○色彩俳句0293・土器色01・高澤良一01・2016-08-23(火)
○「処暑のそら土器いろの火星現る」(『素抱』2004)(高澤良一01)
○季語(処暑・秋)「しょしょのそらかわらけいろのかせいある」(→「575筆まか勢」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:土器色(かわらけいろ#c37854)は和の色の一つ(→「和色大辞典」)。まだ根強く残る残暑の夕空に赤茶けたかわらけ色の火星が現れました。
○高澤良一(たかざわりょういち)
○好きな一句「大年のむらさきだちし夕欅」(『ねずみのこまくら』1990)02
○季語(大年・冬) 「おおとしのむらさきだちしゆうけやき」(→「ねずみのこまくら」より引用)
【Profile】:1940年神奈川県横浜市本牧出身。NECに入社して→大野林火の句会に出席してから 本格的に俳句をはじめる。→松崎鉄之介に師事。俳句結社「→濱」同人、「濱」賞受賞。俳人協会会員。
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高澤良一掲載句
03こんにゃくのさしみふるふる雨水かな(雨水・初春)〈五感419・質感=柔6〉2019/2/19
04春節や銅鑼の巨濤に呑まる路地(春節・初春)〈次元568・春節(時間)〉2022/2/1
05臍の緒の箪笥にねむるさくら季(さくら季・晩春)〈特集645・家具俳句2-9〉2024/4/26
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