一、まち儀、無宿忠次郎と密通之上、同人儀友蔵方人別に差
加、妻同様に相成居候段は、養父同国田部井村名主幸弥太
存世中取斗候儀に候得共、追併も而右次第実兄同村庄八承り、
忠次郎は品々悪事致し、風聞宜しからざる趣、同人に附随
居候而者身為相成間敷候と申候を、今更手切等申出候も薄
情成る儀と無宿忠次郎に被存込候も苦敷存沢迚、右異見をも不
不承受、同人存意に随ひ罷在候始末不埓に付押込被仰付候。
続く
一、まち儀、無宿忠次郎と密通之上、同人儀友蔵方人別に差
加、妻同様に相成居候段は、養父同国田部井村名主幸弥太
存世中取斗候儀に候得共、追併も而右次第実兄同村庄八承り、
忠次郎は品々悪事致し、風聞宜しからざる趣、同人に附随
居候而者身為相成間敷候と申候を、今更手切等申出候も薄
情成る儀と無宿忠次郎に被存込候も苦敷存沢迚、右異見をも不
不承受、同人存意に随ひ罷在候始末不埓に付押込被仰付候。
続く