叔父さんの屋敷を倉庫代わりに使わせてもらう契約をしてから丁度ひと月が経過。
以前から運び込んだ道具類を片づけ、
裏から入り込んで、
床の間の後ろの修理をしていたら
柱時計が出てきた。
電池が腐ってさび付いて、取り出すときにバネ等も壊れてしまったが、
もしかすると生き返させることができるかもしれない。
期待がわいた。
ゴミ捨て場に捨てられた時計を見つけて、
動かなくてもいいからと拾ってきて、壁に飾ったりしている。
望みが叶って
針が時を刻みだした。
次は叔父の三味線をここで聞く音響の準備をしたい。