VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

子育て世代に『+NEST』、旭化成ホームズ

2009年11月25日 | 住宅業界
ヘーベルハウスの旭化成ホームズが、新しく『+NEST』という子育て支援の住まいをコンセプト提案。
戸建とマンションでの導入事例とともに記者発表した。
まずは、「くらしノベーション研究所」(前、住生活総合研究所)が今回の研究、開発の背景などを発表。(左:熊野所長)

'89年に共働き家族向け住宅『DEWKS』、'02年の子育て家族向け住宅『へそのある家』と
子育て住宅はヘーベルハウスでも長く主力商品としてあったが
「近年、若い男性の育児参加に大きな変化がある」と新コンセプト開発の経緯を語る入澤女史(右上)。

具体的には空間提案として、4つの機能を用意。
●ペニンシュラキッチンでのDK(朝だんらんのススメ)
●家族ロッカー(片付け・コミュニケーション)
●NEST空間のあるLD(家族別々で一緒の時間を過ごす)
●室内干しコーナー(夜洗濯・干し)・・・戸建のみ

その実例をマンションのモデルルームで確認。(戸建現場の見学には都合が合わず参加できなかった)
アトラスタワー茗荷谷」駅前立地の25階タワーマンション。
 上層階は億ション。
今回、『+NEST』仕様が選択できるのは、76㎡(約7000万円)のタワー縦1列のプラン。
マンションでは、玄関脇にシューズクローゼットのみで家族ロッカーはリビングの奥に設置。
家族ロッカーが優れモノなのは、パパと子供が横並びでお片付けする位置と
扉がホワイトボードになっていて、お絵描きだけでなく親子のメッセージが書き消しできる!
 
右上、マンションにもペニンシュラキッチンを採用、家族で囲んでお料理お手伝い。石貼りで高級感も。

上層階の億ションモデル。地元エリアからの買い替え客などで第一期は好調な売れ行きということ。

くらしノベーション研究所の入澤女史とは編集長時代から同じ研究会でご一緒し仲良くして頂いている。
前、住生活総合研究所が30周年を機に名称変更し、戸建住宅に囚われることなく
マンションやリフォームなど広く住ソフト提案の研究開発に取り組む事になるようだ。
『+NEST』パンフレットを手に。