田舎暮らしの日々是好日

山羊とともにのんびりと農家生活をしながら日頃の憂さ晴らしをつぶやきます。

裏通り

2016-09-06 04:13:00 | 日記

 スッポンとアカミミガメを飼っている水タンクを掃除するため
 水を運んできて流し込む傍ら
 裏通りの様子を撮った。



 道路拡張をした時の担当は谷山さんだった。
 彼には、農業技術連絡協議会・園芸部会活動で
 大変お世話になった。
 私が三歳年上だったので、
 酒席のときなどは特に気を使ってくれていた。

 産業振興課長になるだろうと期待していたが
 彼もまた早期退職して
 畜産農家になっている。



 道路拡張の祭、立木保証まで積算してくれたようで、
 そのお金で石垣を積ませてもらった。

 おかげで裏庭が直線で区切られている。
 北風防止に植えたパンノキは
 麓さん宅から実生の苗を戴いたものである。

 親のパンノキは屋敷拡張のため移植してあったが
 枯れてしまったようである。

 パンノキはくわ科の大木になる木で、
 実は食用にもなるらしい。
 イチジクの葉っぱに似た大きな葉はヤギが好んで食べる。



 町の推奨木に指定されているので
 緑化樹として植栽を推進しようと考えて種を播いてみたら
 発芽のし易い木であるようだ。
 台風にも耐えているようなので公共用地で使ってみよう。

 この道路は真西にむかっているので
 夕日が落ちていくのが見える。



 子供の頃、そして数年前までは弟と語らった畑は
 日が落ちていくのが見える牧草地はウローの丘に続いている。

 屋敷林と道路の変遷に思い出を重ねる。
 台風で全壊したあとに大きな家ができ、
 猫が縁側に集まってきた。



 トラが居なくなって  寂しい。