小さな公園の花壇が黄色く染まっていました。
遠目にはカタバミが咲いているのかなと思いましたが、「まさか公園の花壇にカタバミは植えないでしょう」、と近づきました。
咲いていたのはメカルドニアの小さな花でした、それもびっしりと広がっていたのでした。
[メカルドニア・ゴールドダスト]
花弁が5枚のカタバミとはちょっと雰囲気の違った花のメカルドニアです。
この花はよく枝分かれして地面を這い、覆うようにして広がるので、グランドカバーにはぴったりの花です。
それにこの花の優れたところは、セルフクリーニングの花なのです。
セルフクリーニングの花とは、花がらが自然に落ちて次の花が開花するという、手間いらずの花なのです。
要するに花がら摘みの手間がかからない花なのです。
しおれた花がらをそのままにしておくと結実したりして勢いが衰えたり、次の花が咲かなくなったり、咲いても次の花は小さくなってしまったりします。
だから花がら摘みはなくてはならない作業なのすが、それが必要ないのは嬉しいですね。
この先、秋までずっと咲き続けます。
学名:Mecardonia
英名:Axilflower
別名:キバナオトメアゼナ、アメリカシソクサ
科名・属名:オオバコ科 メカルドニア属
原産地::東南アジア、北アメリカ、南アメリカ
ホームセンターの園芸コーナーに夏にオススメの10選と題し、売上げ順の草花の表が貼ってありました。
1位-ポーチュラカ、2位-ニチニチソウ、3位-インパチェンス、4位-ベゴニア、5位-メランポジウムでした。
ここまでは良く知られている花です。
その後、6位から続き、何と最後の10位にはメカルドニアが入っていました。
まだまだポピュラーではないようですが、最近だんだんと知られてきたようですね。
オススメで人気のある花のほとんどがセルフクリーニングの花になっています。
やっぱり手間いらずの花が好まれるのでしょうね。