ピカソ展は、盛岡の岩手県立美術館から、岡山県立美術館に、移動した。キャッチフレーズは、「天才に会う夏」だ。夏休み、ファミリーで来て、ピカソの天才ぶりに圧倒されていただきたい。
岡山は、広島と並ぶ中国地方の雄。観光資源も、豊かな県だ。ピカソ展の手伝いに行って思ったことは、岡山駅周辺に、歩いても十分行ける距離内に、美術館、博物館が、集中している。「岡山カルチャーゾーン」と銘打たれている。
地方都市では、市内から、うんと離れた地域に、文化施設が、固まってあり行きづらいことが多い。車で、動くことが自明とされている地方都市では、バスの便も少ないのだ。
その点、岡山は、便利にできている。このカルチュラルゾーンを、豊かに肉付けするのは、後楽園と岡山城である。
夜には、ライトアップする夏の時期がある。ライトアップは、オーソドックスな方法だが、街を美しく浮かびあがらせ、夕暮れの街に、人を誘い出す動機になる。岡山の町を、そぞろ歩きしてください。