温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

ナナフシモドキ(七節虫擬) 本物なのにモドキ(擬き)とは!

2021年04月30日 | 昆虫
①里山のコナラの葉の上にナナフシ(七節虫)の幼虫がいました。
 翅がないので、前脚を伸ばし、必死に葉脈に擬態して隠れようとしています。

② この虫が、本来の「ナナフシ(七節虫)」なのですが、なぜか「似て非なるモノ」という意味の「モドキ(擬き)」という名前がついています。
 それは、「七節」とは、節くれだった木の枝を指し、その枝によく似ている(擬態している)昆虫に「七節もどき」という和名が与えられましたが、呼びやすいので単に「ナナフシ」となったためです。

③ ナナフシの仲間は、日本では15種類ほどいますが、触角が短いのは、本家本物のナナフシモドキ(七節虫擬)です。
 他のナナフシは、長い触角なので区別が容易です。

④ コナラなどの落葉樹の葉を食べて育ちますが、ほとんどメスだけの単為生殖で育ちます。
 大きく成長したら再会したいですねえ。
 


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