ショップ ダンケ

ドイツ雑貨「ショップ ダンケ」のオフィシャル・ブログ

ドレスデン国立美術館展

2005-03-22 00:00:00 | ショップ ダンケ

3月は、学校は、春休みに入ったが、プライベートに、仕事に忙しかったので、日記も書けないうちに、毎日が飛ぶように過ぎていった。

17日には、講師を勤める専門学校の卒業式もあった。毎年の行事であるが、学生の晴れやかな顔を見ていると。こちらも嬉しい。それにしても、卒業式のはかま姿率が、うんと上がった気がする。はかまは、卒業式ならではだし、着物より動きやすいし、人気があるらしい。レンタル料4万円には、びっくりしたケド。馬子にも衣装で、なかなか可愛い。

今年は、ことさら、ほっとした気持ちが強かったかな。講師の仕事は続けるが、担任業務は、返上することになったので、最後の担任クラスの卒業生を送り出したわけなので。もう、ぎりぎりの限界だったのだ。ツーリズムに関わることを、専門学校で、教えることは、SOHO「オフィス・ダンケ」の重要で継続的な仕事であるけれど、ドイツ関係の仕事に重点をシフトさせたいと思い続けてきたから。

ドイツでのワールドカップを来年に控えて、今年は、「ドイツにおける日本」ということで、各地でドイツ関連の催しがある。ドレスデン国立美術館展が、兵庫県立美術館と、国立西洋美術館で催され、そのミュージアムショップに、「ショップ・ダンケ」も参加させてもらう。ネットに出していないものも、多く出しているので、よろしくです。

展覧会そのものも、もちろん、とても見ごたえのあるものです。旧・東ドイツのドレスデン国立美術館は、その規模、内容ともに世界有数の美術館複合体で、そのなかから、選りすぐられた約200点の多彩な作品が、今回、展示されている。ドレスデンは、昔ザクセン公国といわれ、君主が集めたコレクションは、その歴史を反映して、トルコ趣味の装身具であったり、イタリア絵画であったり、フランスの宮廷文化を伝えるもであったり、東アジアの磁器(日本の伊万里が、マイセン磁器に多大な影響を与える)であったりする。またドイツ・ロマン主義の中心としてのドレスデンの風景画もあるが、ハイライトは、レンブランドの「ガニュメデスの誘拐」であり、とどめは、フェルメールの「窓辺で手紙を読む若い女」でしょう。「世界の鏡」というのが、展覧会のサブタイトルであり、その特徴をよく表している。
「緑の天井」と言われる宝物館からの出品が少ないのが、個人的には残念!

ドレスデン国立美術館展
http://www.dresden-ex.jp/