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感動の逆転劇『ローズメイカー 奇跡のバラ』

2021年05月30日 23時35分41秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:25/98
   ストーリー:★★★★★
  キャラクター:★★★★★
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★★★☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
ヒューマンドラマ
スパイ

バラ農家
逆転劇

【あらすじ】
フランス郊外。
あふれる才能と魔法のような指で新種のバラを開発し、
数々の賞に輝いてきたエヴ(カトリーヌ・フロ)。
だが、数年前から巨大企業のラマルゼル社に賞も顧客も奪われ、
亡き父が遺してくれたバラ園も今では倒産寸前に。

助手のヴェラ(オリヴィア・コート)が何とか立て直そうと、
職業訓練所から格安で前科者のフレッド(メラン・オルメタ)、
定職に就けないサミール(ファツァー・ブヤメッド)、
異様に内気なナデージュ(マリー・プショー)を雇う。
しかし、3人は全くの素人で、
手助けどころか一晩で200株のバラをダメにしてしまう。

そんな中、エヴに新種のアイディアが閃いた。
交配に必要なバラが
ラマルゼル社のバラ園にしかないと知ったエヴは、
フレッドにある“特技”を披露させる。

パリの新品種コンクールまであと1年、
はみだし者たちの壮大な奮闘が幕を開ける──!

【感想】
タイトルからオチは想像できてしまうのだけど、
その過程がとても感動的で面白かった。

倒産寸前からの逆転劇とオーソドックスな流れなものの、
舞台がバラ農家というのが新しい。
バラには数多くの種類があり、
品評会があり、
交配のやり方や収穫スケジュールまでわかるという、
ある意味バラの勉強にもなる(笑)

どん底からの復活ストーリーは感動や爽快感を伴い、
個人的には好きなのだけれど、
今作では前科者のフレッドが、
主人公のエヴ以上に注目すべきキャラクターだった。

倒産を避けるための秘策には
新種開発しか残された道がないのだけど、
もうなりふりかまってられないから、
フレッドのある“特技”に頼らざるを得ないと言うのが笑える(笑)

さらに、彼には悲しい過去と
驚くべき才能という相反する2つの背景があり、
彼の未来のためにその背中を押してあげる
エヴの母親のような優しさや
ラストの演出には涙が出る。・゜・(ノД`)・゜・。

感動ストーリーを味わいたい方はぜひ。

映画『ローズメイカー 奇跡のバラ』公式サイト

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映画『ローズメイカー 奇跡のバラ』公式サイト

 


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