今年も「アズキナシ」の木におびただしい数の実が生っていました。
この木のことは去年に初めて名前を知りました。
赤い実で調べてもわからず、5月になって白い花が咲き、その花を調べてアズキナシという名前が分かったのでした。
この場所を通るときはいつもこの木を見上げていました。
夏の間は葉が繁っていて、晩秋になって葉が落ちたら葉の陰になっていた1㎝ほどの朱色がかった実が目立つようになりました。
その実がだんだんと変色して、くすんだ赤い色に変わってきました。
この色と実の形がアズキにそっくりで、花がナシ(梨)に似ているから名前が付いたと言われています。
[5月に咲いたアズキナシの花]
-- アズキナシ ---
日本中どこでも見かけることができる落葉高木。
別名では『ハカリノメ』、これは葉脈が規則正しく並ぶのと、若い枝に目盛りのような皮目があることから、その様子が『定規』のようだからのようです。
樹高は15~20mにもなり、春には白い花、秋には紅葉と朱色の実が楽しめるため、庭木としても多く利用されているようです。
学名:Aria alnifolia
英名:Korean Whitebeam
科名・属名:バラ科 アズキナシ属(ナナカマド属)
別名:ハカリノメ、カタスギ
原産地:日本、朝鮮半島、中国