中で盛り込んでいける

現在、日本の林業は衰退しています。衰退したのは林業政策の失敗が原因ですね。
今回の『御収穫』行事には政治と利権の匂いがプンプンします。
政治家は、陛下をこれからの林業に利用して行くつもりなのでしょう。
陛下の御趣味「水問題」と林業は密接な関係があります。
陛下は煽てられて林業問題にもすぐに手を出してしまうのでしょうね。

水も林業も「土地」すなわち国土を離れては論じられません。じわじわと政治に引き入れられて行く天皇。政治に決定権を持たない天皇が政治に関われば、利用されるだけの立場となる。そのことに陛下は気付いているのでしょうか。それとも気付いていても「利用されても我と我が雅子、愛子さえ安泰ならそれで良い」と諦観されているのでしょうか。