三菱地所が取り組む‘丸の内再構築’、1998年~2007年を第一ステージとして丸ビルはじめ東京駅周辺で6棟のビルを完成。
2008年~の第二ステージは、大手町ー有楽町まで広げたエリアを再構築する。その第一弾となるプロジェクトが
「丸の内パークビルディング」・「三菱一号館」であり、30日の竣工を前に内覧会が開催された。
(5月8日に地下1階の4店舗が先行オープン、商業ゾーンは9月3日にグランドオープン予定)
地上34階建ての「丸の内パークビルディング」と地上3階建て1894年竣工のジョサイア・コンドル作を忠実に復元した「三菱一号館」。
丸の内最初のオフィスビル、向こうに丸ビル
内覧を前に、新オフィスビルの5階で三菱地所・清沢広報部長と合場ビルアセット開発部長が概要を説明。
広報部の石川副長が進行。
750億円のBigプロジェクトは、オフィスも新日本製鐵や三菱商事などグループ企業などで満室稼働でスタート。
まずはオフィス棟を内覧、1000坪あるフロアー面積は丸の内界隈では最大規模。環境対策が強化されたオフィスビルになっている。
照明も省エネ型
窓は二重で、内窓は引戸型でエアフローウインドウという空気ファンが窓際の空間も快適にする。
窓の外、線路の向こうにリクルートのグラントウキョウサウスタワーが見えた
ビル屋上には約60kwの太陽光発電パネルが搭載されている。
次に、明治27年竣工の建物を復元した「三菱一号館」に入る。タモ材・ワニス仕上の内装は格式の高い格天井。
空調設備を巧く格納
1階にあった銀行の窓口も復元、今回はカフェバーとしてオープンする。銀行当時の写真。窓口も復元された!
この「三菱一号館」全体は2010年4月に「三菱一号館美術館」として開館予定。それに先立ち9月には[竣工記念展]も開催。
ガラス張りで構造を見せる。
大理石のマントルピースはオリジナル、フロアーは松の無垢材。石や鉄の階段にもコンドル・デザインの魅力が。
さてクラッシックな美術館棟から、「丸の内パークビルディング」と「三菱一号館」に囲まれた中庭広場に出た。
左は緑化された巨大な柱、そこからドライミストが吹き出るノズル。
保水性の舗装などヒートアイランド緩和の工夫が施され、夏にはサラリーマンの憩いの場となりそう。
また明治期のガス灯10基を復元、炎のゆらぎで都会のビル空間をレトロに彩る。
ところで、コンドルの設計図を忠実に復元した「三菱一号館」はビクトリア様式のクイーンアン・スタイルという事だが・・・
(赤煉瓦230万個も当時の製法で中国にて製造したという)
実は私の家も、ビクトリア様式の中でクイーンアン時代のデザインを取り入れて設計してもらったもの。
赤煉瓦では無くサイディングだが、尖塔の雰囲気など共通点があって興味深かった。
今はジャスミンが盛り、WコーギーのBeth黄色はモッコウバラ
三菱の中庭にはコンドルが愛した、オールド・ローズなど40種のバラが見れるそう。楽しみなスポットになりそうだ。
2008年~の第二ステージは、大手町ー有楽町まで広げたエリアを再構築する。その第一弾となるプロジェクトが
「丸の内パークビルディング」・「三菱一号館」であり、30日の竣工を前に内覧会が開催された。
(5月8日に地下1階の4店舗が先行オープン、商業ゾーンは9月3日にグランドオープン予定)
地上34階建ての「丸の内パークビルディング」と地上3階建て1894年竣工のジョサイア・コンドル作を忠実に復元した「三菱一号館」。
丸の内最初のオフィスビル、向こうに丸ビル
内覧を前に、新オフィスビルの5階で三菱地所・清沢広報部長と合場ビルアセット開発部長が概要を説明。
広報部の石川副長が進行。
750億円のBigプロジェクトは、オフィスも新日本製鐵や三菱商事などグループ企業などで満室稼働でスタート。
まずはオフィス棟を内覧、1000坪あるフロアー面積は丸の内界隈では最大規模。環境対策が強化されたオフィスビルになっている。
照明も省エネ型
窓は二重で、内窓は引戸型でエアフローウインドウという空気ファンが窓際の空間も快適にする。
窓の外、線路の向こうにリクルートのグラントウキョウサウスタワーが見えた
ビル屋上には約60kwの太陽光発電パネルが搭載されている。
次に、明治27年竣工の建物を復元した「三菱一号館」に入る。タモ材・ワニス仕上の内装は格式の高い格天井。
空調設備を巧く格納
1階にあった銀行の窓口も復元、今回はカフェバーとしてオープンする。銀行当時の写真。窓口も復元された!
この「三菱一号館」全体は2010年4月に「三菱一号館美術館」として開館予定。それに先立ち9月には[竣工記念展]も開催。
ガラス張りで構造を見せる。
大理石のマントルピースはオリジナル、フロアーは松の無垢材。石や鉄の階段にもコンドル・デザインの魅力が。
さてクラッシックな美術館棟から、「丸の内パークビルディング」と「三菱一号館」に囲まれた中庭広場に出た。
左は緑化された巨大な柱、そこからドライミストが吹き出るノズル。
保水性の舗装などヒートアイランド緩和の工夫が施され、夏にはサラリーマンの憩いの場となりそう。
また明治期のガス灯10基を復元、炎のゆらぎで都会のビル空間をレトロに彩る。
ところで、コンドルの設計図を忠実に復元した「三菱一号館」はビクトリア様式のクイーンアン・スタイルという事だが・・・
(赤煉瓦230万個も当時の製法で中国にて製造したという)
実は私の家も、ビクトリア様式の中でクイーンアン時代のデザインを取り入れて設計してもらったもの。
赤煉瓦では無くサイディングだが、尖塔の雰囲気など共通点があって興味深かった。
今はジャスミンが盛り、WコーギーのBeth黄色はモッコウバラ
三菱の中庭にはコンドルが愛した、オールド・ローズなど40種のバラが見れるそう。楽しみなスポットになりそうだ。
三菱一号館の再建は嬉しい限りです。
「明治建築の法隆寺」と高名な建築家が絶賛された先代の建物は、昔の歴史の教科書やこども向けの歴史の図鑑に写真入りで掲載されるほどの名建築だったが、ほぼ完全な形で再建=バリアフリー対策などによる若干の変更はあるけど=されたことにより、この立派な建物は未来永劫、ずっと残してほしいものです。
それでは、この辺で失礼します。
煉瓦や内装材の他にも、銅製の雨といなど
細部に渡って忠実に復元を試まれたようで
三菱地所の姿勢に感謝!という気持になります。
是非、オープン後は会社帰りに一杯!立ち寄りたい空間です。