こんな所に書いても誰も気にしないでしょうが、私はとにかく日本の未来が心配でなりません。
東芝の家電に続き、シャープも中華系に身売りしてしまいました。
買った相手はIGZOの技術が欲しかったそうです。
SONYも外人社長になって骨抜きにされましたね。今は革新的な製品が何も無くなりました。
さて先日、ある試作品を3種類見せてもらいました。同じ製品だが部品を3ベンダーにして部品供給がストップ・納期遅延するリスクを減らそうとする、Appleもやっている方法です。
別に見ると同じ製品なのに並べると3種3様でしたが、一番良くないのは皆意見が一致してこれって指を指しました。
裏を見るとの日本製を使用していました。他は半島製の部品と大陸製の部品を使用していました。
これを見た時に愕然としました。あれっ日本の強みだったはずが、大陸の製品にも劣っているなんて。
日本のメーカは自分の技術に自信があるのか、性能が出ないのを人のせいにします。
同じ部品を使用して半島や大陸では既に製品化しているにも関わらずです。
2~3ヶ月説明してやっとプロセスを変更してもらったのにこれかと。海外メーカでは2~3週間で修正版を出してきます。
とにかく開発のスピードが違うのです。
大陸の工場にはあちこちにスローガンや注意書きが貼ってありますが、よく見かけるのは男性用小便器に立つと目の前に貼ってある、これです。
今はマナーが悪いなどと言っていますが、日本だって昔は特に戦後を経験した老人はひどかったですよね?
すぐに変革なんて起きますよ。そして衰退するのもすぐです。
若者にもっと夢を、そして技術を持った中年以降の人に伝承する役目ときちんとした対価(報酬)を与えて会社全体を活気づける必要があります。
バブルがはじけて日本の会社が行ったのは、まずは福利厚生の削減と歳を取ると給与とボーナスが下がる仕組みを作りました。表面上は同じ固定費の枠から若い世代に回す分を増やすためです。利益率が低いので固定費は増やせないのです。
でもなぜ日本の企業は利益率が低く固定費に回せるお金が少ないのでしょうか?
諸説あるでしょうが、私が思うに利益を生み出す力のある人とそうで無い人の給料がほとんど同じだった(いや今でもそうか)からですよ。
それでも会社が元気だったら、皆喜んで仕事をしたでしょう。でも会社の施策はマイナス方向なことばかりで、何回にもわたるリストラと名前だけの成果主義です。
評価するマネージャがぼんくらなので上に提言しないで下に向かって我慢を強いるし、いつも残業していないと仕事していないと思われるのですから疲れますよね。
評価会議に出席しましたが、ひどいもんですよ。出来レースですから、いくら頑張ってももらえる人とそうで無い人は最初から決まっていて歴然とした差があるのです。
アメリカでは職種にも寄りますが大卒の初任給がエンジニアだと1200万円くらいあるらしいじゃないですか。
これでは太刀打ちできませんよね?
純粋なアメリカ人は考え方のロジックが違うので、今までは日本人とぶつかりませんでした。
でも今やシリコンバレーで働く人はほとんど移民かワーキングビザの人で、同じアジア人もたくさんいます。
州議会員にも多くなってきており、アメリカのためでは無く同胞のために仕事をしています。
頑張れ日本!!
このままでは上を通り過ぎてやりとりが始まりますよ(ってもうかなりそうなっているけど)。