日々徒然です

カフェにようこそ!

最近見つけた

2013-04-06 03:02:56 | 小説
何かに行き詰っている訳ではない。疲れが溜まっている訳ではない。何かに打ち込み過ぎている訳でもなかった。
ホッと出来る所が欲しかった。
ドアを開ける。入った瞬間、何かが違っった。
「何になさいます?「コーヒーを」「かしこまりました」
コーヒーを待っている間、店内を見回す。ランチタイムは過ぎていた。カウンターに客が一人のみ。
ジャッズの音楽が流れている。ただそれだけ。
近くに、こんなお店あったんだ。いつも散歩していたのに、気づかなかった・・・。

友達だった。何でも話し合える存在だった。仕事のパートナーでもあった。
会社を立ち上げる時、色々と手伝ってくれ、アドバイスもくれた。
それは今でも続いている。会社は上向きになっている。良い事だ。

大きなプレゼンに成功し祝い酒となった。そのまま、あいつの家に泊まった。酔った勢いもあったかもしれないが、ベットを共にした。
いつもの声が、誘っている声になり、そそられた。
朝になり、照れくさかった。「おはよう」幸せな気分だった。
お互いに顔が近づいて、自然と抱き合った。
今日は、仕事が休みなのもあり、声が掠れるまで抱き合った。
気づくと夕方になっていた。