●五体俳句0237・舌05・中山純子01・2015-07-28(火)
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○「吹奏楽舌荒れて夏深むかな」(中山純子01)
季語(夏深し) 「すいそうがくしたあれてなつふかむかな」(「俳句界201208」より引用)
【鑑賞】:夏休みとなり、大きな大会へ向けて吹奏楽部の練習も本番です。「舌」が荒れるというのは経験者の実感なのでしょう。クラリネットやフルートなども。
○中山純子(なかやまじゅんこ)(1927~2014)
○好きな一句「過ぎし日のしんかんとあり麦藁帽」02
季語(麦藁帽・夏 )「すぎしひのしんかんとありむぎわらぼう」(「今はじめる人のための俳句歳時記新版(角川学芸出版編)」より引用)
【Profile】:金沢市の日蓮宗経王寺に生まれる。女学校卒業後肺結核で十年間の療養生活。結婚して二人の子を得るが十年後には父・夫の死で寺の法灯を継ぐ。俳句は1948年「風」入門、→沢木欣一、→細見綾子に師事。第15回俳人協会賞。→泉鏡花市民文学賞。俳人協会評議員。日本文芸家協会会員。2012年「万象」名誉主宰。
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