二階建てにしたのは、
望遠鏡をセットして星が見えるベランダが欲しかったのも条件の一つだった。
敷地も狭かった。
子どもが結婚し、引っ越してから、
二階部分は倉庫同然になっている。
建て増しの張り出し部分の部屋は雨漏り(台風)で床が傷んだと思っていたらしいが、
白アリだとわかったのは去年こと。
壊さないと危ないと、大工を頼んだようだ。
二階部分は私たちの新居だったのが、
今は物置である。
子どもたちにも星座物語を語って聞かせるつもりでいた。
小学生の低学年ころまでは私に付き合ってくれていたが、
クラブ活動に入ると私との共有時間はまったかなくなった。
私は宴会が多くて酔っぱらって帰るので、
子どもの教育には害になってるだろうと反省しつつ、
教育は女房任せであった。
言い訳である。
私の思惑では、
二階部分を長男の新居に改造しようと思ってた。
ベランダに橋を架けて、
入り口を北から作ると敷地の形状を上手くいかせる造園ができると考えていたからである。
二階の屋上に上ると、
東から北の海が見渡せる。
この辺りでは一番高い場所になるだろう。
星に願いを翔ける
祈りの空間。
祈る場所はどこにでもあり
何処でもできるが
夢を見る場所はそれぞれに違ってもいいのでは・・・。
汗をかく意味がまた出てきた。
頑張れる。