VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

REIMS YANAGIDATE

2006年11月23日 | Friend
丸ビルでのセッションの後、リクルート大阪時代の後輩と楽しみにしていた
青山のレストラン『REIMS(ランス)YANAGIDATE』でディナー。
   
最近東京へ転職してきた後輩の近藤真紀さん。メインは牛テール煮、私はうずらの詰め物グリル。二人ともあまり飲めないのでグラスワインにて。

 
前菜の白子もトロケて最高だったが、デザートにショコラづくしの選択は大正解だった!!

店名であるREIMS(フランス、シャンパーニュ地方の街)は柳館シェフが修行をしていた所だそうだが、
私もREIMSへ9月に行ってきたにかりでその想いも懐かしく、真紀ちゃんとの10年ぶり位の近況報告会を楽しく過ごし満喫して帰った。



慶應SFC、ORF

2006年11月23日 | 社会・文化
慶應大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の産官学連携による研究成果の発表として、年一回開催される『SFC Open Research Forum』が11月22日(水)・23日(祝)
今年は、六本木ヒルズから丸の内、丸ビルに場所を変えて開催された。


私は仲良くして頂いている渡邊朗子先生の【ESL(エコスマートライフ)共同研究プロジェクト】のセッションにパネラーとして参加した。

写真左から、渡邊先生・渡辺保史さん(NPOグリーンマップ・ジャパン)。写真右、Vivien研究員・馬場正尊さん(東京R不動産)・井関誠さん(ハウスメイトパートナーズ)5人のセッション。

今回は渡邊先生が提唱するエコスマートライフの表現・評価の一環として
グリーンマップの手法を参考に、生活環境をデザインするリビングマップを作れないか?という発想について議論した。

ハコダテ・スローマップを運営している渡辺さんの実例を伺い、
渡邊先生が考える住戸内環境についてのマッピング(特徴をアイコン化)の可能性について
東京R不動産を運営する馬場さんからは「編集側が見つけた物件の魅力を、利用者に気付いてもらう」事の面白さなどが語られた。
東京R不動産の場合アイコンも独創的だが、私は物件のシュールなキャッチに惹かれた!)
一方、顧客と接触している井関さんからは「やはり家探しは、駅から何分・何LDK・・・といったスペックが未だ現場の実態」と。

街や住宅の特徴をアイコン化して認識しやすくするという事は、「何をアイコン化するか」によって編集者側の世界観・価値観を定義付ける。
街や住宅にとって“何が重要なものか”を端的にメッセージするのには有効である。

私が提示した、住まい探しの際「地域に求めるもの」の上位項目は
[治安が良い(64.4%)][日当たりが良い(59.8%)][悪臭がない(57.4%)][近所に迷惑な人がいない(55%)]と続くが
10位中7項目が、“●●でない”というネガティブ項目。マイナスの情報を欲している消費者心理が伺える。

グリーンマップでは、[ゴミの不法投棄]など一部マイナス情報の開示もアイコン化されているが
住戸内リビングマップでマイナス情報を出すと、やっぱり契約取れない気がするよなぁ・・・
確かに、その不透明さが不動産流通の低迷を招いているのである。
まず消費者視点で、取り組んでみるのは面白そうだ。


セッションが終わり、渡邊先生が関わった『iLogHouse』を見学に行った。
[慶應義塾大学× 三菱地所]の主催企画になっていて、前日は福澤三菱地所会長も見学にいらしたという事。
“logを取る”にかけて“ログ(log)ハウス”の外観。 
 三菱電機(冷蔵庫)やITOKI(パズライン)も協賛。

  
リビングのプロジェクターでは赤外線センサーで、お小遣帳をつけたりお絵描きができたり。お風呂にも画像が流れ、子供と楽しんで教育できる仕掛け。
写真右の鏡前に立つと、カメラが写真を撮って記録。日々の成長記録やワードローブチェックにも活用?

子供対象だけでなく、シニアの健康管理もメイン機能。ユニバーサルデザインなど素材や機能に配慮するほか
 毎食、写真に撮ってブログへUp。
メンバーどうしや専門家が内容チェックをするコミュニティーの運営は、既に始まっているようだ。