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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

『進撃の巨人』の実写、そこまで悪くないと思ったけど、がっかりする気持ちはわかる件

2015年08月17日 00時42分05秒 | 映画
『進撃の巨人』の実写版が酷評のようですが。

それに対し、石原さとみは神対応と言われてますけど、
「ま、感想は人それぞれよね」っていうのを丁寧に言っただけなので、
別に神でもなんでもないような。
そんなんどの映画というか、漫画にしろゲームにしろ、
何でもそうなんだから、軽く受け流せばいいんでない、
って思いますけどね。

ただ、個人的にこれまでたくさん映画を見てきて思ったのは、
日本映画はハリウッドとかに比べて、
予算が少ないことが多いため、どうしてもCGが見劣りしてしまう部分はあるだろうな、と。
また、起用する俳優が、映画専門ではなくドラマやCMにもバンバン使うから、
他作品への出演やスケジュールとかも含めて役が作り込めないのでは、と。
(体型変更やアクションシーンのところ)
ゆえに、バトル漫画の実写というのは、原作とだいぶ違う形になってしまい、
ほとんどががっかりすることが多い。

さらに、映像に関していえば、世界観設定も大きく関係していると思う。
すべてがそうではないけれど、基本的に、
ハリウッドのヒーロー物とかは世界観が現実世界に即していることが多々あり、
SFチックな理論を持って構築されているので、
例えば「なぜ強いか」の説明がしっかり観ている人に伝わる反面、
日本の少年漫画はファンタジー寄りの世界観で、
理論というより「こういう世界です(どーん!)」なところが多く、
強さのしっかりした理由が特にない。
だから、そういった夢の世界を無理やり現実っぽくするときに、
ある程度の納得感が得られない限りは、
それこそディズニーばりの映像技術をもってして、
「なんかよくわからんけど、すげぇ!」ってレベルまで持っていかないと、
というのが個人的意見。

なので、進撃の実写については映像技術やアクションについては、
最初から期待するべきものでもないので、
ここは日本映画の誇るストーリー的なところが肝になるのだけれど、、、
原作と実写は別物というところを差し引いても、
キャラの葛藤や対立、心理的動機が物足りなく、
お客さん置いてけぼり感は強い。
それは、「みんな原作知ってるからいいっしょ?」的な製作側の気持ちも、
少しはあったんじゃないかなーと思ってしまうぐらい。

エレンの、「母親が殺されたことが巨人への憎悪の動機」じゃ弱い、
ってことでミカサが殺された(実は生きてたけど)に変更されたらしいけど、
そもそもエレンとミカサの関係性についての描写が少ないまま進んでいるので、
観ていても「???」って感じだし、
やっぱりみんなシキシマ=リヴァイっていう認識があるから、
2人の人間性の違いにとまどったりもするだろうし、
(別物だとわかってはいてもね、やっぱりリヴァイと比べるよね)
そんなこんなでカオスな感じなんですなー。

だから、Yahoo!映画の評点が2.17と、
シンデレラ、アベンジャーズ、ターミネーターと比べて、はるかに低い点数www

ちなみに、僕は今ネットで話題になっているYahoo!映画の某レビューのようにそこまでクソとは思いません。
映画なんて1時間あたり1000円もしないであの大画面、大音響で観れるんだから、
とりあえず見りゃーいい(^∀^)

http://www.j-cast.com/2015/08/03241857.html?p=all