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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

『スーサイド・スクワッド』が薄すぎた件

2016年09月12日 11時23分56秒 | 映画
『スーサイド・スクワッド』。
思ったよりも薄い映画だった(笑)
スケールのでかい、キャラクター紹介ムービー的な。
いや、それなりに面白くはあったけど。

ハーレイ・クインのイカレポンチっぷりや、
エンチャントレス、カタナなど、
今回は女性キャラがかなり魅力的。

ただ初出しのキャラが一気にドバッと出すぎな気も。
原作読んでなきゃ誰もわからん。
そこがマーベルとの違いかなあ。

あくまでも映画だけの話だけど、
マーベルは2008年の『アイアンマン』からコツコツと、
キャラクターひとりひとりに焦点を当てて、
人物背景をしっかり描いた作品展開をしているけど、
今回の『スーサイド・スクワッド』は一気にキャラを出しすぎて、
正直、ひとりひとりが薄かった。
新しいジョーカーとハーレイ・クインのお披露目感が強い。

ここからは、マーベルとDCに対する個人的に思うところだけど、、、
(あ、映画だけね。原作未読でテレビドラマも見てない)
マーベル・シネマティック・ユニバースは
まずキャラを個々に作り上げてからアベンジャーズに集約してるから、
各キャラがどういう経緯で超人じみているのかがわかるけど、
DCコミックはキャラよりもお話ありきで進んでいて、
それに沿ってバンバンキャラ出しているがゆえに、
「え、これ誰?」っていう印象を強く持ってしまう。

DCエクステンデッド・ユニバースにおいては、
スーパーマンは『マン・オブ・スティール』やってるからいいけど、
バットマンはダークナイトシリーズがなかったことになってるから、
それを考えると、今年の3月に公開した
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』で、
バットマンは初出しってことにはなる。
(とはいえ、バットマンはダークナイトのおかげで、
 みんなに認知されてるから、いきなり感は皆無だけど)

そこにいきなり現れたワンダーウーマンに、ちょい出のフラッシュなど、
(フラッシュはテレビドラマやってるけど)
この先のシリーズ全部観ないと全貌がまったくわからない(笑)
マーベルのように、ミュータントと呼ばれる遺伝子の突然変異がいたり、
人体実験の結果、超人パワーを身につけたっていう説明がないから、
今回の『スーサイド・スクワッド』に出てくる
超人(メタヒューマン)の出自がまったくわからないし、
"そういうのがいるのが当たり前の世界"なのかってことも謎。
(テレビドラマの『フラッシュ』見ればわかるらしいけど)

来るべき『ジャスティス・リーグ』に備えて、
チンタラやってる時間がないから、
キャラクターをドバドバ出しているのかもわからんけど、
キャラありきでひとりひとりをしっかり描いてからまとめる
マーベル・シネマティック・ユニバースと、
お話ありきで、流れに沿ってキャラをどんどん投入していく
DCエクステンデッド・ユニバースには、
大きな違いがあるなと感じました。

とりまDCはいろいろ見ないとわからんことが多すぎる。