○五感俳句631・聴覚144・中村國司01・2023-08-02(水)
○「部屋の音消せばみんみん蟬の祝く」(中村國司01)
○季語(みんみん※蝉・)(「→Facebook」より引用)※2021年「俳壇」8月号→今瀬剛一特選。※【祝く寿く(ほく)】:結果が得られるよう祝いの言葉を唱えて神に祈る。ことほぐ。【→五感俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:部屋の音を消す。テレビの音。ラジオの音。CDの音楽。人間の会話。それらを全て消す。まるで神に祈るかのように高らか聞こえてくる。蟬の声の中でも響きの高いみんみん蟬の鳴き声である。
○中村國司(なかむらくにじ)
○好きな一句「明日からは秋草となる草いきれ」02
○季語(草いきれ・晩夏)(「→Facebook」より引用)
【Profile】:1949年栃木県鹿沼市出身宇都宮市在住。1983年橋田一青に入門。1984年俳句結社「白魚火(しらおび)」入門、→西本一都に師事。1986年「白魚火」同人。1996年退会し2004年再入会。2007年投句再開、→仁尾正文に師事。2010年同人。2017年白魚火賞受賞。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます