日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ヒイラギモチ(柊黐)

2025-01-20 07:00:00 | 植物

この時期はウォーキングしていても、庭先やプランターにに植えられている園芸品店で購入したような花以外は滅多に見かけることはありません。

その代わりに木に生っている実はよく見かけます。

赤い実は特に目立ちます。

可愛い赤い「ヒイラギモチ(柊黐)」の実を見つけました。

別名でチャイニーズホーリーやヤバネヒイラギモチとも呼ばれています。

 

葉のわきから柄を伸ばし、小さなサクランボのような実が付いていました。

11月ごろから赤くなり始めたのですが、寒さが進に連れてとつやつやとした更に赤い色に変わってきました。

同じように赤い実でクリスマスホーリーと呼ばれているセイヨウヒイラギがありますが、どこがちがうのか?

それは葉のギザギザが少ないのです。

本来のヒイラギモチの葉は長さ4~8㎝ほどで、四角張った形、葉の両先端には鋭いトゲがあります。

 

[葉の隅にはヤバネヒイラギモチと呼ばれている所以の2対の鋭いトゲ]

 

でも、樹齢や植えられている環境などによってトゲのない種類もあるようです。

見つけた木に付いていたは葉はトゲのないものでした。

葉がヒイラギに似ているからとこの名前になりましたが、ヒイラギとは別物です。

ヒイラギはモクセイ科、ヒイラギモチはモチノキ科なのです。

 


 

学名:Ilex cornuta

英名:Chinese holly

別名:ヤバネヒイラギモチ(矢羽柊黐)、ヒイラギモドキ、チャイニーズホーリー、シナヒイラギ

科名・属名:モチノキ科 モチノキ属

原産地:中国、朝鮮半島

 

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アズキナシ(小豆梨)

2025-01-18 07:00:00 | 植物

今年も「アズキナシ」の木におびただしい数の実が生っていました。

この木のことは去年に初めて名前を知りました。

赤い実で調べてもわからず、5月になって白い花が咲き、その花を調べてアズキナシという名前が分かったのでした。

 

 

この場所を通るときはいつもこの木を見上げていました。

夏の間は葉が繁っていて、晩秋になって葉が落ちたら葉の陰になっていた1㎝ほどの朱色がかった実が目立つようになりました。

その実がだんだんと変色して、くすんだ赤い色に変わってきました。

この色と実の形がアズキにそっくりで、花がナシ(梨)に似ているから名前が付いたと言われています。

 

[5月に咲いたアズキナシの花]

 

-- アズキナシ ---

日本中どこでも見かけることができる落葉高木。

別名では『ハカリノメ』、これは葉脈が規則正しく並ぶのと、若い枝に目盛りのような皮目があることから、その様子が『定規』のようだからのようです。

樹高は15~20mにもなり、春には白い花、秋には紅葉と朱色の実が楽しめるため、庭木としても多く利用されているようです。

 


 

学名:Aria alnifolia

英名:Korean Whitebeam

科名・属名:バラ科 アズキナシ属(ナナカマド属)

別名:ハカリノメ、カタスギ

原産地:日本、朝鮮半島、中国

 

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ヤブコウジ(藪藪柑子)

2025-01-16 07:00:00 | 植物

正月飾りとして使われる代表的なものに千両と万両があります。

両方とも赤い実が生って縁起の良いものとされています。

千両、万両があったら一両、十両、百両もあるのではなどど思ったら・・・

何と、これらはすべて実在していて、それよりももっと大きな”億両”もあるようなのです。

面白いですね。

一両---アリドオシ、十両---ヤブコウジ、百両---カラタチバナ、億両---ツルシキミ(ミヤマシキミ)と呼ばれていて、千両と万両には別名がないようです。

これらの中で、今まで実際に目にしたものは十両、千両、万両だけしかありません。

 

[千両]

 

[万両]

 

[十両(ヤブコウジ)]

 


十両=ヤブコウジなので、ここではすべてヤブコウジ表記にします。

1月になってからのウォーキング中に赤い実の目立った「ヤブコウジ(藪柑子)」を見つけました。

それも、葉に斑が入ったものでした。

でも、ちょっと違和感があったのです。

何かが違う・・・と、目を凝らして見たところ、そう、”実が上向き”になっていたのです。

 

ヤブコウジの実は葉の陰に隠れるように付いていているのに、この実は堂々と上を向いていたのでした。

ちょっとおかしいと思って葉をよけて実を触ってみました。

 

そうしたら、何と・・・この実はフェイク、プラスチック製だったのです。

 

早速調べてみました。

数多いヤブコウジの中でも「斑入りヤブコウジ」はその葉に白やクリーム色が入ってコントラストがきれいなことから、観賞用としてとても人気のある品種のようです。

でも、残念なことに葉に斑が入っていると実がつかないらしいのです。

(斑入りの品種は光合成能力が低いらしくて結実しないことが多いのだとか)

あちこち調べたうち、中には実が生ったという話もいくつかありましたが、やはり実が生らないという方が圧倒的に多かったのです。

鑑賞用としてはきれいな葉があればそれで満足なのかもしれません。

でも、販売する場合、ほとんどに”人工の飾り実”をつけているのだそうです。

ということは、やっぱり実が付くように改良されれば、もっと人気が出るんじゃないのかな・・・などと思っています。

 


学名:rdisia japonica

英名:Spearflower

別名:十両、ヤマタチバナ、ヤブタチバナ

科名・属名:サクラソウ科 ヤブコウジ属

原産地:日本・台湾・朝鮮半島・中国

  

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ガーベラ

2025-01-14 07:00:00 | 植物

新年になってもウォーキングは続けています。

この時期に咲いている花というと、庭先や玄関先の鉢やプランターに植えられているパンジーやポリアンサ、ガーデンシクラメンなどが多いですね。

そんな中、プランターに植えられていた「ガーベラ」が咲いているのを見つけました。

青々とした葉が根本に集り、花茎だけが長く伸びて、1本の茎の先端に1個の花が咲いていました。

八重咲のピンクの花でした。

ガーベラは種類によって背丈が低いものと高いものがあります。

見つけたものは背丈の高い方の品種でした。

 

 

ガーベラは四季咲き性のようです。

だから花期は春と秋。

秋の花がまだ残っていたのかもしれません

 


 

学名:Gerbera jamesonii 

英名:Gerbera

別名:オオセンボンヤリ、ハナグルマ

科名・属名:キク科  ガーベラ属

原産地:南アフリカ

 

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ガーデンシクラメン・ジックス

2024-12-13 07:00:00 | 植物

冬になるとプランターや庭を小さな鉢植えの花で飾るお宅が多く見られます。

パンジー、ビオラ、プリムラ、ノースポールなどが植えられているのを良く見かけます。

最近ではガーデンシクラメンも人気があるようです。

ガーデンシクラメンとはミニシクラメンの中でも特に耐寒性の強い品種で、冬でも屋外で育てられるように改良されたものです。

 

このようなポットに入ったガーデンシクラメンも今では定番になっていますね。

 

ウォーキング中、変わった咲き方のシクラメンを見つけました。

初めて見たシクラメンでした。

花弁が反り返らず、下を向いたまま。

裏側にあるはずのガクが目立って、花弁のように見えます。

ガクと花弁で紅白になっていて、とってもオシャレです。

 

このような咲き方を傘咲きと言うのだそうです。

 

花をひっくり返してみたら、一般的なシクラメンと同じで、ただ花弁が反り返っていないだけでした。

 

調べてみたらこのシクラメンは2018年に日本に入ってきたようです。

5~6年前から既にあったのに、今まで全く見たこともありませんでした。

オランダにあるシクラメンの育種で有名な『スクーネベルド社(Schoneveld)』が作った品種だとのことでした。

品種名は『ガーデンシクラメン・ジックス』と言うのだそうです。

 


 

学名:Cyclamen persicum

英名:Cyclamen

別名:カガリビバナ(篝火花)、ブタノマンジュウ(豚の饅頭)

科名・属名:サクラソウ科 シクラメン属

原産地:北アフリカから中近東、ヨーロッパの地中海沿岸地

 

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