温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

集団で産卵か! ヤマトタマムシ(大和玉虫)

2017年07月01日 | 昆虫
 ① 午前中、富士松北幼稚園で「自然体験の大切さ」について保護者の方々にお話をしてきました。
 午後、気温がぐんぐん上がる中、隣の神社を散歩していると、目の前をヤマトタマムシ(大和玉虫)が飛び去りました。
 カメラを持って探していると、エノキ(榎)の衰木の幹に6匹のヤマトタマムシ(大和玉虫)がいるのを見つけました。


 ② 翅の赤と緑色の筋模様がとても綺麗です。
 太陽光の当たり具合で色が変化して見えるので、どのようにも解釈ができ、はっきりとしないものごとの例えを「玉虫色」と言うようになったんですねえ。
 これは構造色なので、死んでも変色しません。
 そのことを利用して、法隆寺宝物「玉虫厨子」の装飾として使ったんですね。


 ③ 斜め下から見ると、腹部も綺麗な金属光沢です。
 英語で「Jewel beetle(宝石のような甲虫)」と表現されるのも頷けます。


 ④ 見ていると、盛んに尾部を木の窪みに刺し込む仕草をします。
 実は、ヤマトタマムシは、エノキ、ケヤキ、サクラの枯れ木などに産卵します。
 そして、幼虫から蛹を経て2、3年で成虫になります。
 成虫の寿命は2ヵ月程度で、今 盛んに産卵をしているのでしょうねえ。



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